年末調整の所得控除で本人名義以外でも控除出来る場合・出来ない場合

年末調整でご提出いただいた資料・データを確認していると、ご自身に所得税等がかからないぐらいの収入であるパート・アルバイトの方でも、ご本人名義の収入に比べて、高額な生命保険等の控除証明書等が添付されていることがあります。

そんな時には、実際に支払った方がどなたであるか確認した上で、支払者の方の所得控除としてお使いいただくように、お伝えしています。

今回は、年末調整の所得控除について、本人名義以外のものでも控除できる場合・出来ない場合について、代表的な例を取り上げてみました。

なお、これらの情報は、2020年11月16日現在の状況となりますので、最新情報は、リンク先の情報等も合わせてご確認されますようご留意ください。

年末調整についての情報

以前の記事でも紹介していますが、年末調整については、国税庁のホームページでも、特集ページが開設されていて、関連情報がまとめられています。

疑問に思うことがありましたら、ネットで気軽に確認することも出来ます。もちろん、中には難解な部分もありますので、年末調整を担当されている部署や税理士等にご確認下さい。

国税庁ホームページ
年末調整がよくわかるページ

本人名義以外でも控除出来る場合

生命保険料控除については、本人名義以外でも所得控除を受けることが出来ます。もちろん、どんな場合でも控除出来るわけではなく、実際に支払っていることや、生命保険契約の受取人の条件などがあります。

国税ホームページ
年末調整がよくわかるページ
令和2年分 年末調整のしかた
2-3 保険料控除申告書の受理と内容の確認(PDF/1,302KB)

国税ホームページ
年末調整がよくわかるページ
年末調整Q&A(PDF/275KB)

 

地震保険料控除についても、基本的には同様の考え方になります。

国税ホームページ
年末調整がよくわかるページ
令和2年分 年末調整のしかた
2-3 保険料控除申告書の受理と内容の確認(PDF/1,302KB)

 

社会保険料控除については、ざっくり言えば、給与天引きや年金などの収入の入金時に天引きされているような場合には、本人名義で本人が支払っているのが明らかなため、本人の所得控除となりますが、直接保険料等を支払っている場合には、その保険料等を負担している支払者の所得控除として、使用することになります。

国税ホームページ
年末調整がよくわかるページ
令和2年分 年末調整のしかた
2-3 保険料控除申告書の受理と内容の確認(PDF/1,302KB)

国税ホームページ
年末調整がよくわかるページ
年末調整Q&A(PDF/275KB)

本人名義以外は控除出来ない場合

小規模企業共済や個人型確定拠出年金(iDeCo)については、本人名義以外の所得控除は出来ません。

国税ホームページ
年末調整がよくわかるページ
令和2年分 年末調整のしかた
2-3 保険料控除申告書の受理と内容の確認(PDF/1,302KB)

社会保険料控除にある「国民年金基金」などと混同しがちですが、例えば、本人Aの配偶者Bが「国民年金基金」「個人型確定拠出年金(iDeCo)」に加入していて、その掛金等を現金で支払っている場合、その負担者が両方とも本人Aである場合でも、「国民年金基金」は本人Aの所得控除となりますが、「個人型確定拠出年金(iDeCo)」は本人Aが配偶者Bの掛金等を立替えているだけなので、本人Aの所得控除ではなく、配偶者Bの方の所得控除となります。

おわりに

基本的なことになりますが、確認しておきたい事項になります。特に、2020年のコロナ禍において、夫婦の一方の収入が一時的に減少している場合には、社会保険料等の支払いを相手に負担してもらっている場合もあります。その時には、支払者の方で所得控除することが必要であり、税負担としてもトータルすれば少なくなる場合がありますので、ご確認いただくことをおススメします。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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プロフィール写真 税理士 藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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