源泉徴収票が発行されるタイミング
源泉徴収票にもいくつか種類がありますが、よく言われる源泉徴収票といえば、「給与所得の源泉徴収票」が多いかなと。
そんなに頻繁に見る機会があるわけではなく、たまに見聞きする程度かもしれません。
今回は、源泉徴収票が発行されるタイミングについて取り上げてみます。
給与所得の源泉徴収票
給与所得の源泉徴収票については、その書式が少しづつ変更されてきて、これからも変更されていくと思われますが、令和6(2024)年分でいえば、こんな書式です。
国税庁ホームページ
F1-1 給与所得の源泉徴収票(同合計表)
【手書用】令和 年分 給与所得の源泉徴収票(令和6年分用)(PDF/292KB)
紙のサイズとしては、A4用紙の半分のイメージですが、最近ではPDFファイルなどのデータでもらう場合も増えてきました。
イメージとしては、その年の1~12月に勤務先からもらった給与と税金等が計算されたもの、というところでしょうか。
他に収入などがなければ、この給与所得の源泉徴収票が収入証明のようになるので、確定申告の簡易版という捉え方をされることもあります。
1枚の紙に収まるので、そんなに大きなサイズではないですが、詳細な内容がギュッと凝縮されています。
国税庁ホームページ
令和6年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引
第2 給与所得の源泉徴収票(給与支払報告書) 3から18 (PDF/5,732KB)
これで一部の説明なので、内容としては結構なボリュームがあります。
この給与所得の源泉徴収票は、会社などの給与の支払者から従業員などの給与の支払を受ける者に発行されるものですが、発行のタイミングはある程度決まっています。
年末調整
年末が近付いてくると、勤務先から年末調整のお知らせがある。
よく見聞きすることかもしれません。
この年末調整は、各従業員の1~12月の1年間の給与の総まとめのような処理になります。
国税庁ホームページ
令和6年分 年末調整のしかた
Ⅱ 年末調整とは 5から6(PDF/152KB)
最終的には、税務署等に給与所得の源泉徴収票を提出するというのが目的の一つですが、その過程で、同じ内容の源泉徴収票を、給与をもらっている人にも発行するという流れなので、年末調整のタイミングで発行されることになります。
国税庁ホームページ
令和6年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引
第2 給与所得の源泉徴収票(給与支払報告書) 3から18 (PDF/5,732KB)
退職
給与所得の源泉徴収票は、「〇年分」という記載があるとおり、1年単位で発行されるものです。
しかしながら、全ての人が1年間ずっと勤務して給与をもらっているわけではありません。
年の途中で退職する場合もあるでしょう。
その時には、年の途中までの源泉徴収票を発行することになります。
年末調整は行わないため、記載されている情報は限られています。
基本情報は別にして、主なものとしては、以下のとおり。
国税庁ホームページ
令和6年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引
第2 給与所得の源泉徴収票(給与支払報告書) 3から18 (PDF/5,732KB)
退職時に最後の給与明細と一緒に、給与所得の源泉徴収票が発行されることが多いですが、場合によっては、年末調整のタイミングで退職者の分も含めて一気に給与所得の源泉徴収票を発行するところもあるので、必要に応じて確認しておいた方がよいでしょう。
おわりに
源泉徴収票が必要なタイミングというのは、人それぞれなので、事情に合わせて適宜対応していく必要があります。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
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