今決めたことが一生続くわけではないと考えてみる
何かしら決断する時には、迷いが生じるものです。
もっといい条件のものがあるのではないか。
後で後悔することはないだろうか。
唯一の正解がないからこそ、答え合わせが出来ない。
納得いくまでやり切ることも大事ですが、今決めたことが一生続くわけではない、と割り切って考えてみると気持ちがラクになるものです。
選択肢が増えるほど迷う
自分自身が直面していることで言えば、事務所の移転があります。
いくつか事情が重なって、事務所を移転すること自体は決定事項となりました。
後は、どこに移転するかを決める必要がある。
自宅とは別に事務所を確保することは決めています。
場所はどうするか、賃貸か所有か、テナントかマンションか戸建てか・・・。
条件を付けなければ、その選択肢は無数にあります。
そこから、条件を付けていきながら、選択肢を絞っていく。
市町村を決める、最寄り駅などエリアを決める、駅からの距離で決める、などなど。
あとは、広さや家賃などの条件と設備面のバランスを見ながら自分の判断基準を決めていく。
ここまでくると、内見など実際に物件を見に行って、図面や間取りだけでは分からないようなその場の空気感や雰囲気を体感することも必要になってきます。
しかしながら、この段階でも選択肢は複数あって、条件によっては追加で内見出来る物件がまだあるので、判断に迷ってしまいます。
選択肢が多くあることは、比較してより良いと思えるものを選べるので、単純に良いことではあります。
ただ、選べるのは一つだけ。
1~10位まで単純な順位付けが出来ればいいのですが、そういうわけにもいかず。
立地ランキング
1位 A物件
2位 B物件
・・・
家賃ランキング
1位 C物件
2位 D物件
・・・
というように、それぞれに気に入っているところはあるものの、単純に比較出来ずに、すぐには選べない。
そんなことは物件探しの時には、ほとんどの人が経験するものなのかもしれません。
それでも、選ばないといけない。
開業する時には、予算の制限が一番にあったので、その分選択肢が少なくて、ラクだったのかもしれません。
期間を決めて決断する
開業する時に、今の事務所にしようと決めた時には、ここでずっと仕事をしていくかもしれないという覚悟がありました。
この場所であれば、家賃を払い続けながら、事業を継続出来るだろう。
もしかしたら、規模が拡大して、もっと家賃が高いところに移れるようになったとしても、この場所で完結出来るように。
そういう思いで選んだ事務所でもありました。
見るからに綺麗なマンションというわけでもなく、部屋自体も広いわけでもなく、最新の設備があるわけでもありません。
それでも、何だか気に入っていて、嫌なことがあっても、居心地は良かったかなと。
開業して4年が経ちましたが、その間に別の開業税理士の方の事務所や他の業種の方の事務所に伺う機会が何度もありました。
その中には、立派な事務所を構えている方もチラホラ。
立地や広さや綺麗さ、重視するポイントは人それぞれでしょうが、とにかくキラキラしている。
正直に言えば、羨ましいなと思うこともありました。
自分が目指している方向性ではなくても、成功に向かって進んでいる姿は、単純に格好いい。
それでも、自分の事務所に戻ってきて、自分はこんなところで・・・とは不思議と思いませんでした。
これだけ思い入れがある場所であっても、一生続いていくわけではない。
そのことを今回の移転の検討にあたって痛感しました。
だからこそ、次の移転先も期間を決めて考えるのもアリかなと思えるようになりました。
もちろん、業種・業態によっては、多額の初期費用が掛かっているので、簡単に移転することが出来ないということはあるでしょう。
その点では、私の場合はそんなに初期費用が掛からないので、ラッキーだったのかもしれません。
今出来る範囲で、やれるだけやってみて、その中で決めるけれども、また3年後に事務所について考えてみる。
そう思うと、決断出来ることもあるのかなと。
次の準備期間として、時間とお金を生み出せるように
私自身の事務所移転にあたっては、当初やってみたいことがありました。
今の税理士業にプラスした新しい試みです。
しかしながら、それに見合う物件というのがなかなか見付からず。
それらしい物件があっても、条件面などが折り合わなかったり、何か一つ足りないと思うことがあったり。
そこは妥協してということも考えましたが、なかなか踏み切れず。
そんな時に、今決めたことが一生続くわけではない、ということを考えるようになりました。
時間を掛ければ、より良い物件が見付かるわけではないけれど、可能性は広がるかもしれない。
元々、まとめて一気にやってしまうよりは、コツコツと時間を掛けて取り組む方が自分には合っていると自覚しています。
それならば、次の移転先は、その次の移転先を探すための準備期間とするのもアリかなと。
それは決して、次の移転先を適当に決めるというわけではなく。
真剣に探した結果だからこそ、更に検討することの方向性が見えてくるものです。
次の準備期間のために、時間とお金を生み出せるような物件で考えてみるというのはどうか。
新たな条件が追加されれば、選択肢もグッと絞られてきます。
通勤時間やコスト面を重視して考えれば、迷いが生じていた懸念が段々となくなっていく。
我慢するわけではなく、その先のために必要なことだと考えられるからこそ、思い切った決断が出来るのだと思っています。
おわりに
夏の終わりと共に、新たなステップに進み出せそうです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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