一度持ったコンプレックスを他のことで解消するのは難しい?
コンプレックスという言葉には、別の意味もありますが、日頃から劣等感のような意味合いで使うことが多いです。
学歴コンプレックス、職歴コンプレックスなどなど。
そうして一度持ってしまったコンプレックスというのは、なかなか解消されないもの。
私自身も、そうしたコンプレックスを抱えながら日々を過ごしています。
何とか解消で出来ないものかと試行錯誤をしてきましたが、そんなに簡単なことではないようです。
学歴コンプレックスのようなもの
学歴コンプレックスと言えば、知名度などを含めて学校名で比較して、コンプレックスを持ってしまうというところでしょうか。
そうなると、知名度などがある学校に入れた人はコンプレックスを持つことはないことになりますが、そういうわけでもなく。
上を見ればキリがないもので、どの段階でも比較してしまうと、コンプレックスを持ってしまうものです。
例えば、大学受験で、第1志望のA大学に入りたかったけれど、上手くいかず、第2志望のB大学に入ることになった場合。
A大学は知名度もあり、いわゆる偏差値が高いところですが、B大学もそんなに大差はない。
他の人から見れば、B大学でも申し分ないのではと思われてしまうかもしれません。
しかしながら、本人としては第1志望には行けず、第2志望に行くことになったということで、自分自身の中に劣等感みたいなものが存在してしまう。
それは、B大学が悪いとかそういうことではもちろんなく。
ただ、A大学に行けなかったという事実に着目してしまう。
そこから、B大学で頑張って、将来の夢を叶えて成功するということも出来るかもしれません。
成功の定義は難しいところですが、自分の第1志望を叶えられたというところでしょうか。
将来的にそういった人生を送れたとしたら、学歴コンプレックスは解消されるのか?
もちろん人にもよりますが、私自身は解消するのは難しいのではと思っています。
職業コンプレックスのようなもの
学歴コンプレックスと同じように、働く会社の知名度などによって、コンプレックスを抱いてしまうこともあります。
良い会社に入って、希望の仕事をしながら、充実した生活を送る。
これまたどれも定義するのが難しいところですが、イメージとしては伝わりやすいかなと。
A会社を第1志望としていたが、第2志望のB会社で働くことになった。
そうなると、学歴コンプレックスと同じ思考に陥ってしまうかもしれません。
少し違うのは、学校などよりも、選択肢の幅が広くて、比較がしにくいというところ。
比較するための基準が一つではないので、いろんな角度で見え方が変わってくる。
また、昔であれば、一度会社に入れば、定年まで勤め上げるというのが一般的でしたが、今は職歴を積み上げることが出来ます。
この会社に入ったのは、その後の仕事のための布石だったということもあるので、一概に第1志望の会社に入れなかったのがダメだとは言い切れないところがあります。
もちろん、そういった意図なく、あちこちを転々としていると、職歴を積み上げていることにはならないかもしれませんが。
最初に職業コンプレックスを持ってしまったとして、その後の職歴の積み上げによっては、そのコンプレックスを解消出来るのか。
これまた人にはよりますが、私自身は解消出来る場合が多いのではと思っています。
独立開業したことによる影響
学歴コンプレックスは、その後の成功でも解消しにくく、職業コンプレックスは解消出来る場合があると思う。
違いがあると思うのはなぜか。
それは、一度持ったコンプレックスは、別のことで解消するのは難しいのではと思っているからです。
このブログでも何度か書いたことがありますが、私自身は大学受験で第1志望の大学へは入れませんでした。
もちろん、それで大学生活が楽しくなかったとか、嫌な思いをしたということはありません。
ただ、その事実は消えることはなく、それが学歴コンプレックスのような形で、ずっと心の奥底に残ることになりました。
その後、就職活動においても、具体的な希望を思い描かないまま、縁をいただいた会社に入社することになりました。
もちろん、その会社が良い悪いというわけではなく、そこで人生の転機となる出会いを経験させてもらえたので、結果的には良かったのだと思っています。
ただ、自分の意思が先行してなかったというのが、何だか引っ掛かるというところでしょうか。
そこから、税理士業界に転職して、税理士の資格を取って、なんやかんやで独立開業することになりました。
はたから見れば、思うような人生を送っているように見えるのかもしれません。
確かに、自分の意思で選んだ職業に就けているという点では、思うようになった部分はあるかなと思います。
そういう意味では、税理士の資格が取れた時に、職業コンプレックスみたいなものは解消されたように感じています。
ただ、それで学歴コンプレックスが解消されたかというと、そんな感覚はなく。
頭では、もう気にすることではないということは分かっているのですが、何だか引っ掛かるものがある。
結局は、他人の評価というよりも、自己満足のところがあるのかなと。
そう考えれば、学歴コンプレックスを本当に解消したいのであれば、第1志望の大学に入り直すしかないのかもしれません。
おわりに
普段から意識しているわけではないですが、ふとした瞬間にコンプレックスを意識することがあります。
人から何を言われようとも、自己満足なのであれば、自分で自分を納得させるしかないのかなと思うところです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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