〇〇にハマるきっかけになった本
これまで、何かにハマるということは人並みに経験してきました。
常に何かに夢中になっているということはなくても、ある時・ある時期に急にハマり出すことがあったりします。
今思えば、何でそんなにハマったのか分からないということもありますが、ただただ夢中だったことは覚えています。
特に、本についてはハマる時期とそうでない時期とで波が激しいですが、何かしらきっかけがあって、特定のジャンルを読み漁るということも。
普段は本を読むということがあまりなかったからこそ、そうしたハマった経験というのは記憶に残っているものです。
自伝本
2023年5月23日現在、日本テレビで放送中の日曜ドラマ「だが、情熱はある」が好きで毎週観ています。
日本テレビホームページ
詳細な内容については、特にここでは書きませんが、芸人さんの半生を描いた作品というのがざっくりした内容です。
昔からこうした自分以外の人生を描いた作品というのは好きで、本を読んだり、映像で観たりということをしていました。
ただ、歴史に出てくるような偉人の伝記が無条件に好きかと言われれば、そういうわけでもなく。
身近というわけではないけれど、その人の表面的な活動を知っていて、興味がある。
そうした人の表には出て来ないエピソードなどを聞くと違う面が見えて、嬉しくなる。
そうなると、歴史的な偉人よりも、テレビなどで活躍している芸能人に目が向いていしまうのは自然の流れでした。
そういう風に思うようになったのは、いつ頃だったのか。
経緯などははっきり覚えていませんが、中学生の頃に読んだ本がきっかけというのはぼんやり覚えています。
ダウンタウンの松本人志さんが書いた「遺書」という本。
朝日新聞出版ホームページ
当時は、ダウンタウンの番組はほとんど観ていたというぐらい、ハマっていました。
そうすると、テレビで観れる姿だけでなく、裏側みたいなものも知りたいという欲が出て来ます。
そんなタイミングで出版された本でした。
ジャンルとして合っているのかは分かりませんが、初めて自分で買った自伝本でした。
内容としては、面白おかしく書かれているというよりも、淡々としたペースで書かれていた印象ですが、随所に出て来る知っている番組や出演者のワードにワクワクしたのを覚えています。
そこから一時期、芸能人の自伝本を読み漁っていました。
今は本として読むということはあまりありませんが、半生を描いた作品などを観るのは相変わらず好きで、定期的に観ているので、あの時の影響力は今でもあるのかなと思っています。
ファンタジー小説
小学生ぐらいまで、自ら本を読むという習慣がない生活を送っていました。
文章を読むのは、勉強などの時に仕方なくという感じで、図書室で自主的に本を読んでいる人を見ると、単純にスゴイなと思っていました。
そんな状態だったところから、小説を読もうと思ったのは、3歳上の兄の影響でした。
影響と言っても、これ面白いぞとか、読んでみたらとか言われたわけではありません。
ある時、兄の本棚に黄色い背表紙の本を見付けました。
KADOKAWAホームページ
「ロードス島戦記 1 灰色の魔女」著者 水野 良 原案 安田 均
それがシリーズものなのかどんどん増えていく。
もしかして、めちゃくちゃ面白いのでは?
そんな風に思って、手に取ったのがきっかけでした。
何故かは分かりませんが、兄に許可を得て読むことをせずに、こっそり読んでいました。
もしかしたら、面白くなくて読まなくなることを懸念していたのかもしれません。
結果的には、面白くてハマってしまったのですが、拝借する頻度が増えたため、後で兄に見付かって、勝手に読むな、としっかり怒られてしまいました。
自分の中では、ファンタジー小説と位置付けていて、現実とはかけ離れた世界の話ではありましたが、小説から想像する映像を思い浮かべながら読み進めるのが楽しいものでした。
今調べてみると、上記の1作目が発刊されてから30周年となるようです。
スニーカー文庫ホームページ
そんなに経つのかという思いと、今でもシリーズが続いていることに驚きを覚えます。
この作品をきっかけに、ファンタジー小説に興味が湧いてきて、田中芳樹さんの作品などに傾倒していくことになりました。
これもまた兄の影響ではありましたが・・・。
それらの文庫本は今でも家にあって、何度か読み直したりしています。
推理小説
ファンタジー小説にハマったことを契機として、他のジャンルにも興味が湧いてきました。
ただ、学生ということもあり、お金に余裕はありません。
漫画やお菓子やジュースに使うお金も必要で、いつも足りないぐらい。
そこで、選んだのは市立図書館に通い詰めるということ。
徒歩で行けるようなところにはなく、電車で2駅ぐらい離れたところに大き目の図書館がありました。
迷うことなく、自転車で通うことになります。
そこで、推理小説として初めて手に取ったのが、赤川次郎さんの作品でした。
徳間書店ホームページ
「盗みは人のためならず 夫は泥棒、妻は刑事 1」赤川次郎 著
上記のページでは、新装版として2011年の刊行となっていますが、もう少し前に刊行されていたように記憶しています。
赤川次郎さんの作品を選んだのは、読み易かったというのが一番の理由です。
探している最中にちょっと立ち読みしてみようと思って、短編一つを一気に読んでしまい、面白くてそのまま手に取って席に戻ったことを覚えています。
そこから、「あ行」から順番に目に付いた作家さんの推理小説を借りては読んでということを繰り返していきました。
中には、1,000ページを超えるような長編のものもありましたが、いつの間にかそれに挑戦する気概も出来ていました。
今でも、気が向いたら、書店で推理小説を文庫で購入して、移動中や寝る前に読むということをしています。
基本的には、紙で本を購入していますが、最近漫画をKindlePaperで読むことを覚えたので、小説なども読んでみようかなと画策しているところです。
おわりに
こうしてハマったきっかけのものを並べてみると、今でも続いていたり、目にしていることばかりです。
それがまた嬉しくて、また手に取ってみようと改めて思ったところです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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