目に見える成果を求めないことが負け惜しみにならないように
自分がいいと思ってやっていることでも、他人からすれば、それって意味あるの?と言われることがあります。
価値観の違いと言ってしまえば、それまでですが、そうした他人の言動に揺さぶられるということを少なからず経験してきました。
自分自身が納得していれば問題ないはずですが、何かしら思うところがあって、これって負け惜しみかもと思ってしまうことも。
ただ、負け惜しみであっても、自分を納得させる筋道は立てておきたいところです。
給料
社会人になってから、税理士として独立開業するまで、仕事をして給料をもらうという生活を20年程していました。
学生の頃のアルバイト時代を含めればもっと長くなります。
基本的には、与えられた仕事をすることで、その労働の対価として、給料をもらうということになります。
給料の金額については、仕事の内容にもよりますが、所属している組織からの評価で決められていることが多く、単純に仕事の内容だけでは決まらないというのが実感しているところです。
給料が高い方がいいか、低い方がいいか、と聞かれれば、高い方がいいというのは共通認識かもしれません。
私自身も、社会人になりたての頃であれば、高い方がいい、と即答していたでしょう。
あからさまな自己顕示欲であったり、承認欲求が高い方だとは思っていませんが、それなりに人からどう思われているかは気にしています。
出来たら、良く思われたい、褒められたい。
そうした人からの評価として、給料が人より高いか低いかというのは、一つの指標になったりするものでしょう。
いわゆる年収がいくらなのか、というもの。
同じ会社内であれば、同期であったり、同じ年代ぐらいの人と比べる。
学生時代の知り合いと会った時に、どんな仕事をしていて、どれぐらい稼いでいるのか、みたいな話であったり。
そうした他人の言動に一喜一憂することがあって、気分が高揚したり、落ち込んだりすることも。
そうした価値観は一つの指標であり、決して悪いものではないでしょう。
ただ、以前よりは気にならなくなってきました。
それは、税理士の仕事をしているというのが大きいかなと。
それこそ、その人のお金回りのほぼ全てを目の当たりにするので、表面的に見えている部分と実際のところのギャップを感じることがあります。
結局のところ、他人について本当のところは分らないもの。
そうした目に見える成果だけに惑わされていても、それこそ意味はないのかなと思えるようになってきました。
今、給料が高い方がいいか、低い方がいいか、と聞かれれば、
時間的な単価やボリューム的な単価が高い方がいい。
と答えるつもりです。
ブログの更新
事務所ホームページで平日毎日のブログ更新をしてきて、3年半程になります。
元々始めたきっかけは、「ひとり税理士」として活動されている方々の考え方や事務所運営に衝撃を受けて、真似してみようと思ったところからでした。
独立開業したばかりで、多少は時間的な余裕があったというのもありますが、最初は集客目的というのが念頭にありました。
そうした成功事例とも言える、ひとり税理士の方のブログを毎日読んでいたので、簡単ではないけれど、コツコツ続けていけば、何かしら成果は上がるものだという確信みたいなものがありました。
ただ、一部ではブログを定期的に更新していくというのは有効な手段として認知されていても、大半はそんなことはないという状況です。
税理士業界であれば、事務所のホームページ自体を持たないというのも当たり前の世界。
そんな中で、ブログを平日毎日で投稿していると言っても、それって何の意味があるの?となることもあります。
特に、私の場合は、税務投稿に限らず、雑記のような形で、自分が書いてみたいと思うことをテーマに取り上げているので、見る人によってはただの日記のように感じられる方もいるかもしれません。
言葉では何もおっしゃらなくても、鼻で笑われるということも何度か経験してきました。
それで、問い合わせがバンバン入ってきて、顧客数がどんどん増えて、スタッフを増員しながら、事務所の規模がどんどん拡大している、ということはありません。
当初は、ブログ更新をそうした規模拡大のためのツールと位置付けていたこともありますが、今ではその方向性は変わりつつあります。
ただ、目に見える成果が出なかったから、言い訳しているだけでは?
確かにそうかもしれません。
ブログを更新することで、すぐに依頼が殺到するということはなく、不定期で依頼があるぐらいです。
でも、事務所を運営する中で、そうしたペースというのは大事なのかなと思えるようになりました。
忙しく動き回れることは有難いことだけれども、自分のペースを崩してしまうと、思うように立ち回れなくなります。
平日毎日で更新ていくブログは、自分自身の財産となって、積み重なっていくもので、急に現れるものではありません。
そうした日常の積み重ねというのが、仕事のやり方にも通づるものなのかなと思うようになりました。
人によって求める成果は違うけれど、私自身は目に見える成果だけを追い求めているわけではないと自信を持って言えるようになったかなと。
独立開業
独立開業する理由というのは、人それぞれです。
もっと稼ぎたい。
自分の思うように仕事をしたい。
組織が苦手。
時間の融通を利かせたい。
・・・
何が正解というのはもちろんなくて、自分が思うように進めるしかありません。
それでも、他人の目に見える成果を目の当たりにすると、心がザワザワすることもあります。
売上〇〇円達成した!
スタッフを〇人増員した!
事務所の広さが〇坪ある!
・・・
それぞれの目標に向かって邁進して、それらを達成することで得られた成果でもあるので、単純にスゴイなと思うことがばかりです。
ただ、それを自分に置き換えて、比べるとなると別の話かなと。
私自身は、仕事とプライベートの時間のバランスを改善したいというのが、独立開業した理由の一つではあります。
仕事中心の時間の使い方自体を否定するわけでもなく、その時はそれしかなかったのだと今も思っています。
それで、失ったものもあれば、得られたものもあります。
ただ、もういいかなと、ふと思ったのでした。
そこから、働き方自体を見直して、仕事の時間の使い方を変えてと、今も試行錯誤しながら進めているところです。
そうした時間の使い方というのは、よく聞く話でもあり、実践している人もいるのですが、なかなか目に見える成果というのは伝わりにくいもの。
夕方に仕事を終えて、家で過ごす時間が増えた。
今のご時世であれば、歓迎される部分もあったりしますが、それが何?という率直な意見もあるものです。
いいとは思うけど、別に魅力は感じない、そんなところでしょうか。
部活から帰ってきた子供を迎え入れて、塾があるので先に晩御飯を食べるための準備をする。
そんな日常の一幕もまたいいものだと思えることが、今の私にとっては求めていた一つの成果なのかもしれません。
おわりに
自分にとっての日常風景というのは人それぞれですが、思い描いた日常ぐらいは達成したいものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
大阪市福島区を拠点に活動中。
オンラインも活用しているので、対応エリアは問いません。
平日毎日でブログを更新中。
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