人に依頼する時に考えてしまうこと
仕事でもプライベートでも、何かしら人に依頼することがあります。
特に仕事においては、税理士として独立開業してから、人に依頼するかどうかを判断する機会が増えました。
その時々によって、判断基準は変わってくるものですが、人に依頼する時に考えてしまうことがあります。
自分で出来るかどうか
年齢を重ねてくると、色んな経験もしているので、やったことがある、やり方が分かる、ということが増えてきます。
昔であれば、知らないことの方が多くて、そうした知識を積み重ねて経験としていくのみ。
そうして、自分で出来ることが増えていきます。
そうすると、人に依頼する機会は絞られていくものです。
ただ、今でも知らないことは多くあります。
初めて見聞きすることであったり、何となく概要は分かるが具体的なやり方までは分からない。
今の自分では太刀打ちできないと判断した時には、潔く人に依頼するようにしています。
人の力を借りるというところでしょうか。
しかしながら、この自分で出来るかどうかの判断というのは難しいものです。
明らかに自分では出来ないということでも、こうした経験を積み重ねることで出来るようになるかもしれない。
そのチャンスを自ら逃しているのではないか。
その時には、次の段階で考えるようにしています。
時間が足りるかどうか
自分で出来ることであっても、それを全部自分でやっていては、キリがありません。
1日は24時間で、使える時間には限りがあります。
もしかしたら、新しいことに取り組むための準備をすれば、自分で出来るかもしれない。
その時間があるか。
時間が足りるかどうかというのは、大事な要素です。
自分で出来ることが増えてきて、それを自分でやるとなれば、そこに割く時間も同じように増えていきます。
どんどん身動きが出来なくなるような感覚でしょうか。
ある程度は時間の使い方に強弱は必要です。
これは自分で出来るけれど、人に依頼することでその分の時間を別のことに使う。
仕事であればその感覚は分かり易いかもしれません。
資料を集めてきて、入力して、チェックして、まとめを作成して、報告する。
これらを一人でやってしまうと、その分の時間が掛かります。
もちろん、システムなどを最大限利用して効率化を図ることは出来るでしょう。
ただ、それにも限界があります。
人に依頼すると、その分の時間が空くというイメージ。
厳密には、その前後で新たな仕事が発生して、空く時間はもう少し減るとは思いますが。
有償であるかどうか
こうして、自分が出来るかどうか、時間が足りるかどうか、を考えた上で人に依頼することを選択することになったときに、意識していることがあります。
それは、人の時間を奪うことになるということ。
奪うというとイメージが悪いかもしれません。
無理やり人に依頼して引き受けてもらっている?
相手からの申し出で喜んで引き受けてもらっている場合もあるでしょう。
ただ、どういう状況であれ、自分が使うはずだった時間を相手が使うことになるという事実は変わらないかなと。
そのため、人に依頼するときには、有償で引き受けてもらうことを前提とするようにしています。
仕事であれば、報酬や給料という形で。
もちろん、相手のご厚意で報酬は受け取らないということもあります。
その時でも、お礼という形で何かしら有償となるように意識しています。
たまに、支払う仕事の報酬が高いから自分でやってみる、というお話を見聞きすることがあります。
もちろん、その報酬が本当に法外に高いこともあるでしょう。
ただ、商売をしていく上で、自分が提供する商品やサービスの値付けにはそれなりの意味合いがあるものです。
それが高いと感じるならば、それだけの価値があるものなのかもしれない。
そうした視点で見てみると、人に依頼する時の考え方も変わってくるかもしれません。
おわりに
高いから自分でやってみる、というのも一つの選択ですが、その後のトラブルなどを見聞きすると慎重な判断が必要なのかなと思うところです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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