自制を利かすのが理想だけれど
先日、テレビを観ていて、任天堂Switchの保護者の管理機能を紹介したテレビCMをたまたま見掛けました。
色んな主旨があるとは思いますが、最初に思ったのは、そこまでする必要があるんだな、ということ。
しかしながら、自分のことを振り返ってよくよく考えてみると、自制を利かすのが理想だけれど、なかなか難しいところではあります。
ゲームにはハマらなかっただけ
任天堂SwitchのCMを見て、違和感があったのは、おそらくゲームにハマった経験がないからです。
そもそも、ゲームをやり過ぎるという感覚が分からず。
それを保護者が管理する必要性というのを実感出来ていないからでしょう。
初めてゲームに触れたのは、ゲームウォッチのドンキーコングだったと記憶しています。
折りたたみの画面をぱかっと開くと、液晶画面が上と下に分かれていて、一番下から上に向かって登っていくというゲーム。
当時としては、持ち歩けて気軽にゲームが出来るので、画期的なものでした。
単純だけど、面白い。
そこから、ファミコンやゲームボーイやスーパーファミコンなど、周りがやっていたゲームはひと通り経験していたと思います。
面白くないわけではない。
ただ、ハマることはなかったかなと。
1日中家でゲームをするとか、夜中まで起きてゲームをするということはなく。
適度な時間で楽しんでいたように記憶しています。
はっきりとした理由は分かりませんが、おそらく他にやることがあったからかなと。
小学生の頃であれば、地元の少年野球のチームに入っていたので、土日祝日は基本練習か試合。
平日の放課後は、友達と校庭で遊んだり、そろばんなどの習い事があったり。
今考えれば、結構忙しかったのかもしれません。
そうすると、ゲームをやっている時間がない。
何でも好きなように買ってもらえるわけでもないので、新しいカセットやゲーム機をリアルタイムで手に入れるのは難しいので、どうしても時間差が出来てしまう。
そうすると、友達が新しいゲームを買ってもらって、その話をするのにもついていけない。
いつの間にかゲームを全然しなくなっていました。
おそらく最後に持っていたのは、プレイステーション1だったと思います。
発売日が1994年なので、2025年12月23日現在で、約30年前。
そりゃ、ゲームにハマる気持ちが分からないのも無理ないのかもしれません。
大人になっても自制が利くわけではない
ゲームにはハマりませんでしたが、他のことで自制を利かせられているわけではありません。
ゲームの代わりに昔から好きだったのは、テレビ。
テレビを観ることにはハマっていたかなと。
子供の頃は、ビデオ録画の機器も家にはなかったので、新聞のテレビ欄をチェックしながら、決まった時間に合わせて、テレビの前に集合していました。
19時からはこの番組を観たいから、18時半までに夕食を食べて、そこから宿題をする。
一旦19時からはテレビを観て、20時からまた宿題の続き。
でも21時からあのドラマを観たいから、お風呂にも入っておかなければ。
こうやって見ると、時間に追われているようですが、何だかんだで楽しかったかなと。
テレビの時間で区切れるので、ある意味では自制が利いていたのかもしれません。
ただ、大人になってきて、自分の好きなタイミングで好きなだけテレビが観れるようになると、どんどん自制が利かなくなってくる。
ダラダラとテレビを観続けてしまう。
それは、今でも大きく変わっていないのかもしれません。
サブスクサービスが充実してきて、テレビもTverなどネットで動画として観れるようになってきて、時間の制限はかなり減っています。
視聴期間は決められていますが、今見逃しても取り返しがつかないことはありません。
そうして、いつでもでどこでも好きなだけ動画が観れるという環境になると、ハマってしまうと自制が利かない時があります。
もう寝る時間だけど、あと1本だけ観てから。
よくある話です。
そう考えてみると、大人であっても必ずしも自制が利くわけではないのかなと。
それでも自制を利かすのが理想ではある
自分にも子供がいるので、保護者が管理しなくてはいけないことには関心があります。
たまたまゲームにハマるということはなかったようですが、スマホやタブレットをずっと触っているというのが気になることはあります。
時間を決めるか、使う時以外は親が管理するか。
色々と考えることもあります。
でも、出来れば自制を利かして、自分で気付いてほしい。
そういう思いもあります。
スマホやタブレットなどのツール自体が悪いのではなく、それを扱う人の問題。
月並みですが、それは分かっている。
でも、なかなかそれを実践するのは難しいものです。
本当は辛抱強く、見守り続けたい。
そうすると、たまには子供自身が自制を利かすこともあります。
自らルールを決めて、何時からはスマホを見ない。
スマホ自体を預けてくることも。
もちろん、いつもいつも上手く行くわけではありません。
それでも、そうした経験を積んでいけば、いつか必要な場面で活かされることがあるかもしれません。
理想であっても、諦めずに続けることが大事なのかなと思っています。
おわりに
子供のことでも、自分のことでも、上手く自制を利かせられたと思えた時には、スッキリした気持ちになります。
やっぱり良くないということは分かっているようです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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