知り合いに仕事を頼むとき頼まれるときに期待することされること

仕事を進めていく中では、協力を仰がれたり、仰いだりすることがあります。

会社に勤務している状況であれば、個人的な繋がりだけで仕事を受けたりすることは、難しい場合もあるでしょう。

フリーランスなど独立開業している場合には、自分の意志によるところが大きく、そういった場面に遭遇することは比較的多いものです。

今回はそんな知り合いとの仕事のやり取りについて考えてみました。

知り合いとの仕事のやり取りの線引き

税金について意識しているかどうかは別として、税金と関りが全くないという人はおそらくいないでしょう。

例え税金を支払うことがなくても、元々ある税金の負担がそれぞれの状況に応じて、免除されたり、軽減されたりしているだけで、税金との関りがないというわけではないものです。

こうした税金と密接している税理士という職業柄、仕事で関係する対象というのは幅広くて、極端に言えば、全ての人と言ってもいいかもしれません。

仕事に繋がるかどうかは別の問題ではありますが。

事業をしていない人でも、税金に関する疑問を持つことはよくあることで、身近な話題となることもあります。

知り合いの方であれば、日常会話の中で、ふと税金の話題になり、そういえば税理士さんですよね、こういう場合はどうしたらいいですか・・・のような流れになったり。

今のところは、特にここまでなら答える、これ以上は答えない、など明確に決めているわけではないですが、ある程度の線引きは必要かなとは感じています。

おそらく質問した方は、そんな真剣に相談しようとしているわけではなくて、話題の一つとして、パッと簡単に答えてもらったらみたいな感覚で、深い意味はないことが多いでしょう。

こちらもそんな感じで、簡単にパッと答えればいいのですが、多くの場合、個別の事情により、前提条件が変わると、結果も全然違ってくるので、下手に答えられないと思ってしまいます。

そうすると、即答出来なくて、それはまた個別事情をお聞きしてから、きちんと検討した方が・・・のように曖昧な回答になってしまったり。場合によっては、有料に誘導しようとしてる?と勘違いされてしまったり。

そう考えると、プライベートな場では、仕事の話をしない、と決めてしまうのも一つの方法かもしれません。

昔からの友達であったり、気心知れた人であれば、遠慮せずに個別事情も聞ける場合が多いので、そこまで仕事とプライベートを切り分けないこともあるでしょう。

仕事の話をしないから、仲良く出来ているということはあるかもしれませんが。

知り合いに仕事を頼まれるときに期待されること

知り合いとして仕事を頼まれるときには、おそらく色々と期待されていることもあるのかなと、感じることがあります。

直接言われたことはほとんどないですが、依頼内容についてお聞きしている中で、ひしひしと感じることも。

一番に思い付くのは、報酬について。

同じ結果が得られるのであれば、支払う報酬は出来るだけ安くしたいと思うのは、当然の感覚でしょう。

答えが一つで、簡単な前提条件を確認すれば済むということであれば、元々設定している価格よりも安くで提示することもあります。

ただ、同じ労力で同じ結果を得られるということは、むしろ稀なことであり、個別事情に合わせた検討が必要な場合が多いものです。

そうなると、単純に安請け合いすることは、自分の首を絞めるだけでなく、これまで納得して報酬を支払っていただいた方々に顔向け出来ないなと思ってしまうこともあります。

この辺りの感覚については、知り合いだからこそ、入り口でしっかり説明しておくことが必要かなと思います。

あとは、相談のハードルが低くなる、というところでしょうか。

税金については、身近なところがありますが、税理士に相談するということは、こちらが思ってる以上にハードルが高いのだなと感じることが多いです。

そういう意味では、知り合いに税理士がいれば、相談するというハードルは比較的簡単に超えることが出来るので、十分メリットと呼べるかもしれません。

知り合いであっても、こんなこと聞いても大丈夫だろうか、仕事としてきちんと依頼した方がいいだろうか、など関係性の深度によっては、ハードルの高さは変わって来るので、こちら側の普段からの接し方も意識しておくべきかなとは思うところです。

知り合いに仕事を頼むときに期待すること

一方で、自分自身が知り合いの人に仕事を頼むときに期待することは何だろうかと考えてみました。

一番は、事前にその人について知っているので、依頼するかどうかを迷うということが少ないというところでしょうか。

今まで会ったことがない人に仕事を頼む時には、どういった仕事をどこまで頼めるかというヒアリングを一から行う必要があります。

もちろん、そういったヒアリングは必要な工程として考えるべきかもしれませんが、一番気を遣う場面でもあり、事前に長い時間を掛けて知れているというのは、大きなアドバンテージなのかなと思います。

また、仕事を依頼する時の対応は良かったのに、いざ仕事を進めていくと、途端にあれ?と思うこともあったりします。

人にもよるのでしょうが、仕事を取る時の労力の配分が大き過ぎて、その後の対応が疎かになるということはたまにあります。

場合によっては、最初とその後の担当者自体が変わるので、そのギャップが大きいなど。大企業でその辺りの対応がきちんとシステム化されているはずなのに、違和感があったり。

知り合いであれば、そうした違和感があればそもそも依頼しないという判断もあり、そこに割く労力を減らすことが出来たりします。

支払う報酬については、安ければ嬉しいところではありますが、こちらが想定している成果、またそれ以上の成果を得られるように、それに見合う報酬はきちんと支払いたいところではあります。

いい格好したいというところもあるかもしれませんが、支払う報酬をケチって思うような仕事がしてもらえないのを防ぐ、きちんと報酬を支払うことで、きちんと仕事をして欲しいというプレッシャーになる、などこちらの打算的な考え方もあったりします。

それは、知り合いであっても同じで、馴れ合いにならないように、仕事の部分では対等に接することで今後もより良い関係性を続けられるのかなと。

おわりに

独立開業すると、直接仕事の依頼を受けることがあるので、ある程度の方針は必要とはなります。ただ、一度方針を決めたからそれで終わりではなく、失敗も経験しながら、少しづつ自分のスタイルを固めていくのがいいのかなと思います。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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