不安な時は一歩でも動いてみる

よそはよそ、うちはうち。

そうは言っても、よその動向は気になるものです。

特に事業をしていれば、同業者などの動向は余計に気になるものでしょう。

気にして良い方向になることも

会社勤めから、独立して自分で事業を始める時には、まずは自分自身がやりたいことを考えることが優先事項でしょう。

その時には、何かしらモデルとなるものを見本とすることもあります。

例えば、同業者で順調な経営をされている人を参考にする。

メディアなどで露出しているような有名な人の場合もあるでしょう。

もっと身近な人を参考にする場合もあります。

元々同じ職場で働いていた先輩・同僚・後輩などはイメージし易いかもしれません。

そうした人達が活き活きと活動している姿を見れば、いい刺激になります。

自分も頑張れば、あんな風になれる。

そのためには何をしなければいけないのか。

事業を行うにあたっては、同業者の研究というのも必要になってきます。

研究と言っても、そんなに大袈裟なものではなく、どういった活動をしているかの情報収集をする、ぐらいなものです。

ホームページがあれば、事業概要や商品・サービスメニュー、価格などを簡単に見ることが出来ます。

全てのページを隅々まで見る必要はなく、ポイントを絞って見ていけば、具体的な傾向が見えてくるものです。

中には、具体的な商品やサービスメニューを掲載していない場合もあるでしょう。

商品やサービスメニューをはあっても、価格が掲載されていない場合も。

そもそもホームページ自体がないということも。

その辺りは良し悪しではなく、どういった方向性かというのを見極めるための材料の一つになったりします。

そこから、自分自身が目指すべき方向性をぼんやりとでも形作っていくことになります。

もしかしたら、自分だけで考えていたのでは、方向性が見えて来なかったかもしれません。

そもそも、自分で事業をしようという踏ん切りがつかなかったかもしれません。

そういった意味では、他の人を気にするというのは良い方向にへのきっかけとなることもあります。

比較して悪い捉え方をすることも

もちろん、他の人の動向を気にし過ぎることで、悪い捉え方をしてしまうこともあります。

事業を行っていると、売上や利益など、客観的に比較できる指標が出て来ます。

具体的な金額をオープンにしているケースというのはあまりないかもしれませんが、会話の中であったり、従業員数・事務所の広さなどの周辺情報から、何となく事業の規模は分かるものです。

自分よりも売上が大きい、儲かっている、というような情報は、場合によってはマイナス思考を呼び起こすこともあるでしょう。

5年後にあんな風になれるのだろうか?

同じぐらいの年代なのに、明らかに儲かっている。

事業始めたばかりなのに、いきなり順調そうだな。

他人と比較することで、自分自身の不甲斐なさを勝手に感じてしまうかもしれません。

場合によっては、意図的にマウントを取ろうとしてくることもあります。それが良いか悪いかというのは、客観的な判断は出来ませんが、少なくとも自分自身にとっては、悪い影響が出てしまうものです。

意図的ではないにしても、結果的にマウントを取られたと感じてしまうこともあるでしょう。

相手に悪意はなくても、こちらが勝手に劣等感を抱いてしまう。

むしろこういった場合の方が、後々まで尾を引いてしまうのかもしれません。

不安な時は一歩でも動いてみる

事業を行っていく上では、人との比較というのは避けることが出来ません。

気にしなければいいのでは?という考え方もありますが、気にしないと思うこと自体が既に気にしている、とも言えます。

人との比較は受け入れておいて、そこからどのように消化していくかを考えるのも一つの方法でしょう。

売上や利益が多くても、仕事に追われているのは嫌だ。

自分の時間を確保する方が幸せだ。

近年こうしたワークライフバランスを考えた人生設計が注目されていますが、人によってはただの言い訳だと捉えることもあるようです。

確かに、売上や利益が思うように上がらないのに、それを自分の時間が確保出来ているとすり替えている場合には、ただの言い訳と言えるかもしれません。

ある程度の売上や利益の確保というのは必要で、一つの目安としては、食べていけるかというところでしょう。

その上で、自分の時間の確保という思考になるのであれば、まだ理解できるかもしれません。

しかしながら、事業をしていると、不安は尽きないもので、売上や利益がこれだけあれば十分というのはなかなか思えないものです。

そうした不安に、他の人との比較が入ると、余計にその不安が増幅されてしまいます。

私自身も少なからず、そういった思考に陥ることもあります。

そんな時には、ただ悶々と考えるだけではなく、一歩でも動いてみるようにしています。

それが有効な手段なのか、成果が上がるものなのか、それは分かりません。

そこを考え始めると、更に別の悩みが出てくるので、深くは考えない。

動いてみることで、少なくとも対策を打ったという実績が残ります。

売上を伸ばしたいなら、新しい商品・サービスを思い付きでも打ち出してみる。

もちろん、そんなに簡単に新しいものなんて出来ない、思い付きのもので売上があがるわけがない、ということもあるでしょう。

それなら、今は無料で実施していることを切り分けて有料で打ち出してみる。

自分で事業を行っているなら、それぐらいは出来るようにしておきたいものです。

それで、不安が和らぐのであれば、儲けものです。

いきなり大成功というのはやってこないものです。

今大成功しているように見える人でも、それまでの積み重ねが花咲いた状況がたまたま今だっただけなのかもしれません。

花咲くタイミングは人それぞれ違うものなので、その時を気長に待ってみるのもいいものです。

おわりに

税理士試験の受験中にも同じようなことを考えていました。結果的に、不安を払拭出来たことはとても良い経験で、そうした実績があるからこそ、じっと耐えることも必要なのだと思えるようになりました。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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