外見か中身か問題を働く場所に当てはめて考えてみる
人を好きになるのは、外見か中身か。
たまに議論になることがあります。
それぞれに理由や主張があって、面白いものですが、正解は今も分かりません。
感じ方なので、人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、そんなものなのかもしれません。
この外見か中身か問題、人だけでなく働く場所に当てはめて考えることも出来ます。
働く場所を選ぶということ
税理士として独立開業するときに、自分が働く場所を一から選ぶという経験を始めてしました。
慣れないながらも、色んなことを考えることになります。
自宅にするか、他の場所にするか、から始まり、場所の選定や賃貸するならその条件など、選択肢が多過ぎて途方に暮れることも。
そうした細かい条件などで迷うこともありましたが、一番迷ったのが、外見か中身かというところ。
ここでいう外見は建物の外観などの見た目。
中身は、実際に使う部屋の中というイメージです。
やっぱり見た目が立派な建物の方が見栄えもあって、人が来た時に褒められるかも。
いやいや、見た目が良くても、実際の使い勝手が悪かったら意味ないだろう。
・・・
予算との兼ね合いもあり、そこのバランスはなかなか難しいところです。
先行きが見えない状況での開業でもあったので、結局は、コストを抑えるために、最低限必要な中身を重視するというところに落ち着きました。
築年数はだいぶ経っているが、そこまで古さを感じにくい外観で、中身である部屋がそれなりに広くて綺麗。
随所に設備の古さを感じることがありますが、支障が出る程ではない。
これは、自分一人が働くことを前提としているのでそうなっただけで、他の人が絡んでくるとなれば、また違った選択となっていたかもしれません。
色んな場所を体験してきて
私自身は、社会人になってから税理士として独立開業するまで、いくつか働く場所が変わってきました。
数が多いのか少ないのかは分かりませんが、働く場所としての経験は6つ。
これをざっくりのカテゴリで分けてみると、
①ビジネス街の駅直結のテナントビル
②自社ビル
③格式ある規模の大きなテナントビル
というところです。
勤務先を探す時には、働く場所というのも大切ではありますが、私自身は、どういった仕事が出来るかというのをより重視していました。
自宅からの距離など地理的な条件は別にして、どんな場所で働くかというのは、入社が決まってから後付けで受け入れるものぐらいの感覚です。
実際上記のカテゴリ分けの②③については、勤務先が移転する流れで働く場所が変わっただけで、自分の意志というのはありません。
それぞれの働く場所がどんな感じだったのか、少しまとめてみると、
①ビジネス街の駅直結のテナントビル
社会人になって初めて勤務した会社の働く場所になります。
その時に住んでいたのは会社の寮でしたが、他の事業所との関係もあって、自宅と職場が近いということはなく、ドアtoドアで1時間弱は掛かる距離にありました。
そんなに新しいビルというわけではなかったですが、ビジネス街のど真ん中にある駅直結のビルで、利便性などは抜群でした。
外観はそんなに古さを感じさせるビルではなかったですが、それなりに歴史のある建物だったので、中はキラキラしているというわけではなく、少し古ぼけた印象でした。
会社の歴史も考えると、そんなに違和感はなかったですが、ザ・会社というイメージでした。
②自社ビル
上記の会社に入社して、しばらく経った頃に、本社の移転の話が出て来ました。
細かい事情は分からないですが、移転先について色々と候補などあったようです。
結果的には、自社ビルを建てるということに落ち着いたようで、数年掛けてプロジェクトが進んでいきました。
場所としては、移転前と移転後でひと駅離れるぐらいだったので、今までとそんなに周りの環境が激変することはなく。
ただ、新築であり、その建築の過程も見ていたので、いざ移転する時になって、妙な愛着みたいなものがあったのを覚えています。
自社ビルだからといって、何でも思い通りになるわけではなく、広さや設備などで妥協する部分というのは必ずあります。
体感としては、移転前のビルより少し狭くなったという気がしていましたが、それも慣れでしばらく経てば全然気にならなくなりました。
今考えても、新しさでは一番だと言えます。
③格式ある規模の大きなテナントビル
前職の税理士事務所が税理士法人化するタイミングで、歴史がある格式高い規模の大きなテナントビルに移転することになって、経験した場所になります。
新しいわけではないですが、ビル自体の外観や雰囲気などお金が掛かっているなぁという感じです。
メンテンナンスに時間とコストを掛けているので、今まで経験してきたテナントビルとは一線を画していました。
最初に入った時には、圧倒される感覚があって、単純にすごいなと。
ただ、こちらもしばらく経てば慣れてしまうもので、ちょっと当たり前になっていたかもしれません。
今自分の働く場所を選ぶとすれば
色んな外見や中身を経験してきて、これから自分の働く場所を選ぶとすれば、どう考えるか。
今時点であれば、中身で選ぶと言えそうです。
これからの仕事の仕方や働き方を考えてみると、立派なビルなど外見にこだわる必要はないと思えます。
そこに魅力を感じてもらって、仕事の依頼をいただいたり、採用するということは想定しておらず。
どちらかというと、自分が働く場所という意味合いが強いので、より中身にはこだわりたいかなと。
他の人が憧れるような立派で綺麗なオフィスを構えて、というのに憧れないわけではありません。
実際にそういったオフィスを構えている同業の方などにお会いすると、単純にスゴイなと思えます。
ただ、自分には似合わないだろうなとも思えます。
見た目で勝負出来ないなら、中身で勝負する。
言い訳のようにも聞こえますが、それが本音のところです。
何だか分からないけれど、ああいう働き方っていいな。
そんなことが実現できるような働く場所を悩みながら探すんだろうなと思っています。
おわりに
職業柄色んな人の働く場所を見てきました。
その中でもいいなと思うのは、その人らしい働き方が垣間見える働く場所だったりします。
自分もそうなれるように奮闘中です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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