ゆかりのある場所をジョギングで巡る

このブログでは何度か書いていますが、マラソンを趣味にしようと緩く続けています。

大会にバンバン出て記録を狙うというよりは、長く走ることが目的のような感じです。

そのため、日々のジョギングなども、練習というよりも、それ自体を楽しめるようにしたいと考えています。

目的地があると、長く走れる

日々のジョギングと言っても、毎日走ったりはしていません。

基本的には週1回、週末の早朝の時間を使って、ある程度まとまった距離を走るようにしています。

時間の使い方の問題で、今の生活スタイルでは、平日になかなかまとまった時間が取れないという判断で、これぐらいの頻度になっています。

後は、月に2回マラソンのレッスンに参加しているので、大体月6回ぐらいのペースです。

ちゃんと取り組んでいる人からすれば、これでは少な過ぎると思われるでしょう。

ただ、本人としては、その週末のジョギングの時間が楽しみで、充実した時間と感じているので、自己満足でいいのかなと思うようになりました。

もちろん最初から楽しみと思えたわけではなく、走り出すのに億劫になっていた時もありました。

あぁ、これからしんどいことが始まる、という感覚でしょうか。

誰かに強制されたわけではないですが、マラソンしていることに憧れがあって、趣味として始めると言った手前すぐに辞めるわけにもいかない。

マラソンをちゃんと趣味にしている人の話を見聞きすれば、大会で〇時間を切っていたり、月に〇〇km以上走っているなどのキラキラした情報が溢れている。

そこに追いつくためには、もっと走り込んだり、大会に向けたトレーニングが必要?

それが間違っているわけではなく、自分には合っていなかったので、週1回のジョギングでさえも、その走り出しまでがとてもしんどく思えていました。

その考え方が変わったのは、マラソンのレッスンを受けるようになってからで、ジョギング自体に目的を持たせられるようになりました。

どこか行きたいところがあったときに、まずは走って行けそうかを考えてみたり。

電車や車なら、そんなに時間がかからないところでも、走って行くとなったら、何倍もの時間がかかることがあります。

しかしながら、その時間が多くかかることが嬉しく感じられるようになってきて、達成感を持って充実した時間を過ごせるというのはいいものだなと最近思えるようになってきました。

ただ当てもなく、何時間も走り続けるというのは、ゆっくりでもしんどいものです。

それが明確な目的地を目指すことで、力がみなぎってくるという感覚です。

学生時代のゆかりにあるところへ

ジョギングの目的地の決め方は色々ですが、例えば、学生時代にゆかりのある場所を目指してみたこともありました。

小・中・高校と大学2回生までは実家に住んでいたので、ゆかりのある場所は兵庫県の実家の近くがメインです。

今は大阪市内に住んでいるので、さすがにそこまでジョギングで行くというのはまだ出来ていません。

もっとまとまった時間が取れるようになれば、挑戦はしてみたいですが・・・。

現実的にジョギングで行ける距離のところと言えば、大学3回生から一人暮らしを始めた大学の近辺。

距離にして、今の自宅から大学まではおよそ16km。

電車で行けば、30分ぐらいの距離です。

ある時、思い立ってジョギングで向かってみました。

最短ルートなどは分かりませんが、とりあえず方向だけ分かっていれば、そこに向かって道路をひたすら進んでいきます。

途中からは、電車と同じ道を走ることになり、ひたすら目的地を目指していきます。

電車から見えていた景色と走りながら見える景色がリンクすることがあり、懐かしく感じることも。

片道だけでもまとまった距離なので、大学に到着する頃には結構な疲労がありました。

今16kmということは、もう少し走ればハーフの距離まで行けるなぁ。

単なる思い付きでしたが、最初の目的地に到着出来たことで、気分が高揚していたのでしょう。

そのまま、一人暮らしをしていたマンションを目指しました。

当時は自転車で通学していたので、それ程距離があるとは思っていませんでしたが、走ってみると意外に離れていたんだなと今更気付いたり。

途中、よく通ったお好み焼き屋、ラーメン屋、居酒屋などを見掛けて懐かしさに浸りつつ、今は別のお店に変わっていたり、建物自体が無くなっているのを目の当たりにして、時の流れを感じることも。

ようやく一人暮らしをしていたマンション近辺に辿り着きましたが、当時のマンションがない。

別の新しいマンションに変わっていましたが、その場所まで辿り着けたので、それはそれで充分満足感がありました。

意外に走って行けると気付いてからは、何度かジョギングでそちら方面まで行くことがあります。

無理はする必要はないので、帰りは電車で帰ることも。

今では、そこで下見したラーメン屋さんに、後日仕事のついでなどで訪問するようにしています。

仕事でゆかりのあるところへ

社会人になってから、異動や転職で、勤務先の場所が何度か変わっています。

勤務先自体は、たまたま全て大阪市内なので、今住んでいる場所からそんなに離れていません。

そのため、ジョギング以外でも近くを通ることがよくあります。

気軽に仕事でゆかりのあるところへジョギングで行けるので、複数の場所をはしごしながら進むこともあります。

基本的には休日の早朝にジョギングしているので、誰かに遭遇するということはないのですが、あれだけ1日の大半の時間を過ごしていた場所を目の当たりにすると、感慨深いものです。

仕事でゆかりのあるところと言えば、職場はもちろんそうですが、住んでいる場所もまたゆかりのある場所でしょう。

私の場合は、社会人になって初めて住んだのが会社の独身寮だったので、少し特殊な環境でした。

いつも会社と関わっているような感覚というところでしょうか。

だからこそ、思い入れも強かったりします。

住んでいたのは、結婚するまでの3年ぐらいでしたが、もっと長くいたような感覚があります。

そこは尼崎だったので、兵庫県ですが、大阪寄りです。

今住んでいるところからだとおよそ12kmぐらい。

今となっては全然ジョギングで行ける距離です。

ちょうど往復でハーフぐらいの距離になるので、いい距離感です。

国道沿いをひたすら走るだけなので、道には迷うことはありません。

懐かしい景色が見えてくると、当時のことを思い出して、何だか満たされたような気持ちになったり。

あの時の必死さや苦しさや期待感など、思い描いていた未来の通りになっているかは分かりません。

どういう未来を思い描いていたかがなぜか思い出せず。

もしかしたら、何も思い描いていなかったのかもしれません。

それでも、こうして過去と向き合える時間を作れているということは、それなりに充実した未来になっているということかなと思うようにしています。

おわりに

ゆっくりしたペースとはいえ、自分としては結構な距離を走っていることになるので、後から思い掛けない疲労に襲われることもあります。それもまた、心地良い疲れではあるのですが。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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