コンテンツに移動 ナビゲーションに移動

Face To Faceな対応を!大阪市福島区を拠点にした税理士事務所です。

エフティエフ税理士事務所

  • 単発サポートSingle Support
    • 単発税務サポート
    • 個別コンサルティング
    • 確定申告サポート
    • 融資サポート
  • 継続サポートContinuing Support
    • 顧問業務
    • 税務顧問応援パッケージ(福島区)
    • 税務顧問応援パッケージ(ラーメン屋さん)
    • 事務処理のひと手間を減らすサポート
  • プロフィールProfile
  • ホームHome
  • アクセスAccess
  • ブログblog
  • お問い合わせcontact
ブログ
  1. HOME
  2. ブログ
  3. 税務会計tips
  4. 事業と事業以外の間のお金の貸し借り
2024年10月16日 / 最終更新日 : 2024年10月16日 税理士 藤園 真樹(ふじぞの まさき) 税務会計tips

事業と事業以外の間のお金の貸し借り

事業をしていて、お金の貸し借りといえば、銀行等の金融機関からの融資がイメージしやすいでしょう。

第三者から事業に必要なお金を調達する。

それ以外であれば、近しい関係のところからのお金の貸し借り。

例えば、会社と社長個人。

お金の貸し借りをしている意識はなくても、税務会計上は発生していることがあるものです。

第三者からお金を借りる場合

事業を始めるにあたって、初期投資などに必要な開業資金を調達するために、銀行などの金融機関から融資を受ける。

例えば、事業の運転資金として、A銀行から1,000万円を借入した場合。

会計仕訳としては、

 預金 10,000,000 / 借入金 10,000,000
 摘要:A銀行より借入

のように処理をしていきます。

A銀行から1,000万円を借りたのだから、借入金があるという認識と一致しています。

あとは、あらかじめ決められた返済方法で返済していくのみ。

元金返済100,000円+利息2,000円を支払うのであれば、

 借入金 100,000 / 預金 102,000

 支払利息 2,000

 摘要:A銀行へ借入返済

のような処理をしていく。

これまた、借入金を返済しているという認識と一致しています。

第三者にお金を貸す場合

第三者にお金を貸した場合も同様です。

事業としてお金を貸すためには貸金業法などの関係もありますが、ここではそういった前提は省略して、簡便的に記載していきます。

例えば、B社に500万円を貸付けた場合。

会計仕訳としては、

 貸付金 5,000,000 / 預金 5,000,000
 摘要:B社へ貸付

のように処理をしていきます。

B社へ500万円を貸したのだから、貸付金があるという認識と一致しています。

あとは、あらかじめ決められた返済方法で回収していくのみ。

元金返済50,000円+利息1,000円を回収したのであれば、

 預金 51,000 / 貸付金 50,000

           受取利息 1,000

 摘要:B社から貸付返済

のような処理をしていく。

これまた、貸付金を回収しているという認識と一致しています。

特別なことは何もありません。

法人が代表者個人からお金を借りる場合

これが法人と代表者個人になると、視点が少し変わることになります。

単純に、法人が代表者個人からお金を借りているのであれば、第三者の場合と同様に、借入金の処理をしていくことになる。

直接お金のやり取りがあるのであれは、そこは同じになるでしょう。

それ以外の場合としては、間接的にお金のやり取りがあったとする場合。

法人の経費を、代表者個人が立替えている場合などが該当します。

例えば、取引先との接待の飲食代を社長個人が立替えている場合。

本来であれば、法人側で社長個人が立替している処理をして、

 接待交際費 30,000 / 未払金(社長個人) 30,000

 摘要:C店 取引先D社 3名

後日社長個人に法人からお金を渡して精算するのが基本です。

 未払金(社長個人) / 預金 30,000

 摘要:社長個人へ精算

しかしながら、そこまできっちり精算などをしていない場合には、経費だけ計上されたままになっていることもあります。

その場合には、法人が社長個人にお金を借りているという処理をすることも。

  接待交際費 30,000 / 借入金(社長個人) 30,000

社長個人としては、法人にお金を貸した意識はないかもしれませんが、法人としては社長個人からの借入金として計上されている場合があります。

法人が代表者個人にお金を貸す場合

前項と同様に、単純に、法人から代表者個人にお金を貸しているのであれば、第三者の場合と同様に、貸付金の処理をしていくことになる。

直接お金のやり取りがあるのであれは、そこは同じになります。

それ以外の場合としては、間接的にお金のやり取りがあったとする場合が挙げられます。

法人のお金で社長個人のプライベートな支払いをするなども一例です。

例えば、社長個人のプライベートな旅行費用を法人のお金から支払った場合。

法人の経費ではないのですが、法人のお金が動いているので、会計処理は必要になります。

本来であれば、法人側では社長個人の支払いを立替している処理をして、

 立替金(社長個人) 100,000 / 預金 100,000

 摘要:社長個人 旅行費用 立替

後日社長個人から法人にお金を入金してもらって精算するのが基本です。

 預金 100,000 / 立替金(社長個人) 100,000

 摘要:社長個人から精算

しかしながら、そこまできっちり精算などをしていない場合には、立替分だけが計上されたままになっていることもあります。

その場合には、法人が社長個人にお金を貸しているという処理をすることも。

  貸付金(社長個人) 100,000 / 預金 100,000

社長個人としては、法人からお金を借りた意識はないかもしれませんが、法人としては社長個人への貸付金として計上されている場合があります。

個人事業とプライベートのお金の貸し借り

個人事業の場合にも、法人と代表者個人のような関係性のお金の貸し借りというのがあります。

事業主貸と事業主借の使い分け

 

