2023年4月以降に固定資産税をクレジットカード納付する場合の注意点
2023年4月から「地方税お支払いサイト」の運用が始まっています。
納税の支払方法の拡充がなされており、選択肢が増えたり、変更点がいくつかあります。
特に、クレジットカード納付については、各自治体によって対応していない場合もあり、その取扱いがバラバラでしたが、国税と同様に統一したシステムで対応可能となっています。
今回は、固定資産税のクレジットカード納付について、大阪市の場合を例にして、従前の取扱いと比較しながら、注意点などを含めてその流れを簡単にまとめてみました。
なお、これらの情報は、2023年4月24日現在の状況となりますので、最新情報は、リンク先の情報等も合わせてご確認されますようご留意ください。
従前の納付方法
大阪市の場合、以前から市税の納付方法でクレジットカード納付を行うことは出来ていました。
方法としては、送付されてきた納付書に印字されたコンビニ収納用のバーコードを読み取るという方法です。
大阪市ホームページ
市税クレジットカード納付のご案内
独自の「大阪市税クレジットカード納付サイト」を利用すれば、事前の登録等はなしで、クレジットカード納付をすることが出来ます。
流れとしては、下記のようになります。
大阪市税クレジットカード納付サイト
納付手続の流れ
事前の登録は必要ないため、毎回クレジットカード情報の入力が必要となります。
Apple Payを利用していれば、都度入力は必要ないので、私の場合はこちらを重宝していました。
2023年4月以降は「地方税お支払いサイト」を利用
2023年4月以降は、クレジットカード納付を含めて、「地方税お支払いサイト」で納税の手続きが出来るようになりました。
大阪市ホームページ
令和5年4月1日から市税の納付手続きの一部を変更しました
前項で紹介した従前の方法については、2023年6月30日までは利用することが出来ます。
「地方税お支払いサイト」におけるクレジットカード納付の流れは以下の通りです。
地方税お支払いサイト
地方税お支払サイトとは
クレジットカード納付の手続きについては、従前の方法と手間暇はそんなに変わらない印象です。
私の場合は、Apple Payが使えない分少しだけ手数が増えているかもしれません。
eLTAXへのログインで納付履歴を管理することも
eLTAXとの連携が強化されているため、事業をされていて、地方税の申告(償却資産税、給与支払報告書、法人地方税など)をeLTAXで電子申告している場合には、同じ利用者IDで「地方税お支払いサイト」にログインすることが出来ます。
地方税お支払いサイト
ログイン
特に、事業などをしていなくても、利用者IDの取得は可能です。
eLTAXホームページ
利用者IDの取得
ログインして地方税お支払いサイトで納税手続きを行えば、サイト上で履歴の一覧が確認出来るので、便利です。
地方税お支払いサイト
Q.ログインして行った納付の状況を確認したいです。
地方税お支払いサイト
[M11]3.1 納付履歴の確認
おわりに
地方税でクレジットカード納付が出来ないか?と聞かれることもあり、この市町村は出来ないですという案内をすることもありました。
今後は全国どこでも可能になったので、随時ご案内しているところです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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