事業所移転のタイミングは人それぞれだけれど

店舗や事務所を構えて事業を行っていると、移転のタイミングについて考えることもあるでしょう。

そもそも移転せずに、同じ場所でずっと続けられる場合もありますが、色々な事情があるものです。

最初の頃は

最初から、移転を前提に事業を始めるということはあまりないでしょう。

よっぽど計画性があって、具体的な目標があれば別ですが。

移転を前提にしていなくても、ゆくゆくはこうしていきたいという願望はあって、上手くいけば移転するかもしれないぐらいは思っていることが多いかなと。

私自身も、税理士として独立開業する際には、もしかしたら最初の事務所から移転するかもしれないぐらいは思っていました。

ただ、積極的に移転をしようと思っていたわけではなく、事務所の場所を決める時にも、色々と試行錯誤しながら、自分の気に入ったと思えるところを探してやっと見付けたというところです。

 開業する場所を決める時に考えたこと

そんな経緯もあって、やっと決めた事務所だからこそ、最初から思い入れもあります。

決して最新の設備で、綺麗で立派な建物というわけではありません。

何なら、自分よりも年上の築年数なので、古い方です。

それでも、開業してから自分の好み・やり方に合わせてある程度はカスタマイズすることが出来ます。

そうした日々の積み重ねが随所に散りばめられていくので、余計に思い入れが増していくものです。

出来れば、居心地がそんなに悪くないこの場所で続けられるだけ続けたいかなと思うことも。

ただ、一方で、毎日同じところに居続けることで、飽きみたいなものが出ることもあって、変化を求める気持ちもあります。

新しい場所で、今とは違った事務所運営をするのもいいかもなと妄想してみたり。

それもこれも、今の事務所にある程度満足出来ているからなのかもしれません。

だからこそ、知り合いや同業の方が移転する・したというお話を聞くと、羨ましいなと思いながらも、自分には関係のない他人事として捉えられているのでしょう。

ずっと満足し続けられるか

税理士として独立開業してから、数年が経っても、今の事務所にある程度満足している、と言うと不満はないのかと聞かれることがあります。

自分のところは、以前こんなことがあって、こういう対応しかしてもらえず、不満がある、というようなお話をお聞きすることも。

事業所を移転するタイミングというのは、こうした不満を解消するためというのも一つの理由でしょう。

事業の拡大に伴って、手狭になってきたので、広くするために移転する。

これは不満というよりも、状況の変化に応じて求めるものが変わってきたというところでしょう。

今の事務所に概ね満足しているということは、こうした不満や求めるものがないということなのか。

もちろん、そういうわけではありません。

言ってしまえば、毎年何かしらのトラブルがあって、その度に管理会社の人とのやり取りがあって、ストレスを感じることは度々あります。

ただ、それらを含めて気に入っているところを加味して考えると、まだプラスなので、概ね満足という結果になっているのだと思っています。

それでは、このプラスがゼロとなり、マイナスとなるような事態になればどうするか。

その時には、移転を考えざるを得ないでしょう。

ずっと満足し続けられるということは、もしかしたら一番難しいのかもしれません。

 お互いに何の変化もないままだから同じ状態が続く。

 お互いに変化はするけれども、それがお互いにプラスとなる変化であり続ける。

 ・・・

こうしたいくつかの条件をクリアし続けなければ成立しないものです。

ある意味では、奇跡のようなバランスで成り立っているのが今の状態なのかもしれません。

どんなタイミングであれ前向きに進められるように

事務所を移転するということになっても、出来れば不満などのマイナスからというのは避けたいところです。

それが個別具体的で建設的な不満であれば、まだ解決に向かって進めますが、どうしようもないようなはっきりしないものであれば、モヤモヤだけが残ってしまうでしょう。

ただ、いつ移転などの事態が起こってもいいように、日頃から改善点は意識しておきたいところです。

ここをこうしたらもっと良くなる。

ここまでは今の事務所で出来るけれど、それ以上は難しい。

こうしたことをメモでも何でも記録しておく。

単なる不満や愚痴になってしまうと、その先が出てこないかもしれないので、出来れば具体的な事実を淡々と。

そうすると、新しい事務所のイメージというのが勝手に湧いてくるものです。

もちろん移転することは決まっていませんし、望んでもいません。

それでも、そうした新しいことを想像していると、気持ちがワクワクして、前向きな気持ちが出て来るものです。

こういうこともしたいな、これは要らないかな、など夢物語でもいいでしょう。

こうしたことは、いわゆる計画を立てる、覚悟を決めるというものの前段階になっているのかもしれません。

ある程度は心づもりが出来ていることになるので、もしもそういう事態になっても案外すんなり受け入れられたり。

そうすると、タイミングが悪いとか、今は無理だ、というようなネガティブな感情を持ったとしても、それと同時に、せっかくだからあの改善点を実行してみよう、これもやってみよう、というようなポジティブな思考も湧いてくるものです。

備えあれば憂いなし、とは言いますが、今の現状に満足しながら、新しい変化にも思いを馳せておきたいものです。

おわりに

新しい変化は突然やってくることもありますが、日頃から色んな想像をしつつ、備えておきたいものです。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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