個人事業のお金とプライベートのお金を分けて考えるというようなイメージです。

個人事業で利益があがれば、個人事業のお金が増えていき、そのお金を生活費などの事業以外のところで使えば、個人事業からプライベートへお金を貸しているという状態になります。

逆もまた然りです。

ただ、法人と代表者個人の場合と違うのは、精算が必要かどうかというところ。

法人と代表者個人とでは、別の人格のようなものなので、区別して考える必要があり、取引が必要となります。

それが、個人事業とプライベートでは、同じ人格のものなので、厳密に区別しなくても問題ありません。

部門別管理をしているようなイメージでしょうか。

個人の中に、事業部門とプライベート部門があって、概念的には分けるものの、管理単位としては、個人のみなので一つのものとして取り扱う。

そのため、そこまで意識する必要はないのかもしれません。

おわりに

自分の認識と税務会計上の認識がズレていることはよく見掛けるところです。

定期的にそのズレを認識するところから始めるのが大事なのかなと思っています。


【広告スペース】>>>>>>>>>>>>>>


>>>>>>>>>>>>>> 【広告スペース】

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

大阪市福島区を拠点に活動中。
オンラインも活用しているので、対応エリアは問いません。

平日毎日でブログを更新中。

プロフィールはこちら

主なサービスメニュー

【単発サポート】
 単発税務サポート
 個別コンサルティング
 確定申告サポート
 融資サポート

【継続サポート】
 顧問業務
 税務顧問応援パッケージ(福島区)
 税務顧問応援パッケージ(ラーメン屋さん)
 事務処理のひと手間を減らすサポート

  • Facebook
  • X
  • Bluesky
カテゴリー
税務会計tips
税務会計tips

前の記事

自動連携していても最低限確認しておくこと
2024年10月15日
事務処理のひと手間を減らす!

次の記事

リモートで共通の画面をお互いに操作するための工夫
2024年10月17日

この記事を書いている人

J1N00340

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

大阪市福島区を拠点に活動中。
オンラインも活用しているので、対応エリアは問いません。

平日毎日でブログを更新中。

プロフィールはこちら

主なサービスメニュー
【単発サポート】
 単発税務サポート
 個別コンサルティング
 確定申告サポート
 融資サポート
【継続サポート】
 顧問業務
 税務顧問応援パッケージ(福島区)
 税務顧問応援パッケージ(ラーメン屋さん)
 事務処理のひと手間を減らすサポート

友だち追加

サービス内容に関するお問合せは、事務所公式LINEでも対応しております。

※サービス内容以外の個別の相談・営業・勧誘・提携などのお問合せには対応しておりませんので、あしからずご了承ください。




最近の投稿

  • 法人が役員にお金を貸している役員貸付金がある場合の利息計上のキホン 2025年6月25日
  • 「阪急電鉄 京都線 座席指定サービス PRiVACE プライベース」を利用する際に確認したこと 2025年6月24日
  • グルテンフリー 米粉のお店の備忘録その2 2025年6月23日
  • 大阪 梅田の「ラーメンステーション梅田」に行ってきました 2025年6月20日
  • 住民税を特別徴収した後の納付方法の比較 2025年6月19日

カテゴリー

  • EPSON (2)
  • JDL (1)
  • ソフト (3)
  • ラーメン屋さんの経営 (2)
  • 事務処理のひと手間を減らす! (48)
  • 依頼事例 (3)
  • 助成金・補助金 (2)
  • 子育て (14)
  • 情報 (80)
  • 日常 (38)
  • 税務会計 (156)
  • 税務会計(共通) (147)
  • 税務会計(医業) (9)
  • 税務会計tips (91)
  • 税理士試験 (20)
  • 考え方 (254)
  • 趣味・嗜好 (91)
  • 開業 (265)
  • 食 (288)
  • サイトマップ
  • プライバシーポリシー

Copyright © エフティエフ税理士事務所 All Rights Reserved.

MENU
  • 単発サポート
    • 単発税務サポート
    • 個別コンサルティング
    • 確定申告サポート
    • 融資サポート
  • 継続サポート
    • 顧問業務
    • 税務顧問応援パッケージ(福島区)
    • 税務顧問応援パッケージ(ラーメン屋さん)
    • 事務処理のひと手間を減らすサポート
  • プロフィール
  • ホーム
  • アクセス
  • ブログ
  • お問い合わせ
  • 単発税務サポート
  • 個別コンサルティング
  • 顧問業務
  • 税務顧問応援パッケージ(ラーメン屋さん)
PAGE TOP