週一ランナーを目指して

先日2023年2月26日に実施された大阪マラソンに参加してきました。

大阪マラソンへの参加の意気込みなどは人それぞれですが、私にとっては、今回の大阪マラソンへの参加は特に思い入れが強いものでした。

記録を目指すかの葛藤

昔はそれなりに運動神経が良くて、マラソンも何となく人より早い。

中学生までは野球をしていたのですが、走るのは得意な方でした。

特別なトレーニングなどをすることなく、陸上部の人に勝ってしまうことも。

自慢がしたいとかそういうことではなく、昔は良かったというような虚しい過去の栄光です。

そうした記憶を引きずったまま、大人になって、いざフルマラソンに挑戦してみる?となったときには、根拠のない自信が何故かありました。

そうして挑んだ初めての大阪マラソンでは、惨敗の結果でした。

今から十数年前のことです。

惨敗の意味合いは、自分の捉え方ですが、私の場合は、思い描いた姿とあまりに違っていての惨敗というところです。

練習不足で、決して速いタイムではないが、足の痛みに耐えながら、何とかゴール。

タイムもその練習量だったら、結構速い方では?と言われたり。

そうした姿を思い描いていましたが、実際は全然違っていました。

何の根拠もない我流の練習を思い付きでやって、自分に都合の良い情報だけを知識として集めて、目標タイムを設定。

最初からオーバーペースで、半分も行かないうちに、膝の痛みで走れなくなり、歩き始める。

そのまま、各地点の関門をギリギリのタイミングで通過しながら、早歩きで何とかゴール。

とてもフルマラソンを走ったと言える代物ではありませんでした。

そこから、10年程間が空きます。

グループエントリーなら抽選に当たり易いということで、前の職場の人に声を掛けていただいて、参加したのが2019年12月の大阪マラソンでした。

出場すること自体は楽しみにしていたのですが、別のところで少し葛藤がありました。

前回の大阪マラソンでの惨敗を踏まえて、取り組み方を考えなければいけないのでは?

記録を狙うのではなく、最後まで走り切る完走を目指すべきか。

結果は、記録を狙っての再度の惨敗でした。

職場の人達や知り合いの方が出場することを意識し過ぎて、遅いタイムは恥ずかしい。

見栄もあったのだと思います。

その頃には、税理士として独立開業していたので、時間の自由は利くはずでしたが、これといった練習をすることなく、直前に少し追い込んだ走り込みをする程度。

さすがに2回の惨敗で自力ではフルマラソンの完走は難しいと気付いて、レッスンに参加するようになりました。

そこで、教えてもらった、楽しく走り続ける、という考え方は衝撃であり、自分にとっての方向性なんだと気付くことが出来ました。

準備は最小限に

レッスンに参加するようになったのが、2019年12月の大阪マラソンのすぐ後。

その頃はただ悔しくて、全然記録を目指す気持ちで一杯でした。

自分よりも年齢が上の人ばかりで、何となく自分の方が動けるという自負があり。

今考えれば、そんなことを思っている時点で、スタートラインにも立てていなかったのだと思えます。

税理士として独立開業して、時間の自由が利くようになって、仕事以外の時間が格段に増えました。

それまでは、朝から晩まで、時には休日返上で、仕事の時間が圧倒的に多い状況。

そうした状況を打破するための、独立という意味合いもありました。

いざ、仕事以外の時間が出来たら何をするか。

まず思い付くのは、自分のやりたいことの時間に使うというところでしょうか。

そこで、ふと思い返します。

それだけで良いのだろうか。

それまで犠牲にしてきたのは、自分の時間だけではない。

家族との時間だったり、家の用事をする時間も犠牲にしてきました。

そのしわ寄せは、家族が負ってきたものです。

その時間をなかったことには出来ませんが、今からの時間の使い方を変えることは可能です。

格好付けている?美談にして良い様に言っているだけでは?と思われるかもしれません。

それでも、思い付いたら、やらないよりはやった方がいいものです。

そんなこんなで、マラソンのための時間よりも、まずは家や家族との時間を優先して、マラソンの準備に掛ける時間は最小限にすることを一つの条件としました。

週一ランナーを目指して

独立開業してから、朝型の生活を送り、早朝から夕方までの時間を仕事に当てています。

夜は基本的に家や自分のこと。

土曜日・平日の祝日は昼まで仕事で、昼以降は家や自分のこと。

日曜日はオフ。

仕事も目一杯することを考えると、平日や土曜日にマラソンのための時間はなかなか取りにくい。

そこでマラソンのために使える時間は、日曜日の早朝の時間帯ぐらいかなと。

ただ、マラソンのレッスンは月2回土曜日の午前中にあるので、そこはプラスアルファで。

試走や30km走など必要最低限のことはした上ではありますが。

そうすると、週一回の練習で、フルマラソンの完走を目指すことになります。

大会の前だから、練習の時間を極端に増やすということはしたくありません。

それが出来るかどうか。

敢えて、そうしたノウハウ本や記事は見ないようにしていました。

ただ、レッスンのコーチの教えを守るだけ。

そうして、コツコツと週1回の練習を重ねていきました。

2019年12月の大阪マラソンの翌年は、コロナ禍で大会自体が中止。

その翌年は大会自体は実施されましたが、直前の感染状況を鑑みて、一般ランナーの参加は中止。

今回の2023年2月の大会は実に3年ぶりに一般ランナーの参加が出来たのでした。

その間も、コツコツと週1回の練習と月2回のレッスンを続けていました。

それこそ、雨の日も風の日も・・・、で休むことなく。

旅行先でも、元日でも家族が寝ている時間帯なので、そんなに迷惑は掛けていなかったかなと。

そうして迎えた当日は、トイレ休憩の待ち時間など思わぬ時間ロスはありましたが、最後まで走り切って完走することが出来ました。

タイムが速いわけでもないですし、完走したから偉いというわけでもなく、目指していた目標を達成出来たことが本当に嬉しくて、走って良かったなと思えます。

走っている最中に聞こえてきた言葉。

「週一ランナーには完走は厳しいなぁ・・・」

自分がやってきたことは、まさに「週一ランナー」であり、日常の中でフルマラソンを走り切る理想の姿かなとその時思ったのでした。

これからも「週一ランナー」として、日常の中でマラソンライフを無理なく満喫し続けていくことを目指します。

おわりに

当たり前ですが、フルマラソンはしんどいです。私にとっては、決して楽ではありません。だからこそ、続ける価値があるのかなと思っています。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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