歯科医師国保と市町村国保の保険料をざっくり比較して当たりをつける
以前の記事で、歯科医師国保と協会けんぽの保険料の比較について取り上げたことがありました。
今回は、歯科医師国保と市町村国保の保険料の比較について、詳細な検討をする前に、ざっくり当たりをつける考え方について取り上げてみます。
歯科医師国保の保険料
今回も、大阪府歯科医師国保の場合で比較してみます。
大阪府歯科医師国民健康保険組合ホームページ
保険料について
2025(令和7)年9月24日現在


組合員の種別等によって、保険料が変わってきます。
大阪府歯科医師国民健康保険組合ホームページ
加入資格について

市町村国保の保険料
市町村ごとに、保険料の設定など違ってくる場合があるので、詳細については各市町村のホームページなどで確認する必要があります。
ただ、ざっくりであれば、他の市町村を参考にしても、傾向は掴めるかなと。
ここでは、大阪市の場合を取り上げてみます。
大阪市の国民健康保険料については、大阪市のホームページに情報が集約されています。
大阪市ホームページ
保険料の決め方
2025(令和7)年9月24日現在

年間保険料の計算シートのExcelファイルが用意されていますので、そちらを利用すれば便利です。
大阪市ホームページ
保険料の決め方
2025(令和7)年9月24日現在


ざっくりで保険料を比較する
いくつかのケースを、2025(令和7)年9月24日現在で、大阪府歯科医師国保と大阪市の市町村国保を例にして、ざっくり保険料を試算してみます。
・Aさん
前年の年収300万円(給与のみ)
25歳
扶養家族なし
①歯科医師国保
21,700円/月

②市町村国保
23,806円/月
※総所得金額は、給与所得控除のみ加味して試算しています。


・Bさん
前年の年収200万円(給与のみ)
20歳
扶養家族なし
①歯科医師国保
21,700円/月

②市町村国保
16,620円/月
※総所得金額は、給与所得控除のみ加味して試算しています。


・Cさん
前年の年収400万円(給与のみ)
35歳
扶養家族2人(2歳と5歳のお子さん)
①歯科医師国保
50,100円/月(21,700+14,200×2)

②市町村国保
35,192円/月
※総所得金額は、給与所得控除のみ加味して試算しています。


Aさんの場合であれば、歯科医師国保の方が市町村国保よりも若干安くなるので、保険料だけでみれば、歯科医師国保を選択した方がメリットがありそうです。
Bさんの場合であれば、歯科医師国保の方が市町村国保よりも高くなるので、保険料だけでみれば、市町村国保を選択した方がメリットがありそうです。
Cさんの場合であれば、歯科医師国保よりも市町村国保の方が安くなるので、保険料だけで考えれば、市町村国保を選択した方がメリットがありそうです。
ただ、どのケースもそうですが、市町村国保は年収によって、保険料が変わってくるので、今後の見込みなども含めて、検討することが必要です。
詳細な検討が必要な場合もありますが、年収が一定金額以下であったり、扶養家族が複数人いる場合には、市町村国保の方が保険料のメリットが取れるケースが多いので、検討の余地はありそうです。
おわりに
あくまで、ざっくりとした比較のため、具体的に検討していくとなれば、社労士などの専門家に依頼するのも一つの方法です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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