自分にストンと入ってくる話

仕事でもプライベートでも、色んな話を聞いたり、読んだりする機会が数多くあります。

それを活かせるかどうかは自分次第のところではありますが、最初の段階でなかなか頭に入って来ないこともあります。

反対に、最初から腑に落ちたように、自分にストンと入ってくる話というのもあります。

興味が持てるかどうか

当たり前かもしれませんが、自分が興味を持てない話はなかなか頭に入ってきません。

まさに耳を通り抜けていくような感覚でしょうか。

それでも、必要な勉強のように、理解しなければいけないことであれば、頭に入って来ないで済ますことは出来ません。

何とか理解しようとする努力が必要でしょう。

自分が思うがままの興味というと、その対象はかなり限定されてしまいます。

最初から好きなことや楽しいと思うことはそう多くないので、なかなか新しいことに踏み出せないかもしれません。

私の場合は、未知のことに積極的に取り組んでいくという気概はあまり持ち合わせていないので、億劫になることが多いです。

ただ、興味を持つことも大事ではありますが、まずは興味がないことでも内容の理解を放棄しないということを心掛けています。

心掛けているとは言っても、実際には全然出来ていない場合もあって、なかなか難しいところではありますが。

全く歯が立たずに、理解出来なかったこともありますが、大抵の場合、少し時間を取ってじっくり取り組んでみると内容自体の概要ぐらいは掴めるものです。

例えば、今まで触れたことがない分野の本を読む場合。

強い興味があるわけではないが、読んでおいた方がいいことは分かっている。

概要を掴むだけなら、時間もそんなにないし、サッと読むぐらいにしてみよう。

こんな感じで取り組むと、私の場合は、ほとんど内容が頭に入らず、時間だけが過ぎてしまいます。

そんな時には、これまでの経験を踏まえて、我慢強く取り組むようにしています。

意味が分からなかったことが理解できるようになった瞬間の目の前が開けていく感覚や達成感、そこから面白さを感じて興味を持つようになった体験。

毎回そんな体験をしているわけではありませんが、その時の気持ちを思い出して、とりあえず続けてみると、ある時自分にストンと入ってくる瞬間があったりします。

自分の話か他人の話か

話をする時には、自分が体験した話か他人が体験した話か、という切り口があります。

自分が体験した話であれば、多少の脚色はあるとしても、より事実に近い内容で、その時の感情をストレートに伝えやすいものでしょう。

聞いている方も、実感が伴った話であれば、よりオリジナリティを感じて、聞き易いのかもしれません。

しかしながら、事実とかけ離れ過ぎていたり、感情がこもり過ぎると、理解に苦しむところがあり、頭に入ってこなくなることもあるでしょう。

いわゆる昔の武勇伝のような話があまり好まれないというのは、こういうところにあるのかもしれません。

自分の体験ではなく、他人の体験を見聞きしたことを話す場合には、内容が上手く伝わらないこともあるでしょう。

他人から聞いた事実なので、正確性を欠く場合もあるでしょうし、その人の感情自体を再現するというのは難しいところです。

極端に言えば、他人の体験をただスピーカーのようにそのまま伝えているだけなので、聞いている方も面白味を感じにくかったりするかもしれません。

私自身も、ただ人の自慢をしているだけということは往々にしてあるので、気を付けたいところです。

そうした話を聞いたり、本などで読んだりしていると、そのこと自体に面白味があれば淡々と読み進めることは出来ますが、自分にストンと入ってこなかったりします。

自分で考えた言葉かどうか

こうして考えてみると、自分にストンと入ってくる、というものには、一定の傾向があるようです。

興味を持ったこと、感情がこもっていること、というところでしょうか。

それは、自分で考えた言葉かどうか、ということが関係しているのかなと思っています。

自分で考えた言葉といっても、誰も使ったことがない言葉を生み出す、ということではありません。

既成の言葉であっても、起こった事実や自分の感情を、一度振り返って、自分で考えた上での言葉というところでしょうか。

セミナーなどで心を動かされるということはほとんどないのですが、そういった経験は何度かあります。

その内の一つは、以前の記事でも取り上げています。

「佰食屋」中村朱美さんの講演で感じたこと

一つ一つの話の内容や言葉自体は、言ってしまえば、ありふれたものです。

経営分析の手法やコロナ禍における業績悪化での店舗閉鎖の決定などについては、飲食店であれば多くの会社が経験していることでしょう。

そこに、どういう思いでどこの数値を把握しているのか、どこをポイントとして苦渋の決断を下したのか、というところに、考えられた自分の言葉が込められているのだと感じました。

私自身も、人に何かを伝える機会というのは多くあります。

このブログもそうです。

完全なオリジナルを目指す必要はないと思っていますが、何かしら表現するときには、興味を持ってもらえるような自分で考えた言葉を、一言でも表現出来るように心掛けていきたいところです。

おわりに

税務の世界では、税法が基本となり、そこにこう書かれていると紹介することが一番確実な方法ではあります。

それでも、何かしらそこに自分なりの表現を加えることが出来るように心掛けていきたいところです。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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