経験した実績に加えて、その後の変化に期待している

何事も経験することも大事ではありますが、その中で得られることが全てではありません。

限られた時間の中で、全てのことを完結出来ればいいのですが、その後の変化にも期待したいところです。

研修・セミナー

新しい知識を得るためであったり、知っている知識を深堀りするために、定期的に研修・セミナーを受講するようにしています。

仕事のために必要、ということもありますが。

税理士であれば、年間36時間以上の研修を受講することを求められています。

内容として身に付ける必要性を感じる部分もありますが、36時間という実績の達成に主眼を置いていることは否定できません。

決められた研修の中から選択する必要があるので、仕方ないところもあるかなと。

それでも、自主的に選ばないだろう研修を受けてみるきっかけになることもあるので、上手く活用したいところです。

内容としては、自分が求めているものではなさそうな印象を受けても、いざ受講してみると、興味を惹かれるものだったり、新しい視点を学べることもあります。

そういったセミナーや研修の場合、その中だけで完結出来るということはほとんどありません。

こうしたサービスがある、こういう考え方がある。

それを知った上で、今後どのように動くか。

その場限りで終わってしまうことばかりだとしても、その内容をきっかけに仕事のやり方を少し変えてみたり、新しいシステムを導入することになると、受講して良かったなと思えるものです。

税理士として独立開業しようと考えていたときにも、いくつかセミナーを受けました。

その時には、独立するかどうかを迷っていたわけではないですが、独立した後の自分の姿や仕事のやり方については迷いがありました。

結果的には、色んなセミナーの内容に基づいたものばかりではないですが、少しづつ自分なりに消化して、当初ぼんやり描いていた独立のイメージとは違った形で進めることが出来ました。

どうするかという中身を学ぶというよりは、どう考えていくかという思考方法を学べたことで、その後の変化に繋がったのではないかなと思っています。

旅行

昔から旅行好きで色んなところに行っている、というわけではありませんが、期間の長短はあれど、年に何回かは旅行に出掛けています。

子供の頃は、家族で遠出するとなっても、交通の便がそれ程いい場所ではなかったので、車で出掛けることがほとんど。

車酔いがひどかったので、毎回しんどくなって、憂鬱な気分になることも多かったように記憶しています。

旅行=車

というイメージだったので、旅行にあまり積極的にはなれませんでした。

大学生になると、車酔いもだいぶマシになっていて、色んな交通手段を駆使して旅行するということを経験して、楽しいものだとやっと思えるようになりました。

それでも、電車や新幹線、車で行けるぐらいの距離しか経験しておらず、一番遠くて、車で関東に行ったぐらい。

飛行機に乗ったのは、新婚旅行で初めて海外に行った時でした。

その時の経験は今でも思い出すことがありますが、本当に良かったなと思えます。

一番良かったのは、その後の海外旅行に対する自分の中での敷居が下がったということ。

その後、自ら望んでというわけではないですが、海外出張に行くことになったり、社員旅行で毎年海外に行くことになった時も、抵抗感なく臨めたのは、その時の経験があったからかなと。

その経験がまた今後の自分の変化になるのではと期待しています。

そうした経験があるからこそ、自分の子供たちにも出来るだけ多くの経験が出来るようにという思いがあります。

何か面白そうなイベントを見掛けたら、一緒に行ってみる。

仕事にかまけて、多くの時間を一緒に過ごせたわけではないですが、出来る限りそうした時間を作ろうと心掛けてはいました。

税理士として独立開業して仕事との向き合い方も変化してきました。

子供たちも大きくなってきましたが、今でもその思いは変わらず。

たまに空回りしてしまうこともありますが、過去を取り戻すことは出来なくても、今からでも出来ることはあると思って、実行を試みています。

子供が小さいうちに海外旅行に行けたというのは、経験としての実績というよりも、その後の変化が期待できると思えることの一つです。

今度は〇〇の国に行きたい!と言えるだけでも、自分が子供の頃にはなかった発想なので。

ライブ

自分が子供の頃は、旅行に行ったということもそんなになかったのですが、それ以上にアーティストのライブなどに行ったという記憶がありません。

娯楽といえば、テレビとたまにラジオ。

周りの人がみんな同じというわけではなかったので、おそらく自分の環境がたまたまそうだったということなのだと思いますが。

流行りの曲などを聴くのは、テレビの歌番組かラジオからで、ライブに行くという発想自体がなかったように思います。

テレビで、ライブ映像などが流れることがありますが、自分がそこにいるという想像が働かず。

でも、不思議と、ライブに行きたい!とは思わずに、不満なく過ごしていたように記憶しています。

アーティストのライブに行きたいと思うようになったのは、本当にここ最近です。

でもまだ初心者なので、一人では心細いので、妻に付き合ってもらっていることがほとんど。

妻は学生の頃から、アーティストのファンクラブに入って、ライブに行ったりしていたので、頼りにしてしまっています。

結婚して小さな子供がいる生活の中で、ライブに行けないというのが、ストレスなこともあっただろうと思います。

今更ながら、ライブに行きたいと急に言い出して、自分勝手に振り回してしまっていますが、それでも一緒に行きたい!と優しく言ってくれるのは有難いことです。

その時々のライブの雰囲気を楽しむのはもちろんですが、ライブが終わる頃には、また次のライブを楽しみに日々を頑張ろうと思えるようになりました。

FM802を聴きながら、ライブ情報をチェックしつつ、ちょっとした楽しみを探している。

ライブを経験した実績を積み上げるだけでなく、その後の楽しみを考えられるという変化は今でも楽しいものです。

おわりに

経験したことを思い返して、楽しい気持ちになる。それだけでも、プラスアルファの変化と言えるかもしれません。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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