ベタが受け入れられていることの嬉しさ
ここ最近、映画や舞台を鑑賞する機会が増えました。
全く初めての作品というよりは、シリーズ物の最新作であったり、以前からある作品が舞台化されたものなど、馴染のあるものがたまたま多くありました。
奇抜で思いもよらない展開というよりも、いわゆる「ベタ」な展開ではありましたが、楽しむことが出来ています。
ベタな展開が結構好き
ベタといえば、一般的にはあまり良い意味では使われていないのかもしれません。
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「ベタ」
・・・
3 俗に、ひねりがなく、面白味に欠けるさま。「―な駄じゃれ」
・・・
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goo国語辞書より
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%B9%E3%81%9F/
びっくりしたり、驚いたりすることも、エンターテイメントを楽しむ醍醐味の一つではあります。
その方がインパクトも強いですし、記憶に深く刻まれて、後から思い出すことも出来ます。
人に話す時にも、強弱が付けやすいので、聞く側としてもその方が面白味があるのでしょう。
私自身も、そういったエンターテイメントというのは好きではあります。
今では行く機会はめっきり減りましたが、学生時代などは色んな遊園地などのジェットコースターを巡っていました。
全国各地とまではいかなくても、日本一!日本有数の!というものは何だかんだで経験しています。
山梨県にある富士急ハイランドの「ド・ドンパ」は、当時世界No.1という触れ込みもあったので、大阪から車で行ってみたり。
富士急ハイランドホームページ
ド・ドドンパ
三重県にあるナガシマスパーランドの「スチールドラゴン2000」も、当時世界一という触れ込みがあったので、これまた車で向かってみたり。
ナガシマリゾートホームページ
スチールドラゴン2000
こうしたある意味では、一生で一回しかないかもしれないという体験は、刺激的ではありますが、なかなかパワーを使うモノでもあります。
なので、日常に密着したベタなモノというのも同じぐらい好きだったりします。
吉本新喜劇などはその典型と言えるかもしれません。
初めて観たのは、小学生の頃でしたが、その時は衝撃を受けたことを覚えています。
初見だったので、それがベタな笑いという感覚はもちろんなくて、息が出来ないぐらい、ゲラゲラとお腹を抱えて笑ったというのは初めての経験だったのかもしれません。
そこから、30年程経っていますが、基本となるスタイルは変わっていないように思います。
出演者も大幅に変わっていて、内容も日々アップデートされているにしても、吉本新喜劇という枠組みとしての捉え方というのは変わっていないのかなと思っています。
自分の子供世代でも
自分の子供が大きくなってきて、一緒にテレビや映画などを観るようになってくると、趣味嗜好というのが段々と分かってきます。
基本的には、今どきの子供であるので、世の中で流行っていることに興味が向いています。
2022年5月現在でいえば、YouTubeやTikTok、SNSなどで取り上げられているものでしょうか。
私も韓国アイドルなどはテレビで観たぐらいは知っていますが、ほとんどついていけていません。
自分が子供の頃を考えてみても、自分たちが夢中だったものを、親がどれぐらい認識していたかは疑問なので、そんなものなのかなと思っています。
それでも、一緒に楽しめるものもいくつかあったりはします。
新しいものに自分たちが理解を示せる場合。
やっぱり良いものは良いという認識であって、世間一般に受け入れられているものというのは、入り易いのかなと思います。
韓国のアーティストの「BTS」などはその典型例かもしれません。
きっかけは子供達から受けたものですが、同じように音楽や映像を観て楽しむことが出来ています。
知識量や熱量などは全然かないませんが・・・。
反対に、私が子供の頃などに楽しんていたものを、今の子供たちが同じように楽しんでいるという場合もあります。
アニメ「名探偵コナン」などはその一つです。
今ではマンガ単行本が100巻を超えていますが、週刊サンデーで連載が始まったときのことはよく覚えています。
当時は、ミステリーという要素ながら、親しみやすい絵のタッチや分かり易い展開で、すぐ夢中になりました。
途中までは単行本も集めていました。
そこから時間が経って、今自分の子供が同じように楽しんでいるというのは感慨深いものがありますし、単純に嬉しいものです。
ベースはそんなに変わらないのかも
今でも長く続いている作品などは、その時代ごとの時流の変化に合わせた展開を織り込みながらも、ベースとなるものは変わらないのかなと思っています。
先の例で挙げた「名探偵コナン」にしても、元々の設定自体は、奇抜で現実とはかけ離れている部分がありますが、そこから常に変化しているわけではありません。
ミステリ・友情・恋・正義など、描かれているテーマはいわゆるベタなものであり、そこに奇抜さはありません。
幅広い世代に受け入れられているジブリ作品なども同じなのかもしれません。
ジブリ作品は大人も好きな人が多いですが、やっぱり子供の好きが圧倒的に多いように感じています。
内容的には、ほんわか楽しくだけでなく、人間のエゴなど嫌な部分をテーマとして分かり易く描いていたりします。
大人でも考えさせられる部分が多いのに、子供たちはどう感じているのかというのは気になるところです。
自分が子供の頃を思い返してみても、本当に何も知らない、ピュアなところだけではなく、子供なりの人間社会の中で、良いことばかりではない、ということを感じ取っていたように記憶しています。
嫌な部分だけをみて、絶望するのではなく、それを飲み込んで、良いところに目を向けながら、それでも日常を楽しく過ごせればということを直感的に感じ取っていたのかもしれません。
だからこそ、こうしたベタなことというのは、いつまでも受け入れられるのかなと思います。
おわりに
自分の価値観を押し付けないようにとは思っているのですが、やっぱり同じものを楽しいと言ってもらえると嬉しいものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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