新しい仕事を引き受けなくなる時(2026年3月12日時点)

税理士として独立開業してから7年目になりますが、引き続き仕事を続けていくことが出来ています。

既存の仕事に加えて、有難いことに、新しい仕事のご依頼をいただくこともあります。

開業当初はあまり意識していなかったのですが、最近は「まだ新しい仕事を引き受けられますか?」と聞かれる機会が増えてきたように感じています。

つい先日も、新しい仕事のご相談の際に、確認いただくことがありました。

その時に、改めて今の自分の考え方に気付くこともありましたので、書き連ねておこうと思います。

勤務していた頃は

税理士業界に入ったのは30歳の時。

元々は会社の経理部門で働いていましたが、その会社の顧問税理士の方との出会いなどをきっかけに、税理士資格の取得を目指しながら、税理士業界へ転職することにしました。

転職したのは税理士事務所で、そこでは担当する顧問先を持たせていただいていました。

営業のような立場で、直接顧問先の対応を行う。

現地に出向くことも多く、いわゆる外回りのようなこともしていました。

ずっと内勤で働いていたので、最初は戸惑いもありましたが、純粋な営業というわけではないので、そこは合っていたのかもしれません。

税理士事務所における新しい仕事といえば、新しい顧問先を担当するということがまず挙げられます。

「新しく〇〇を担当してもらうから・・・」

もちろん、その時の担当している顧問先の状況などにもよりますが、ある程度の顧問先数までは自動的に割り振られていきます。

どこまで引き受けられるかは人によって違いますが、「無理です・・・」と言うのは格好悪いみたいな雰囲気があったことは否めません。

それでも、本当に仕事が回り切らなくなってしまったら、断ることも出来ますが、その時には取り返しがつかなくなっていることも。

新しい仕事を自分で取ってくるという場合もあります。

紹介など新しい仕事のお話をいただく。

ただ、その時は事務所に対して新しい仕事を紹介いただいているので、事務所の基準で引き受けるかどうかを決めることになります。

その新しい仕事を自分が引き受けるかどうかというのは、事務所として引き受けた後の話。

大体は、自分で取ってきた新しい仕事は自分で担当することがほとんどなので、引き受けるかどうかという選択肢はあまりなかったかなと。

そうしていつしか飽和状態になっていくのだと思っています。

開業当初

勤務時代のそうした経験を踏まえて、税理士として独立開業したら、仕事のボリュームをコントロールしようと目論んでいました。

色んな開業税理士の方のブログ・書籍を読んだり、セミナーを受けた影響が大きかったかなと。

いたずらに規模を拡大しようとするのではなく、一定の範囲内で出来得る最大限のサービスを提供する。

そんな考え方に共感して、入り口を狭めていこうと勢い込んでいました。

ネットからの集客に絞って、紹介などは最小限に抑えるようにする。

そのために、事務所ホームページにサービスメニューののページを作って、申込フォームなどを整備していく。

事務所ホームページを見てもらう必要があるので、平日毎日でブログ更新をして、検索などに引っ掛かるような導線も用意しておく。

他の方のやり方を参考にしながら、自前で出来ることを粛々と行っていました。

その矢先に2020年に始まるコロナ禍という状況がやってきました。

コロナ禍という状況でも、変わらず新しい仕事が舞い込んでくるという人もいたと思いますが、私の場合は開業して数か月後のことで、ある程度の影響を受けたのではないかなと思っています。

入り口を絞るまでもなく、そもそも新しい仕事の話というのが舞い込んでこない。

その後、コロナ禍という状況が落ち着いてきて、新しい仕事の話をポツポツといただくようになってきました。

少しづつ以前の状態に戻りつつあるという話を見聞きしていたので、やっぱりある程度の影響があったのかもしれません。

今の考え方(2026年3月12日時点)

開業7年目を迎えている今の状況では、少し考え方も変わりつつあります。

仕事が一杯でもう新しい仕事は引き受けられない、という状況ではありませんが、その姿が見えつつあります。

このまま何も考えずに新しい仕事を引き受け続ければ、近いうちに自分の中での飽和状態を迎えてしまいそうです。

もちろん、人によっては、その仕事のボリュームで?と思われるかもしれません。

あくまで自分の中での基準というだけです。

 もっと人を雇えば・・・

 もっと仕事の時間を増やせば・・・

やり方によっては新しい仕事をまだまだ増やす余力ができるかもしれません。

でもその方向性は今のところ目指すところではないのかなと思っています。

ただ、新しい仕事を全く引き受けないというわけではありません。

自分のブラッシュアップのためにも、出来れば新しい仕事に触れる機会は持っておきたい。

今掲げているサービスメニューは、大きく分けて「継続サポート」と「単発サポート」の2つがあります。

「継続サポート」は、顧問業務などその名の通り継続してサポートしていくことに主眼を置いたサービスです。

新しい仕事として顧問先を1つ引き受けると、そこから一定の時間を掛けるということが必要となります。

そうすると、時間は有限なので、自分で対応できる数に制限が出てくることになる。

今のところは、この制限までは新しい仕事として引き受けて、制限まで達すれば、「継続サポート」としては新しい仕事を引き受けないようにする予定です。

その代わりに、「単発サポート」は続けていこうかなと思っています。

「単発サービス」は、これまたその名の通り、スポット的に単発でサポートしていくメニューです。

もちろん「単発サービス」も一定の時間を掛ける必要がありますが、ずっと時間を拘束されるものではありません。

ある意味一発勝負で終わるというもの。

こうした「単発サービス」の新しい仕事を引き受けられるぐらいの余力を持つために、「継続サポート」に制限を掛けようとしていると言ってもいいかもしれません。

この辺りのバランスは難しいところで、なかなか自分の思うようにならないことも多々ありますが、意識しながら進めていこうと考えています。

おわりに

新しい仕事のお話をいただけるというのは有難いことで、その嬉しさから、どうにかしたいという誘惑に駆られることもあります。

そこをグッと我慢するというのが今のところの課題です。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

大阪市福島区を拠点に活動中。
オンラインも活用しているので、対応エリアは問いません。

平日毎日でブログを更新中。

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