今まで考えられなかった働き方を実現するために

先日、確定申告時期の日曜日の早朝に、ジョギングをした後オンラインで、税務以外の仕事を有償で行う、ということがありました。

独立開業することが正解、した方が絶対良い、というわけでは決してありませんが、選択肢のひとつなのかなとふと思える出来事でした。

今までなら考えられなかった働き方というところを、分解して考えてみました。

確定申告時期の日曜日の早朝に

年明け以降から春先まで、税理士業界はいわゆる繁忙期と呼ばれる時期に突入します。

単純に締切に合わせるために、業務量が増えるので、忙しくなるという図式です。

私自身も税理士事務所に勤務していた時には、通常業務をこなしながら、プラスでそれなりの数の申告書の作成・チェックを行っていました。

忙しいのは忙しいのですが、正直なところ、不眠不休でということはなく、時間の配分によっては夜遅くまでというところでした。

もちろん、本当に不眠不休でというところはあるかもしれませんが・・・。

そんな状態なので、確定申告時期には休日出勤することも多く、日曜日も普通に仕事をしていることも多いものでした。

日曜日に休めるとしても、前日までの寝不足や疲れもあり、昼頃まで寝ていたり、休憩したりして、平日に出来なかった用事を済ませるのも午後から動き出すということも。

独立開業してからは、業務内容・量はある程度自分でコントロールすることが出来ます。もちろん収入との兼ね合いはありますが、ただがむしゃらに働くだけが求めるものではなかったりします。

日頃からそうした仕事量のコントロールを意識していると、確定申告時期に入る前の憂鬱さというのはかなり軽減されていきました。

年数が経ってくれば、いかに平常運転でこの時期を過ごせるかということに注力することも出来ます。

そのためには、仕事をセーブするという覚悟も必要ですが、自分なりの配分を模索するのもまた楽しいと思えるかもしれません。

仕事に掛ける時間を減らすことは出来なくても、時間をズラすということは出来ます。9時~21時の12時間ではなく、6時~18時の12時間とするだけでも、仕事に取り組む気持ちは変わるものです。

こうした働く時間をふいに変えることが出来るのは、独立開業しているからこそとも言えます。

ジョギングをした後オンラインで

ジョギングなど運動は勤務していても出来ますし、むしろ本格的にされている方もいるでしょう。

私の場合は、そこまで本格的ではありませんが、細く長く続けることを目指して、定期的にジョギングをするようになりました。

マラソン大会などが控えている時期などは別にして、普段は毎週日曜日の早朝にジョギングするようにしています。

ウォーキングなども含めて、3~4時間ぐらいの時間を使っていますが、朝6時から始めれば、終わってもまだ9~10時ぐらいです。

早朝から動き出す習慣を独立開業してから意識するようになったからこそ継続できているのかなと思っています。

そのためには、夜早く寝ないといけないので、夜遅くまで仕事しないようにする・・・と繋がっていくものでしょう。

ジョギングをする時は、スポーツウェアを着ているので、その格好で人に会うということは想定していません。

プライベートの用事で友人などと会うならまだしも、そんな格好で仕事で人に会うということは普通は出来ないでしょう。

勤務していれば、会社や事務所の方針や決まりがあるので、許されなかったり。

独立開業していれば、服装も完全に自由か、というのは相手の方によりますが、少なくとも二者間の話であり、第三者は出てこないので、話しはしやすいでしょう。

オンラインでの面談であれば、なおさら服装のハードルは下がります。

これも相手の方がどう思うかというのは重要ですが、お互いに了承しているのであれば、問題ありません。

朝6時に自宅からジョギングで出掛けて、9時から事務所でオンライン面談をして、10時には自宅に戻るということも出来ます。

税務以外の仕事を有償で行う

仕事で得られる報酬としては、1回で完結する仕事に対してその都度報酬が発生する場合、一定期間継続して提供する仕事に対して定額で報酬が発生する場合、などがあります。

税理士業では、顧問契約に代表されるような後者の定額で報酬が発生するということが多いイメージです。

そうすると、毎月決まった月次処理などとは別にスポット的な依頼・相談があっても、その報酬の範囲で対応することもあります。

もちろん内容によっては、別途報酬をいただく場合もありますが、ちょっとしたことであれば対応しなければなりません。

そうしたちょっとした業務というのは、その都度料金設定するのが難しかったり、相手にお伝えしにくいこともあり、勤務先によっては担当者の裁量に任されることもあります。

その場合には、往々にして業務だけこなして、報酬云々の話はあやふやなまま終わることもあるでしょう。

特に、税務に直接関係しない仕事であれば、尚更かなと思います。

そうしたことの良い悪いは別にして、目に見える対価がない仕事が一つ増えたという事実だけが残っていきます。

独立開業したら、何でもかんでも報酬を請求できる!というものではありませんが、自分でメニューとして掲げて料金を設定しておくことは出来ます。

それで全て解決とはなりませんが、一つの根拠としてお伝えする手段とはなり得ます。

全てが自分の思い通りにとはなかなかいかないものですが、無料では受けれない、ということは強くではなくても、やんわり伝えることは出来ます。

きちんと考えて、自分で決めたことであれば、意外にそれに沿った形で話が進んでいくことが多いです。

あやふやだからこそ、つけいる隙があるのかもしれません。

おわりに

勤務している頃であれば、日曜日に仕事するというのは、まとまった時間を取られるし、おそらく憂鬱だったのかな、と思いながら、平常運転で過ごせたことが新鮮でした。

新しい気付きと思える一幕でした。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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