楽しさを伝える、ハードルを下げる

コロナ禍になる前の2019年12月からマラソンのレッスンを定期的に受けるようになって、2023年2月8日現在で3年程経ちました。

ハードなトレーニングをするというよりも、走ることを習慣づけることに主眼が置かれています。

こうした考え方は、自分の仕事にも通じるものがあるなと感じています。

楽しさを伝える

このブログでも何度か取り上げたことがありますが、マラソンのレッスンを受けようと思ったきっかけは、大阪マラソンでの惨敗でした。

惨敗の意味合いは、人それぞれであり、目標にもよるのですが、私の場合は自分の実力の過信によるものが大きかったように思います。

フルマラソンを見据えた練習をきちんとこなすことなく、見様見真似の練習方法を思い付きで行う。

よく分からないまま他人との比較で、目標タイムを設定する。

結果、膝の痛みや吐き気との戦いで、コースの半分ぐらいは歩いてしまい、何とかゴールは出来たというものでした。

そこから、リベンジの気持ちで、きちんとトレーニングをしようと思い立ち、マラソンのレッスンを受けることに。

勢い込んで臨んだレッスン初日で、コーチからいただいたキーワードは、

「楽しく走る」

でした。

最初は、

「それでいいのだろうか?」

「何かサボっているみたいで、楽してるだけなのでは?」

と色んな思考がグルグルしていました。

「しゃべりながら走るぐらいリラックスして・・・」

「ゆっくりでいいんです・・・」

こうした教えはその後も続きましたが、段々と身に染みるようになってきました。

そんなにハードなトレーニング内容ではないのに、身体への負荷は思っている以上に掛かっている。

最初の頃は、ちょっとした筋トレでも、翌日には筋肉痛で腕が上がらず、服が上手く着れないことも。

まずは、自分の実力を思い知らされました。

ただ、しんどいから辞めたいとか、行きたくないという気持ちはあまりなく。

しんどいけれど、無理せず続けるぐらいの気持ちで臨んでいたからかもしれません。

そこから、自然と「楽しく走る」ことが目指せるようになってきました。

毎週週末の早朝に実施している長めのジョギングが楽しみになってきたり。

楽しく走ることを伝えるのが私の仕事なんです、と最近言っていたコーチの言葉が印象的でした。

仕事で楽しさを伝えるためには

もちろん業種や仕事の内容によっては、誰かに楽しさを伝えやすいものもあるでしょう。

そのものが楽しいものであれば、伝え易かったり。

自分の仕事に置き換えると、どうか。

税理士業となると、税務会計に関することであれば、小難しいイメージになりがちです。

また、申告書の作成など、基本的には仕事を請け負うことになるので、楽しさを伝えることとはかけ離れているイメージです。

楽しさを伝えるというのは、相手に何らか教えるという場面の方がしっくりくるかなと。

例えば、顧客側で会計処理などの入力をしてもらうなど、いわゆる自計化をしている場合。

こちらで実施するのは、会計処理された内容のチェックやアドバイスなど。

時には、会計処理について、質問を受けることもあります。

そこで、楽しさを伝えることが出来るかどうか。

パッと見ではなかなか難しいかもしれません。

ただ、全員に当てはまらなくても、一部の人でも楽しさを理解してもらえたら良い、でもいいでしょう。

例えば、自分が楽しいと思えるのはどんな時か。

数字がピタッとあった時。

より効率よく処理方法を工夫して、それが実現出来た時。

会計処理の積み重ねで、事業の全容を数値で把握して、経営判断がなされていく時。

・・・

楽しいことばかりではない。

だからこそ、楽しさを見出す工夫が必要なのかなと思います。

ハードルを下げれるように

税理士として独立開業してから、勤務していた時には接することがなかった場面に遭遇することがあります。

例えば、税務相談。

事業をされている方から、個人の確定申告に係るものなど、内容は多岐に渡ります。

特に、最初驚いたのは、個人事業主の方がご自身で確定申告をしていることが多いということ。

勤務していた時には、確定申告を請け負うのが仕事だったので、自分でされているという事実を知る機会がほとんどなく。

そういった方は税理士に委託していないので、当たり前ではありますが。

税務相談などスポット相談などでは、ご自身で作成された確定申告書を見ながら、見直す点などをお伝えすることもあり、新鮮な気持ちになります。

ただ、多くの人は確定申告の時期に集中的に処理を行うため、しんどさや大変さを抱えているように感じます。

本当は、そこに楽しさを見出せればいいのですが、なかなか難しいものです。

それでも、こちらが少しアドバイスをすることで、前年よりも早く確定申告が出来た、来年も出来そうです、という言葉をいただくこともあります。

楽しさを伝えるのが難しくても、せめてハードルを下げれるようにはしたいものです。

取り掛かる時の憂鬱な気持ちを失くせる。

こうすれば、ひと手間減らせて、時間や労力を短縮出来ますよ、と伝えられる。

自分自身も実践しつつ、年明けの早い段階から前を向いて進めるお手伝いが出来るようにしたいものです。

まとめ

しんどいことが終わった時の嬉しさは格別で、それを楽しいと感じることが出来れば、次また頑張れるものです。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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