どのルールをどこまで守るべきか

仕事でもプライベートでもルールはどこにでも存在します。守るべきルールとそうでもないルール、明確に区別することは難しいですが、今回はその辺りのお話です。

法律に基づいたルール

当たり前のお話ですが、色んな国、地域、人、モノが関わる世の中においては、それぞれに思惑があり、自分にとっては都合が良くても、他に影響が出てくることは多々あります。そんな時には、一定のルールがないと、無法地帯となり、衝突を繰り返して、上手く進んでいくことが出来なくなります。

人によっては、納得いかないことがあったとしても、明文化された法律という形でルール化されている場合には、それに従う必要があるということを理解することが出来ます。一般的に言われる法律というものが、それに該当します。

人に危害を加えたり、モノを壊したりすれば、罪となります。車でスピード違反をしたり、信号無視をしても、罪となります。これは直接的に何かに危害を加えたりしたものではないですが、事故などを起こさせないための予防対策のようなもので、一定のルールに基づいて決められたものになります。

当然、法律を破れば、罰せられると知っているので、そのルールは守ることを前提と考えていますが、関わる人やモノが多くて、それぞれに起こることを取り決めていくルールが多くなる場合には、全てのルールを守ることはなかなか難しいところです。

国で取り決められたある程度強制力が高いと思われる法律であっても、選別して厳守する範囲は絞られてしまうのが現状でしょう。

自分に課すルール

法律の範囲内で行うことを前提としていますが、自分に課すルールは、極端に言えば、人に迷惑を掛けないのであれば、何でもいいものです。なくてもいいので、強制力としてはないも同然です。

ルールを守らないことのデメリットを敢えて挙げるとすれば、自分はこういう風に決めているということを人に言ってしまっていて、それをやっていないことが判明した時に、その言っていた人の信頼を失うことでしょうか。

そうすると、自分に課すルールは要らないのではとも考えられますが、たとえ自分にしか関わらないことであったとしても、自分なりにルールを決めて物事を進めていかないとメリハリもなくダラダラと過ごしてしまう可能性が高いので、一定のルールは必要だと私は考えています。

自分に独自のルールを課すことは必要だと思うのですが、それはいい格好するためのポーズではなく、長く続けていくことが大事ですので、ある程度は緩く運用していくことも大事です。その辺りは別の記事でも取り上げています。

有言実行もいいが、続けるために不言実行してみる

取り決めとしてのルール

一番厄介なのが、大枠は法律の範囲内だけれども、その場所や組織で独自で取り決められたルールです。そこで取り決められたルールには、影響力の強い人の思いや思想が深く反映されており、一般的な常識で考えたらちょっと疑問に思うようなことでも、取り決めとして強制されることがあります。

それでも規則などとして明文化されていれば、まだマシですが、それが一子相伝のように何となく決まっているような場合は、もっと厄介です。そんなことどこに書いてあるの?と思っても、こうだからと押し切って来られることもあります。

私は法律の専門家ではないので、詳しいことは分かりませんが、明らかに法律に違反するようなことでない限り、お互いに合意してしまったことであれば、成立したとみなされてしまうでしょう。ある程度はそういった運用でも上手く回っていくとは思うのですが、お金が絡んだり度が過ぎてくると慎重にならざるを得ないかなと思います。

学生時代でも、学校で決められた校則はあるのに、時代の流れに合わせてなのか、持ち物・服装・髪型など細かく指摘されていたように記憶しています。私の頃にはなかったですが、スマホの取り扱いなどは、今まさに色んなルールがあるのだろうなと想像できます。そもそも学校に持ってきてもいいのか、行事のときに写真撮りたいのでそれだけOKとするか、など明文化し切れない細かいことが出て来ていそうです。

規則など明文化することにも限界があるので、後は運用しながら、その場面ごとで判断していく必要があります。その時にやはり大事になるのは信頼関係なのかなと思います。どんなにきちんと定められた規則であっても、納得の出来ないものばかりであれば、ルールを守るという気持ちになりません。

例え、明文化されたルールがなく曖昧でも、運用していく柱となる考え方や思いに共感できるのであれば、納得することが出来て、ルールを遵守することに積極的になることが出来るではないかなと思います。

おわりに

時にはこれは何のためのルール?と疑問に思うことがあります。そう思う理由の一つとして、その意図が分からないということが挙げられます。規則の整備も大事ですが、それを伝える努力というのも同じように必要なのかなと思います。


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この記事を書いている人

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藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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