税金支払時のクレジットカードのポイントの考え方の一例
クレジットカードで支払う時には、各カード会社によっては、ポイントが付きます。
ポイントを貯めるために、今まで現金払いとしていたのをクレジットカード払いに変えるということもあるでしょう。
最近では、税金の納付についても、クレジットカードで支払うことが出来るようになりました。
ただ、税金をクレジットカードで支払う時には、決済手数料が掛かります。
今回は、税金支払時のクレジットカードのポイントの考え方の一例について取り上げてみます。
税金のクレジットカード納付の概要
税金は、大まかに国税と地方税に分けられますが、そのどちらでも一部の税目や地方自治体を除いて、クレジットカード納付が出来るようになりました。
国税であれば、国税庁のホームページに内容が掲載されています。
国税庁ホームページ
G-2-4 クレジットカード納付の手続

一部制約等はありますが、大体のケースで利用出来そうです。
国税庁ホームページ
G-2-4 クレジットカード納付の手続

ネックになるのは、税金の納付額とは別に手数料が掛かるということ。
国税庁ホームページ
G-2-4 クレジットカード納付の手続

手数料を試算
手数料については、税額が分かれば、事前に試算することが出来ます。
国税であれば、クレジットカード納付の専用サイトにて、シミュレーションすることが出来ます。

例えば、納付税額が100万円の場合。
国税の決済手数料は、9,900円になります。

この手数料は、納付書やダイレクト納付などであれば、掛からないものです。
この手数料を支払ってでも、クレジットカード納付をする意味合いがあるのか。
クレジットカードで支払うことでポイントが付くメリットがあるという考え方があります。
クレジットカードで支払うことによるポイントの一例
クレジットカードで支払うことでポイントが付くというのは色んなカード会社で実施されていますが、その内容は様々です。
例えば、AMEXの場合。
アメリカン・エキスプレス ホームページ
アメリカン・エキスプレスのカード7種のポイント

基本的には、100円で1ポイントですが、200円で1ポイントになることも。
税金の支払いの場合には、金額の上限なども定められています。
例えば、2025年8月4日現在で、納付税額が100万円の場合。
ANAアメックスであれば、
100万円÷200円=5,000円ポイント
になります。
アメリカン・エキスプレス ホームページ
国税お支払いに伴う加算ポイント/マイルに関するお知らせ

1ポイントが1円と同等の価値で利用出来るとすれば、手数料9,900円の方が高くなります。
Marriott Bonvoy アメックス・プレミアムであれば、
100万円÷200円×3ポイント=15,000円ポイント
になります。
アメリカン・エキスプレス ホームページ
国税お支払いに伴う加算ポイント/マイルに関するお知らせ

1ポイントが1円と同等の価値で利用出来るとすれば、手数料9,900円の方が低くなります。
それぞれのケースで比較して選択していくことになります。
おわりに
事業で発生したポイントは収入として認識するなどの論点もあるので、その辺りも考慮して、どの方法で納付するかの判断が必要になってきます。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人

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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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