売上の入金確認は遅滞なく確実に
入金するまでが売上。
よく言われることではあります。
営業担当がいて、営業事務担当がいて、経理担当がいれば、それぞれに売上の発生から、入金の確認までを分担して管理することが出来るでしょう。
ただ、ひとりで全ての役割を担っている場合には、頭では分かっていても、きちんと実行するにはそれなりの工夫が必要になります。
入金までの流れ
売上が発生して、その代金をいただくにはいくつかの方法があります。
例えば、その場で現金でいただく。
飲食店であれば、食事を提供して、レジでお会計をするという流れです。
売上の発生と入金がほぼ同時に行われるので、入金の確認は比較的容易になります。
最近では、キャッシュレス決済が普及してきて、現金以外の支払方法が増えてきました。
そうすると、その場で現金はいただけないことになります。
後日、クレジットカード会社などから入金がある。
そうなると、入金の確認が必要となってきます。
例えば、半月毎に締めて入金がある場合。
8月1~15日の売上は、8月31日に入金。
8月16~31日の売上は、翌月9月15日に入金。
この場合であれば、入金日に予定通りの金額が入金しているかを確認することになります。
数が多くなってくれば大変ではありますが、システム化されている部分があるので、入金自体が確認出来ないようなことは稀かなと。
これが、個別に請求書を発行して、後日入金となると、入金確認にある程度の工夫が必要になってきます。
遅滞なく
売上の請求書を発行する場合、決まった書式というのは特に定められていませんが、必要事項を盛り込んでおく必要があります。
例えば、消費税のインボイス制度に対応したものであれば、登録番号などの情報を記載しておく。
国税庁ホームページ
インボイス制度について
(令和6年12月改訂)適格請求書等保存方式の概要‐インボイス制度の理解のために‐A4縦型・29ページ・パンフレット(PDF/4,320KB)

入金確認を遅滞なくするためには、入金が遅滞しているかどうかを判断する必要があります。
入金管理という意味では、支払期限を明記しておくのも一つの方法です。

取引契約などで、月末締め翌月末払いなどの取り決めがあれば、それでも問題ありません。
そうして、決まった期限までに入金があるかどうかで、遅滞しているかの判断をすることが出来るようになります。
確実に
入金確認をすると、支払期限までに入金されていることがほとんどかもしれません。
全てにおいて、入金確認が出来れば問題ありません。
ただ、支払期限になっても入金確認が出来ていないところがある時にどう対応するか。
まだ1日しか過ぎていないからもう少し待ってみよう。
よく知っている方だから少しぐらい過ぎても大丈夫だろう。
・・・
色んなケースが想定されるので、一概に言えない部分はもちろんあります。
支払期限をちょっと過ぎたぐらいで連絡したら、大袈裟だと思われる?
相手との関係性もあるとは思いますが、支払期限を過ぎたらすぐに連絡して確認する方が最終的には確実になるかなと。
相手のミスで、すぐに連絡していればスムーズだったのに、時間が空いてしまったことで、言い出しにくくなってしまった。
そうしたケースは結構あるものです。
そして、そのままうやむやになってしまう。
金額がそんなに大きくはないからとしても、明らかに事業として防げたはずの損失です。
戦略として代金をもらわないということでなければ、確実に入金確認までしておきたいところです。
おわりに
会計処理時に、請求書はあるのに、入金が確認出来ないことが時々あります。
その時には、だいぶ時間が経っていることもあるので、事前に、売上の入金確認は遅滞なく確実にしておきたいところです。
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この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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