学習の効率を上げるために必要だと感じること
私自身は、これまで学習する側の立場というのが圧倒的に多いものでした。
学校で勉強を教えてもらったり、資格取得のための授業を受けたり、その時々の状況によって環境は変わりますが。
最近では、税理士としての業務の一環で、記帳指導など教える側の立場になることも増えてきました。
両方の立場を経験する中で、こういうやり方だと上手く行くことが多いのかなと感じることがあります。
受身と自主性のバランス
学習する時には、新しい知識などを得ていくためのインプットと、それを自分の知識として使いこなすためのアウトプットが必要だと言われています。
インプットの際には、とにかく色んな知識を自分の中に貯め込んでいく過程でもあるので、余計なことは考えない方がいいのかもしれません。
受身の姿勢というところでしょうか。
教室の前に先生が立って、多くの生徒の前で授業をする、というのは典型的な例でしょう。
もちろん、一方的通行だけでなく、双方向にやり取りがあることもありますが、大きな括りでいえば、生徒側は受身となっていることが多いかなと。
それが悪いとか良くないということではなく、私自身は、学習においては、必要な工程だと思っています。
ただ、それだけで学習が上手くいけばいいのですが、なかなか難しいところです。
話を聞いたり、書籍を読むことで、分かった気になっているけれども、実際に自分でやってみると全然出来ない。
簡単なことであれば、すぐ出来ることもあるでしょうが、自分で使いこなすためには、自分自身でアウトプットしていく工程が必要です。
自主性を持って取り組むというところでしょうか。
授業で習ったことを踏まえて、宿題を家で自分でやってみると全然分からない。
こういった経験はよくあるものでしょう。
自分の知識として消化して、理解していくためには、自主的に動く時間というのも必要となります。
当たり前の話かもしれませんが、この受身と自主性のバランスが大事になってきます。
自分自身を振り返ってみれば、どちらかに偏ってしまうと、思うような結果が出ないことも。
本を読むだけ、授業を受けるだけで、自主的に動く時間が作れない。
私の場合は、これで上手く行かなかったことが多いかなと。
自主的に動く時間を確保する
自主的に動く時間がない、ということはよくあることでしょう。
そのために、時間管理をしっかりして、時間を作り出すようにしましょう!というのも一つの方法です。
それが出来れば、今後のことも含めて、色んな可能性が広がるかもしれません。
ただ、そこを改善して、実行し続けるのは多大な労力と時間がかかるものです。
出来れば、長期的に取り組みたいものです。
私自身も今でこそ時間管理について、意識を向けるようになり、長期的に取り組んでいますが、少し前には全然そんな意識はなく。
むしろ、時間に管理されたくない!というよく分からない思考のもと、時間を管理することから目を背けていました。
そのこと自体を否定するつもりはなく、それもまた今に繋がる生き方だったのかなと思っています。
じゃあ、時間管理を意識していなかったその頃は、学習が上手くいかなかったことばかりなのかというと、そんなこともなく。
自分なりに工夫して、自主的に動く時間を作り出していました。
例えば、税理士試験の勉強。
私自身は、専門学校に通学するという方法を選んでいました。
仕事をしながらということもあり、時間は豊富にあるわけではありません。
通学して授業を受けるという受身の時間を作るだけもギリギリです。
そこから、宿題や課題をするための自主的に動く時間を別途確保するとなると、無理が出て来ます。
ある程度は無理をしますが、それも限界があり、自主的に動く時間が確保出来ないことも。
そこで実行していたのは、受身である授業の時間に自主的に動く時間をくっつけること。
授業中に出来ればこの問題まで解いて下さいと言われれば、その通りに必死に進める。
授業後に、宿題の範囲の問題を解いてから帰る。
特別なことをしているわけではなく、ただ講師の先生の言うことをそのまま実行しているだけではあります。
1回1回に確保されている時間は大したことはないですが、それが積み上がって結果に繋がっているのであれば、それなりに成果はあったのかなと思っています。
自主的に動く時間を確保するための環境作り
税理士試験の勉強などは、本当に勉強という感じのものですが、それ以外のセミナーなどでも同じように自主的に動く時間を増やすことが出来るでしょう。
家でパソコンを使って行う作業があるのであれば、そのセミナー先でも実際に手を動かしてみる。
もちろん、セミナーによってはデモ用のパソコンが用意されていることもあるでしょう。
可能であれば、自分で実行する時と同じ環境で受身となる学習が出来れば、自主的に動く時間を確保し易くなるものです。
禁止されていなければ、自分のノートパソコンを持っていく。
難しければ、クラウドなどで同じデータを利用出来るようにしておく。
ちょっとしたことですが、これだけでも変わってきます。
記帳指導の場合、個人の確定申告書を作成することを一つの目標として、会計処理を進めていくことになります。
昔は手書きで行うことが多かったですが、今では会計ソフトなどで便利に会計処理を進めることが出来るようになりました。
ただ、必要最低限の基本は押さえておく必要があり、そこに掛ける時間は省略出来ません。
慣れない会計処理だからこそ、面談時に受身だけで、後日、自分で自主的に動く時間を確保する、としても分からないことが出てくれば途端に進まなくなってしまいます。
面談時に、受身と自主性のバランスが取れれば、効率はグッと上がります。
オンラインでご自身が作業される環境で面談されている場合には、進捗が速くなる傾向があります。
オンラインではなくても、ご自身のパソコンを持参されたり、クラウドのソフトでログインしていただき、ご自身が作業される環境に近い場合も同様です。
方法は色々ありますが、自分に合った環境を見つけることが必要なのかなと思います。
おわりに
才能勝負というものもあるかもしれませんが、多くの場合どれだけ時間を掛けたかというのが結果に繋がることが多いのかなと思っています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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