5年スパンで考えてみる

1日・1ヵ月・半年・1年という期間は、意味があるようでないものです。

自分で、そういった期間を〇〇スパンというように捉えて、意味付けしていくものだと思っています。

そうした時に、自分のことで考えれば、5年スパンで捉えることが多いかなと。

結果的には、5年で完結していないこともありますが、自分にとっては考え易い期間のようです。

税理士試験を5年で

税理士を目指そうとしたきっかけや転職、勉強への取り組みなどについては、このブログでも何度か取り上げてきました。

そうした詳細な経緯や取り組みなどは別として、最初に掲げた目標は、5年で税理士試験に合格するというものでした。

理由は単純で、税理士試験の合格に必要な科目を1年で1科目づつ積み上げて、5年で5科目揃えば、税理士資格の取得が出来るから。

税理士試験は、ざっくり言えば、1年に1回7~8月に本試験が実施され、会計科目と税法科目のうち、必須科目を含めて、5科目に合格すれば、資格が取得出来るというもの。

一発勝負で5科目合格する必要はなく、一度合格した科目はずっと残ります。

 簿記論

 財務諸表論

 法人税法

 相続税法

 ・・・

と9科目が3日間の日程で実施されているので、まとめて複数の科目を受験することも出来ます。

ただ、1年に1回の試験なので、1科目の勉強内容はそれなりにボリュームがあり、勉強に専念していれば複数科目の受験も出来ますが、仕事をしながらだと、複数科目を受験するには相当の時間の融通を利かす必要があります。

私の場合も、仕事をしながらの受験ということもあり、1年に1科目で挑戦することにしました。

そのため、最短で5年は掛かる。

それが長いのか短いのか、当時はよく分かっていませんでしたが、平均的な受験期間と比較してみると、結構短かったようです。

それでも、1年で1科目だから5年で5科目、というのはシンプルで分かり易かったので、迷いなく進むことが出来たかなと。

いきなり1年目で財務諸表論が不合格となったときには、幸先悪くて、不安が募りましたが、5年にプラス1年だなと、感情とは別に冷静に捉えているところがありました。

結果的には、会計科目1つと税法科目1つの2科目合格した時点で、大学院へ進学して、税法2科目免除を受けた後に、残りの会計科目1つの合格まで8年程の期間を要することになりました。

有言実行出来たわけでもなく、当初の計画とは違った形にはなっていますが、5年スパンで考えられたからこそ、躊躇することなく前に進めたのかなという思いがあります。

開業して5年目を迎えるにあたり

税理士として独立開業した当初は、あまり先の計画みたいなものは立てておらず。

ぼんやりと仕事に追われるだけにはならないようにと思っていたぐらいでしょうか。

ただ、5年後ぐらいには食べていけるぐらいの収入にはなっていないと困るので、事業計画を作成していました。

開業資金の融資を受けるためというのもありますが、やっぱり数値でイメージを掴んでおきたいという思いもありました。

自分の中でイメージが湧いていないと、人には上手く伝えられないものです。

特に、家族には、本当に大丈夫かというのは、しっかり説明しておく必要があり、これまでの自分の経験値を詰め込んだ事業計画を作成したというところです。

慎重なプランで考えたとしても、5年後には生活費含めた収支がプラスにはなっているかなという見込みで、少し安心したのを覚えています。

でもさすがに、もう少し収入は増えてるかもなという希望的観測もあったり。

実際に始まってみると、2019年9月に開業して、半年後にコロナ禍という未曽有の状況が訪れました。

全くもって想定していなかった事態ではあります。

そこから数年が経って、2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行されたことで、少しづつ風向きが変わりつつあります。

こうした事態は、もちろん事業計画に盛り込まれていませんが、結果的には、事業計画に近い形で推移してきています。

そうこうしているうちに、開業してもうすぐ5年目を迎えるにあたって、新たな動きが出てきました。

自分から動き出したわけではなく、外的な要因がきっかけではありますが、これまでの経緯を踏まえて、かなり前向きに取り組み始めています。

大変なのに、ちょっと嬉しいかもという複雑な気持ちです。

5年スパンまでまだ1年程ありますが、新しいことに取り組めるのは、これもまた新たなスパンへの準備期間なのかなと思っています。

これからの5年

今回の新たな取り組みで、動きにくくなる部分はあります。

本当は今から5年後ぐらいだとタイミング良かったのかもしれません。

今このタイミングで、前倒しすることも出来なくはないですが、時期尚早な気持ちが強いです。

むしろ切り替えて、この後の5年スパンで考えることにすれば、遠い未来でもないかなと。

5年後には、子供たちは成人していて、新たな生活環境となっている予定です。

今は大変だけれど、5年後にはラクになっている、かどうかは分かりません。

そうした未来のことを一生懸命予測することも必要なのでしょう。

そこから逆算して今から準備出来ることを考える。

ただ、先が見えないことであれば、いつまで続ければいいのか不安になることもあります。

それならば、今から5年後ぐらいに向かってやりたいことを考えていく方がいいのかもしれない。

そう考えると、この5年スパンというのは、自分にとっては絶妙な期間なようです。

先のこと過ぎず、目の前のこと過ぎず。

期間が終わる頃に新たな動きが出て来て、動き出しのタイミングもじっくり見定めることが出来る。

今回はたまたまかもしれませんが、期間に捉われ過ぎず、じっくりと向き合う時間を取りたいなと思っています。

おわりに

年齢のせいもあるかもしれませんが、5年という期間に対しては、「5年もある」と「5年しかない」のちょうど中間ぐらいの捉え方になっています。今のところはちょうどいい塩梅です。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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