ノマド的な働き方を試してみる

2020年に始まるコロナ禍の影響で、リモートワークの推進など、職場以外で働くということが行い易い環境が整いつつあります。

そうはいっても、いきなり全ての人が明日からリモートワークで、とはならないのが現状ではあります。

今回は、たまたま普段と違う環境で過ごす機会が出来ましたので、リモートワークの先を見据えたノマド的な働き方についてちょっと考えてみました。

目指す方向性

コロナ禍をきっかけに、リモートワークやテレワークという言葉が飛び交うようになる前から、ノマド的な働き方というのは注目されていました。

ノマドワーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノマドワーカーは、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末などを使い、Wi-Fi環境のある喫茶店など、通常のオフィス以外のさまざまな場所で仕事をする人を指す日本語の表現。また、そのような働き方を、「ノマドワーク」という。

もちろん職種などによっては、場所を選ばずというのが難しい場合もありますが、私自身でいうと、税理士という仕事であれば、工夫が必要ではありますが、実践することは不可能ではないでしょう。

以前であれば、税理士業務を行う場所については、基本的には届出をしている事務所の所在地で行うことが求められるような雰囲気がありました。

それが、コロナ禍でのリモートワーク推進の影響を受けて、税理士法の解釈を柔軟に行うことが明文化され、事務所以外の場所で税理士業務を行うことについて、ある程度のお墨付きが出た印象です。

全ての税理士業務を事務所以外の場所で行うというのは、今の段階では現実的ではありません。

しかしながら、コロナ禍が収束して、ある程度は以前のように移動が自由に出来るようになれば、長期の旅行や出張を気兼ねなく計画して、リモートワークの形をベースにしたノマド的な働き方というのも実践できるのではないかなと考えています。

仕事に充てる時間帯

例えば、旅行がメインであるけれども、ある程度の仕事は遮断せずに対応するとした場合には、仕事をするタイミングというのは考えておきたいものです。

旅行中であっても、いつでも仕事をするようにしてしまうと、単純に旅行を楽しめなくなるでしょう。何かしらメリハリは付けておきたいものです。

特に一人での旅行ではなく、家族や同行者があるような場合には、余計に気を遣ったり、遣わせたりするかもしれないので、線引きはきっちりしておく方がよいでしょう。

そうなると、やはり早朝の時間帯を活用するというのが有効な手段かなと思います。家族や同行者がいる場合には、まだ誰も起きていないような時間帯にまとまった時間を作ることが出来ます。

早朝の時間帯であれば、宿泊先の共有スペースなども人気がなくて静かなので、より集中して仕事を行うことが出来ます。

5時に起きて、ちょっと身支度をしてすぐにスタートさせれば、朝食を食べるまでに2時間ぐらいは時間を確保出来ます。

そこから朝食を食べた後、ゆっくりする時間を使って1時間程時間を確保する。後は、夜の時間帯に1時間程の時間を確保すれば、合計4時間ぐらいは仕事に充てることが出来ます。

4時間といえば、通常の日の半日分ぐらいの仕事の時間になるので、仕事をメインとしない日としては、十分確保出来ているかなと。

もちろん、小間切れの時間になるので、ある程度は計画的にどの業務を割り当てるかを考えておく必要がありますが。

最低限必要な環境

普段とは違う周りの環境でも、事務所にいるときと同じように仕事をするためには、環境を整備しておくことが必要です。事務所にしかない機器や事務所でしか使えないツールばかりだと、環境が変わると何も作業が出来なくなります。

パソコンを使うことを前提とすると、まずはノートパソコンでの作業を日頃から行っておくことが必要です。

事務所をメインとしている場合には、移動するたびに電源プラグなどを抜き差ししていると、手間も掛かるので、出来れば電源プラグをもう一つ購入して、そちらを持ち歩く方が便利でしょう。

それぐらい面倒くさがらずにすればいいのでは?と思われるかもしれませんが、こういった細かいことの積み重ねが環境整備には重要なのではと思っています。

色んな場所でノートパソコンを使うのであれば、通信環境を常に確保しておくというこも必要です。データをどこでも閲覧等出来るようにクラウドツールを使うのであれば尚更です。

事務所のスペースや利用する人数にもよりますが、事務所の通信環境からモバイルWi-Fiを使用して、それを持ち歩くことが出来れば一番効率的です。それが難しいようであれば、事務所の通信環境とは別にモバイルWi-Fiを利用するのも一つの方法です。

もしも、通信速度がそれ程速くなくても支障がないのであれば、スマホのテザリング機能を使うことも一つの方法です。実際、私が外出先などでちょっとした作業などクラウドツールで行うときには、スマホのテザリング機能を使っています。

速度が遅いと感じるときもありますが、今のところ支障が出る程でもないので、使い勝手としては問題ないレベルです。スマホであれば、いつでも持ち歩いているので、持っていくのを忘れたりなどはほとんどないかなと。

あとは、自分自身の状況に合わせて、必要なものを追加していくことで、場所を選ばない仕事のやり方が実現できます。

おわりに

一応今回は事前にやるべき仕事は終わらせた状態にしていたので、その期間にやらなければならないことや緊急のことというのはありませんでした。

しかしながら、ノマド的な働き方の可能性については、手応えを感じる部分がありましたので、更にもう一歩踏み込んで、実践していきたいなと思います。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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