期待に応えることとキャパを超えないバランス
期待に応えたいという思いはあるけれど、これ以上は受けられない。
仕事をしていく上で、何かしら考えたことがあることかもしれません。
明確な答えがあるわけではないですが、その時々でバランスを取りながら、選択をしていく必要があるものです。
期待に応えようとした結果?
たまにデリバリーで食事を注文することがあります。
何か特別な日だったり、食事を作る時間がなかったり、たまにはデリバリーが食べたくなったりなど理由は様々。
その日は、ちょっとしたお祝いとイベントが重なって、デリバリーを注文することになりました。
イベントの時間に合わせて、夕食の時間を決めて、それに間に合うようにネットで注文。
18時30分頃に、配達員の人がお店で商品をピックアップして、そこから家までデリバリーしてもらうという流れ。
到着予想時間は、18時55分。
19時30分過ぎにイベントが始まるので、だいぶ時間に余裕は持たせています。
もしかしたら、そのイベントに関連して注文が殺到しているかもしれないと思い、注文自体も早めのお昼過ぎには依頼することに。
ネット注文でも受付が出来なくなっているかもしれないと懸念していましたが、受付はまだ大丈夫なようでした。
18時30分が近付いてきて、配達員の人がお店に商品をピックアップに向かっている旨のお知らせ。
画面上の地図で動きも確認出来るので、場所など確認。
順調に進んでいるようです。
18時45分頃に配達員の人がお店で商品をピックアップした旨のお知らせが来て、画面上の地図でもお店の付近に配達員の人がいます。
商品のピックアップ時間はちょっと遅れているけれど、大体予想通りの時間になりそうです。
ただ、そこから10分、20分と経っても、画面上の地図の配達員の人が全く動きません。
ちょっと遅れているのかな。
30分経っても動きがないので、さすがにおかしいと思い、画面上に表示された「電話する」を押して、配達員の人に直接連絡してみます。
でも、電話に出ない。
何度電話しても出ない。
そこで、お店に電話してみるも、なかなか繋がらない。
ようやく繋がって、注文番号などを伝えて確認してもらうことに。
すると、今商品を配達員の人にお渡ししたところです、とのこと。
画面上の地図を確認してみると、配達員の人が動き出していて、もう近くまで来ている。
結局商品が到着したのは、20時前ぐらいでした。
どうやら、やっぱりイベントの関係で注文が殺到してい、お店の現場側のキャパを超えてしまい、大混乱だったようです。
システム上は配達員の人がお店に到着した時点で商品をピックアップしたことになったり、画面上に表示された「電話する」のボタンは配達員の人に直接掛かるのではなく本部に掛かっていた、などもあって、こちら側も何がどうなっているのか分からない状態に陥って混乱していたのでした。
キャパを超えないようにした結果?
先日閉幕した「EXPO 2025 大阪・関西万博」。
開幕してしばらくは、来場者数が想定よりも少ない状況が続いていたようですが、閉幕が近付いて来るにつれ、どんどん来場者数が増えていったようです。
そこで問題になっていたことの一つが、未使用の入場チケットが余っているということ。
万博に入場するには、チケット入手と入場予約という2つのステップが必要です。
チケットを入手しただけでは入場出来ず、予約が必要となります。
その入場予約が、閉幕前の9月10月では全然出来ない状況になっていました。
チケットはあるのに、入場予約が出来ない。
そうすると、未使用のチケットが数多く残ってしまう。
1日に入場できる人の数には制限が設けられています。
色んな理由があるとは思いますが、安全上の問題などもあるのでしょう。
一部では、その制限枠を大幅に増やすべきだという意見もあったようです。
実際のところの詳細は分かりませんが、公式には大幅に制限枠を増やすことはしないという方針が打ち出されていました。
私自身も、9月に入ってから、何度か入場予約にチャレンジしてみましたが、結局2025年10月13日の閉幕まで、予約することは出来ませんでした。

正直なところで言えば、ちょっとぐらい枠を増やしてくれればいいのに、という思いはその時はありました。
せっかくチケットがあるのに何で入場できないのか?と思うことも。
ただ、今思えば、自分のエゴの部分が大きかったかなと。
きちんと無理だということを明示されていたからこそ、後々に受け入れることが出来たのだと思っています。
自分の仕事に置き換えて
こうしたことを、自分の仕事に直接置き換えることが出来ない部分もありますが、共通しているところもあります。
税理士業においては、色んなサービスの提供の仕方がありますが、顧客と顧問契約を締結して、毎月など一定のサービスを提供していくというのが主流です。
事務所によっては、スタッフがそれぞれ担当する顧客を割り振られて、一連のサービスを提供していくということも。
それぞれのスタッフが担当する顧客を持っている状態なので、業務の分量は、担当する顧客数に左右されることになります。
もちろん、担当する顧客への関わり具合によっても変わりますが、数が増えれば、それだけ負担も増える。
どこまで担当する顧客数の増加を受け入れられるか。
組織に属しているのであれば、自分の意思だけでは決められないこともあるでしょう。
とりあえずキャパを超えるまでやってみる。
そうした運用がまかり通っている状況も見聞きしてきました。
はっきりと目に見えないことだからこそ、手探りの部分はあります。
そういう意味では、独立開業していると自分の裁量の部分が大きいので、コントロールしやすいかもしれません。
ただ、収入とのバランスや繋がりも考慮して、選択肢が限られることもあります。
自分の裁量が大きいからこそ、その責任も重い。
自分の決断が将来の自分に返ってくるかもしれない。
そうなると思い切った決断が出来ないこともあります。
そういう時には、自分なりの判断基準というのを持っておくのが大事かなと。
自分のサービス提供に支障をきたさないように。
曖昧なところはありますが、期待に応えられるかもしれないが、キャパを超えてしまうことで、自分のサービス提供に支障をきたすかもしれない。
今は、そうした判断基準で考えるようにしています。
おわりに
極端な例だからこそ、どちらが正しいというのはなかなか判断が付きませんが、自分が納得できる結果になるように考え抜いていきたいところです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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