もう一度体験するのはキツイなと思うこと
最近では、夏になると、連日の猛暑の話題になり、以前との比較というのを聞くことがあります。
昔も暑かったけれど、日中ずっと外で部活をしていた、遊んでいた、などなど。
夏の暑さについては、実際に気温が上昇しているので、昔と今の過ごし方を比べるのというのは前提条件が違うのかもしれません。
しかしながら、以前は出来たけれど、今もう一度体験するのはキツイなと思うことは、いくつかあります。
大学受験のための自主勉強
大学受験については、大体の人は大変な記憶があり、大人になった今ではもう一度体験するのはキツイと考える人が多いかもしれません。
勉強時間などを考えると、社会人になってからもう一度というのはキツイでしょう。
ただ、勉強に集中出来る環境という意味では、もしそうなったら、腹をくくってやるしかないと思えるかなと。
毎日が勉強漬けになること自体はもちろん大変ですが、私自身は自主勉強を早朝から始めるというのが一番大変でした。
それは、誰かに強制されたわけではなく、自分で考えてスケジュールを組んだというものでしたが。
最低でも1日12時間勉強するという計画を立てていました。
朝は、6時から勉強をスタートする。
今考えると、そんなに早朝というわけでもなく。
ただ、当時の生活リズムからすると、かなりの早朝です。
余裕を持って起きようとするものの、6時ちょっと前に起きるのがやっと。
何とか布団から這い出して、今日の勉強をスタートさせるものの、目が半分以上閉じている。
しばらくボーっとしている感じでしょうか。
そのうち慣れてくるだろうと思っていたものの、全然慣れることなく、ずっとしんどいままでした。
朝早起きするために、生活リズム自体を変えることが出来ればよかったのですが、当時はそこまで思い至らず。
何とか根性で乗り切ろうとしていました。
何度か寝過ごすこともありましたが、受験が終わるまでは何とか続けられました。
ただ、自分には早朝に勉強するのは向いていないという思いが残ってしまい、それから早朝の時間を使うというのを避けるようになりました。
それから20年以上経って、まさか朝型の生活を送るようになるとは夢にも思いませんでしたが、当時のしんどさは今では耐えらないかなと。
初めてのフルマラソン
フルマラソンを走るというのがキツイというのは当たり前のことかもしれません。
どんなに慣れている人でも、それなりの負荷が掛かるでしょうし、慣れていない人からすれば、まさに挑戦ということになるでしょう。
このブログでも何度か書いていますが、初めてフルマラソンの大会に参加したのは大阪マラソンでした。
当時は、東京マラソンをはじめ、都市部でのフルマラソンの大会が熱を帯び始めた頃で、何となくブームに乗るという感覚で申し込んでみたというのが本音のところです。
フルマラソンを走るということを完全にナメていて、何とかなるだろうというのがずっと根本にありました。
それは、高校まで運動系の部活に入っていて、身体を動かすことは得意な方という思い込みがあったからでした。
なので、練習も思い付いたメニューを何となく不定期にするぐらい。
長い距離を走った方がいいという意識がなかったので、本番までに10km以上の距離を走るということはなく。
今考えると、よくあんな状態で出場したなと思いますが。
いざ、本番を迎えて、スタートすると、いい感じのペースで走れていました。
最初の10kmぐらいは。
本当はもう少し遅いペースを想定していましたが、周りの人のペースに流されつつ、身体も軽かったので、特に気にすることなくグングン前に出ていきます。
10kmを過ぎたあたりから、段々と膝の痛みを感じるようになって、ペースダウン。
もう既に未知の距離に入っていましたが、何とかのらりくらりと走り続けます。
20kmを過ぎたあたりぐらいで、とうとう膝の痛みで走り出すことが出来なくなりました。
そこからは、ずっと歩きです。
歩いていたら、膝の痛みはマシではありますが、痛みはずっとあります。
でも、時間制限はあるので、早歩きをしないと間に合わない。
気の遠くなるような距離と時間を掛けて、何とかゴールまで辿り着きました。
歩いていたから、そんなにしんどくなかったのでは?と思われるかもしれませんが、歩きも含めてトータルで6時間以上身体を動かし続けるというのは想像以上に体力と精神が削られます。
ハァハァとするしんどさではないけれど、身体の芯からジーンと染み出してくるしんどさというのは独特のものです。
そうした惨敗から奮起して、リベンジを誓ったのですが、同じ状態で挑戦するというのは正直キツイところです。
社会人大学院での修士論文
学生時代からそうですが、基本的には深夜に勉強するということを出来るだけ避けてきました。
深夜に勉強にしなくても間に合うぐらい余裕だったということではなく、単純に眠くて勉強にならないからというのが一番の理由です。
遊びや仕事でも徹夜でというのは、それ程頻繁にあるわけではなく、慣れるということはありませんでした。
社会人になって、税理士資格の取得を目指すことになり、税理士試験の科目合格を積み上げるだけでなく、大学院で修士論文を書くことで、一部科目免除になるという制度を利用することにしました。
元々、大学時代に卒業論文を書かずに卒業しているので、論文の大変さというのを知らず。
もちろん、周りの人たちの話などを見聞きしていたので、ある程度大変なんだなということは認識していたものの、それを実感するわけではなく。
大学院に入学してから、その大変さを実感することになりました。
社会人なので、ただでさえ時間が限られている。
そして、ある程度は自主的に進めなければならない。
論文を書くこと自体が不慣れなため、思うように進まないこともあって、仕事の忙しさにかまけて、つい後回しにしてしまったり。
そうして、どんどん期限が迫ってきて、いよいよ追い詰められるようになってきました。
社会人になって初めて勉強に関連して、徹夜で作業するということを経験しました。
最後の手段という感じでしたが、間に合うかどうかの不安な思いを持ちながら、朝まで作業し続ける。
息詰まって、朝方の薄暗い道を気分転換のため徘徊している時には、こんなにキツイことはないという思いで一杯でした。
いくつかの締切りをこうした徹夜の作業で乗り切ったのですが、もう一度体験するというのは本当にキツイかなと。
こうした経験があったからこそ、事前に毎日コツコツ継続するということを本気で心掛けるようになったというのは良かったことかもしれません。
おわりに
そういう状況になれば、何とかするのかもしれませんが、出来れば同じ体験をしないように、対策を講じておきたいところです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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