食べ物の好き嫌いをはっきり言うのは良くないことなのか?

複数人で食事をする機会があると、どんなお店にするか、どんな料理にするかというのは悩む場合もあります。

家族やよく知る人ばかりであれば、その人の好き嫌いや趣向について、ある程度把握していることもありますが、初めての方がいれば、気を遣うところではあります。

食べ物の好き嫌いを事前に聞くということも出来ますが、あまりに細かい条件があると、対応しきれないこともあったりするでしょう。

今回は食べ物の好き嫌いの伝え方について、考えてみました。

子供の好き嫌い

自分が親の立場として、自分の子供の食べ物の好き嫌いというのは、ある程度は把握しているところです。

もちろん、全てを把握しているわけではなく、子供自身があまり主張してこないところは分からないので、スルーしてしまっていることもあるでしょう。

成長に伴って、嗜好が変わってきて、以前は好きだったものが、嫌いになっていたり、以前は食べられなかったものが、食べられるようになっていたり。

毎日家でご飯を朝昼晩と一緒に食べていれば、その嗜好の変化にリアルタイムで気付くことが出来ますが、学校給食が始まったりして、家の外で食事をする機会が増えてくると、なかなか把握するのは難しいところです。

人にもよるでしょうが、子供の場合は、食べ物の好き嫌いをはっきり言うことが多い印象があります。

何かに忖度したりということの前に、感情的にすぐ言葉に出てしまうということが多いからかもしれません。

基本的には、食べ物の好き嫌いをはっきり言ってもらうと、食事を用意する側からすれば、それに合わせて準備が出来るので、助かる部分があるのですが、子供の場合には少し事情が変わってきます。

好き嫌いの主張がわがままと捉えられたり、栄養の摂取という観点から、その子の成長にとって良くないと判断されて、その主張に合わせることが出来ないという場合があります。

今はあまりないかもしれませんが、私の子供の頃を思い返せば、学校給食で嫌いなものが出た時に、食べ切るのに時間がかかる子というのはいました。

下手をするとお昼休みの時間中もずっと、完食するまで遊びに行ったり出来ないという子もいたり。

先生がいない時に、こっそり食べるのを手伝ったりということをしたこともありますが、それはその子のためにならないからダメ、というような主旨のことを言われていたような気がします。

好き嫌いをあまり言わない人

私自身は、子供の頃は食べ物の好き嫌いをあまり言わない方ではありました。

その判断は自分なので、周りがどう思っていたかは分かりませんが、好き嫌いをはっきり言う人を見聞きすると、そんなこと言うんだなと思っていた方なので、あまり好き嫌いを主張することはなかったのだと思います。

みんながそうなのかは分かりませんが、私の場合は、好き嫌いというはっきりした区分というよりも、好きなものとそれ以外というようなイメージを持っていました。

カレー、ハンバーグ、鶏のから揚げなどは大好きで、パクパクと食べ進めていき、ご飯のおかわりもいつもより多めになったり。

煮魚や煮物などは食べられるし、残したりすることはないのですが、箸の進みが遅くなり、ご飯のおかわりの回数が減ったりすることも。

直接的に親から言われたことはなかったと思うのですが、好きなものばかり食べていてもダメで、それ以外のものも我慢して食べないと身体に良くない、ということがずっと念頭にありました。

そうした思いもあって、好きではないものが出て来ても、平然としたフリをしながら食べていたのだと思います。

成長してくると、その辺りの考え方も少し緩くなったり、立ち振る舞いも変わってきました。

好きではないものを極力避ける時を作ったり、好きなものを多く食べれるように画策したり、ということもありました。

ただ、根底にある好きではないものも食べなくてはならない、という思いは今でも変わっていないかなと思います。

好き嫌いをはっきり言う人

アレルギーがあったり、体調に直結する場合には、当然その旨をはっきりさせておくということは言うまでもありません。

そういった兆候も踏まえて、食べ物の好き嫌いをはっきり言う人というのはいるものです。

一緒に食事をする人それぞれの希望に沿う形が取れれば、その準備もスムーズになるので、はっきり言ってもらえると助かる部分はあります。

気付かぬところで、嫌いなものばかりを用意してしまい、その人だけ楽しめなかったということになれば、事前に知っていればなぁと思ってしまうものでしょう。

好き嫌いをはっきり言う人としても、きちんと伝えておくことで、他の人に気遣いさせ過ぎずにいられるのではという思惑もあるようです。

嫌いなものを我慢して食べていると、それを好きな人に対して失礼でもあり、好きな人がたくさん食べれて、嫌いな人も嫌いなものを食べなくて済む、ということであればお互いにとって良いのでは、という考え方もあります。

ただ、好き嫌いの範囲が、狭過ぎたり、広過ぎると、その対応には苦慮することもあります。

言い方や伝え方によっては、わがままと捉えられることもあるでしょう。こうした対応だけではないですが、やはりお互いの気遣いというのが大切なのかなと思うところです。

申し訳ないと思い過ぎず、当然とふんぞり返らない、この辺りのバランスの見極めが必要なのかなと思います。

おわりに

意見がはっきりしているということは、分かり易いところではあります。

ただ、唯一の正解というのはなかなかないものなので、はっきりしている分、反対意見が出ることを想定した対応が必要なのかなと思います。


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この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
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