軌道修正するための情報収集と周りの環境

目標や目的に向かって、真っ直ぐ進んでいく。

そのまま上手くいくこともありますが、なかなか思うようには進まないことも。

もしかしたら、思ったように進まないことの方が多いかもしれません。

思ったように進まなかった時にどうするか。

いくつかの選択肢の中から自分の進む道を選ぶことになりますが、今思えば、情報収集と周りの環境によっては、選択肢がもっとあったのかもしれないと思うことがあります。

大学受験

このブログでも何度か書いたことがありますが、大学受験では、自分の第1志望には合格することが出来ませんでした。

何とか第2志望の大学には合格出来たので、大学に進学することに。

その大学が嫌なわけでも悪いわけでもなく、申し分ない大学なので、不満などはありませんでした。

ただ、第1志望に合格出来なかった自分というのを受け入れるのに時間が掛かったというのが正直なところです。

大学受験が自分の思うように行かなかった場合の選択肢は、

 ・合格した他の大学に進学する

 ・浪人する

というのが一般的でしょうか。

私自身も、その2つの選択肢から選ぶという思考で、合格した他の大学に進学することを選びました。

浪人するという選択肢は、自分の気持ち以前に、経済的に難しいということで、考える余地もなかったというのが本音のところです。

私自身は、そこから気持ちを徐々に切り替えつつ、大学生活を満喫するということで、軌道修正を図っていきました。

今思えば、もう少し情報収集が出来ていれば、違う選択肢を検討出来ていたかもしれません。

大学2回生の頃に、同じサークルの人が大学を辞めるという話を聞きました。

何で?と思いながら、よくよく聞いてみると、違う大学に編入学することになったとのこと。

その頃はよく知らなかったのですが、大学によっては、3年次編入学など途中から大学に入り直すことが出来る制度があります。

もちろん、そんなに簡単なものではなく、大学受験よりも更に狭き門を潜り抜ける必要があるようです。

ただ、受験科目などは限られているので、大学受験のように幅広い範囲に万遍なく対応する必要はなく、やりようによってはチャンスがあるかもしれない。

大学に入学してからでも、そうした情報収集が出来ていれば。

そうした人が周りにいる環境だったら。

タラレバでしかありませんが、軌道修正の方法は変わっていたかもしれません。

就職活動

私が就職活動をしていた頃は、いわゆる就職氷河期と呼ばれる期間の終わりの方でした。

そうした環境の中、しっかりした目的意識を持った活動をしていなかったということもあり、就職活動は全然上手くいかず。

大学受験のように、第1志望や第2志望どころではなく、何を志望しているのか分からなくなるぐらい、混沌としていました。

それでも、何とか滑り込みのような形で拾っていただいた会社があり、無事に就職することが出来ました。

その頃には、就職することが目標のようになっていたので、自分としてはホッとすると同時に感謝の気持ちがありました。

このままこの会社で働き続けるのだろう。

自分の父親の姿を見ていたので、定年まで同じ会社で勤め上げることが自然という感覚でした。

私が就職した頃には、終身雇用というのはとっくに過去のモノとして取り扱われている風潮がありましたが、現実的に周りを見てみると、そこまでではないかなという印象。

自分の意思で転職するなんて、考えたこともありませんでした。

今は全然違う業界にいますが、それはもちろん転職したから。

このブログでも何度か書いたことがありますが、経理部門に異動して、その会社の顧問税理士の方と接する機会が出来たり、同じ部署の同期が退職して税理士事務所に勤務することになったり、色んなことが重なって、税理士業界へ転職することになりました。

この軌道修正のきっかけは、自らの意思で動き始めたというよりも、周りの環境から外堀を埋められていったような感覚です。

こうした情報収集や周りの環境が入社前や入社直後にあったらどうなっていたか。

軌道修正の方法も変わっていたかもしれません。

開業のタイミング

税理士業界への転職で、税理士事務所に入社したときには、税理士試験の合格が最大の目標になっていました。

そのために転職したということもあり、もう後には引けません。

合格した後にどうするか。

あまりに長い道のりに思えていたので、その時には考えることもしていませんでした。

現実味がなかったというところでしょうか。

とにかく勉強して、1科目づつでも結果を残していくしかない。

そうして、決して速いペースではないですが、少しづつ結果が出てきて、合格が少し近付いてきていると思えた時に、ようやく合格した後のことを考えるようになりました。

選択肢はとして考えられるのは、

 ・今の事務所で働き続ける

 ・違う事務所に転職して働く

 ・独立開業する

ぐらいでしょうか。

選択肢は3つに見えますが、その頃の私としては、今の事務所で働き続けるの1択しかなかったかなと。

違う事務所で働きたいという希望はなく、独立開業なんて大それたことはもっと経験を積んでから考えること。

そう思っての1択。

それから何とか合格して、税理士資格を取得することが出来て、今は独立開業しています。

軌道修正のきっかけは色々ありますが、開業について調べたり、話を聞きに行ったりする中で、そこまで大それたことではないかなと思えたことが大きかったかなと。

顧客をどんどん増やして、事務所を拡大していく、というだけが事務所運営ではなく、それぞれにやりようはある。

そう思えたからこその開業でした。

もしも、税理士業界に転職してきた頃に、そうした情報や周りの環境が整っていたら、軌道修正のタイミングは変わっていたかもしれません。

おわりに

なかなか自分が知らないことがあることを素直に受け入れにくくなってきていますが、何が軌道修正のきっかけになるか分からないことは認識しておきたいところです。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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