組織との付き合いか個人についていくか

日常生活や仕事に関わらず、色々なサービスを受ける際には、会社などの組織との契約や特定の個人にお願いすることになります。普段はあまり意識していないところではありますが、先日ふと意識することがありました。

税理士事務所など組織に属していたところから税理士として独立開業するにあたっても、関係することがあるなと思いましたので、自分自身の考えたについてまとめてみました。

ラジオを聴くときには

このブログでは何度か書いていますが、税理士として独立開業してからラジオでFM802を聴くことが多くなりました。趣味としてというよりは、最近では日常の一部になりつつあるように感じています。

組織に所属していた時には、事務所に出社すると、上司や同僚に会って、何気ない雑談や仕事の相談ごとなど、常に会話をしたり、会話が聞こえているような状態でした。そこから、世間の情勢などを知ったりするということもあったのかなと。

特に2020年3月頃から感染が拡大してきた新型コロナウィルスの影響を考えると、周りの状況には敏感にならざるを得ない部分があります。しかしながら、独立開業して、事務所で毎日誰かと会話するという環境ではない現状では、世間の情勢について人から直接情報を得ることは難しくなります。

その代わりではないですが、ラジオを通してニュースやリスナーの方の投稿などから日々世間の方がどんな思いでいるのかというのが垣間見れるというのは本当に有難いことだなと実感しています。

そういった思いもあり、ラジオ番組それぞれのDJの方の人柄などに惹かれて、その番組を聴いていた部分もありますが、どちらかというとその局のその時間帯に放送されているラジオ番組を聴いているという意識が強いかなと感じています。

ラジオ番組もテレビと同じように時期などにより改変があり、DJの方が担当する曜日や時間帯が変わったり、系列局に移って別の番組を担当するということもあります。

本来であれば、そのDJの方が担当されているからこそ面白いと感じて、毎回ラジオを楽しみに聴いていたりするのですが、いざ別の曜日や時間帯、特に自分が普段ラジオを聴いていない曜日や時間帯に移られた時には、何とか継続して聴き続けようということは出来ていません。

理由は色々あり、生活の一部ではありますが、その生活のリズムを変えたくないという気持ちであったり、また同じ時間帯で始まるラジオ番組で新しい出会いがあるかもという期待などでしょうか。少し観点は違いますが、有償・無償という違いもあるのかもしれません。

税理士として独立開業するときには

税理士事務所など組織に所属していて、独立開業するというときには、所属していた時に担当していた顧客を引き継ぐということもあり得ます。一から出直すという意味で、引継ぎはなしで全くのゼロからのスタートということもあれば、多くの顧客を引継げる場合もあるでしょう。こちらから働きかけたり、所属していた事務所側からアクションを起こしたり、思惑は様々ですが、決めるのは顧客側なので、どちらの方がよいなどは一概には言えません。

私自身は幸いにも引き続き関与させていただける顧客もおられて、後日談として色々お話を聞かせていただく機会がありました。

ある程度の規模の税理士事務所と契約していると、一定のレベルのサービス提供が保証されていて安心、組織との契約であればその担当者が変わっても、継続して同様のサービスが受けられる、などのご意見もありました。

一方で、どんなに大きな組織であっても、担当いただく「人」次第でサービスの満足度が変わってくるので、「人」で選んでいる、担当が変わらないということは大きなメリットと捉えている、というご意見もいただきました。

元々、実体が見えない組織というものと契約しているので、これまでと大きく変わらなければ、実体が見えている担当者でも問題ないという少し消極的なご意見もありました。

もちろん提供するサービスは経営者にとって役に立つ部分もあるのですが、それが全てではないので、大きな決断ではないという意識があるのかもしれません。

それでもやるべきことは同じ

税理士として独立開業するときには、これまで担当してきた顧客を引き継げると安心感があります。もちろん人によってそれぞれ考え方がありますが、自分という個人についていきたいと言っていただけることは単純に嬉しいものであり、これから独立して頑張っていこうとしていく際の糧になるかなとも思います。

そうはいっても、組織に属している時に、独立を見据えて、他の顧客にはしない対応を無理して行うのは違うのかなとも思います。それが、独立してからメインで考えているサービスであったり、新しく始めようと思っていることであれば別ですが、自分についてきてもらうことを誘発するためであれば、どこかで辻褄が合わなくなるような気がします。

独立したからこそ思えるのですが、組織に属していようが、独立していようが、顧客に向けたサービスに取り組む姿勢は大きく変わるものではないかなと。もちろん、所属している組織によって、方針等が決まっていたりすることがあるので、その心構えは違ったものになるとは思いますが。

どちらにしても、日々顧客に向き合いながら、コツコツと時には大胆にサービスを提供し続けることが、顧客からの評価にも影響していくのかなと思います。そこは、独立する直前に急に繕ってもカバー出来るものではなく、それまでの積み重ねが影響してくるものだと思います。

おわりに

自分に足りないもの、足りなかったものなど反省することは多々ありますが、一朝一夕ではない誠実な対応の積み重ねが自分の強みであると思っていますので、そこを曲げないように精進しながら、お伝え出来ればいいなと思っています。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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