アピールが上手いか下手かだけで判断しないように

多くの情報がある中で、目を引くものがあれば、興味を示してしまうもの。

それは、アピールが上手いか下手かによるところも大きいでしょう。

しかしながら、それだけで判断しないようにしたいところです。

アピールが上手いことがダメなわけではない

自分の成果を上手くアピールして、相手に伝えるということは重要なことではあります。

せっかく頑張っていても、誰もそれを知らなければ、認められる機会を失ってしまうかもしれません。

例えば、学生時代の勉強。

テストや成績など、数値で示される結果が常に良ければいいのですが、問題の難易度や相対評価などで、結果が振るわない時もあります。

そうした結果だけを見られると、良かった・悪かったとなってしまうもの。

そうした事実はなかったことには出来ませんが、それだけが全てとは限りません。

それが最終的な結果を得るための途中経過なのであれば、相手に伝えることで理解を求めることが出来ます。

その時に、アピールが上手いとスムーズに話が進んでいくもの。

何が目的で、そのために今何をやっていて、今はどんな段階なのか。

ポイントを絞って、言いたいことをコンパクトにまとめて伝えることが出来れば、相手も悪い気はしない。

日頃から、自分がどういう勉強をしていて、今日は何時間勉強した、今日は〇〇だから勉強時間は少ない・・・、などなど小出しにしていくのも上手いアピールの仕方でしょう。

過大な表現だったり、ウソをつくなどしていなければ、誰に迷惑を掛けるものでもないので、アピールが上手いことは決して悪いわけではないかなと。

アピールが下手でもいいモノはある

アピールが上手い人がいれば、下手な人もいる。

そんなものです。

アピールする方法は人によって違ってくるもの。

同じ内容を要領よく伝えられる人もいれば、上手く伝えられない人もいる。

仕事をしていく中で、色んな人に会う機会があると、余計にそう感じます。

営業マンの人であれば、自社の商品やサービスを売り込む必要があるため、アピールが上手いに越したことはないでしょう。

巧みな話術で、相手に興味を抱かせるというのは必須のスキルなのかもしれません。

ただ、誰もがそうなれるとは限らないもの。

中には、アピールが下手というか、苦手なのかなと思う人もいます。

そもそも、やる気がないのであれば、話を聞く以前の問題ですが、そうではないことも。

　一生懸命説明してくれているけれど、前提条件が抜けている。

　抽象的過ぎて、イメージが湧きにくい。

　具体的過ぎて、全体像が見えて来ない。

　・・・

その段階で、商売上手ではないことは何となく分かりますが、そのまま内容自体がダメだということにはならないかなと。

それは、自分自身に言い聞かせている部分もあります。

私自身も、アピールが上手いわけではありません。

しゃべりが達者で、その場で盛り上がって、仕事に繋げることが出来る。

そうなることへの憧れはありますが、なかなかハードルが高いと実感しています。

それならば、アピールが上手くなることよりも、下手でも伝え続ける方が自分に合っているのでは、と思うようになりました。

そんな思いもあるので、アピールが下手なだけで見限らないようにしたいと思ってしまうのかもしれません。

見極める意識を持っておく

相手によっては、アピールの上手い下手で判断しないこともあります。

相手のことをよく知っているのであれば、アピールの上手い下手は関係ありません。

例えば、自分の子供の場合。

兄弟姉妹で性格は違うので、アピールの上手さ下手さも違っているもの。

一人は、今日は勉強何時間した、部屋の片づけをした、などコミュニケーションの一環でアピールが上手い。

一人は、勉強のこと、身の回りのことなど、自分がしたことをその都度言うわけではないが、何も言わずに勉強を始めていることもある。

日頃から接しているのであれば、アピールが上手くても下手でも、こちらに伝わることはそうそう変わりません。

受け取り方にも偏りはないように意識することが出来ます。

これが、相手のことをよく知らない場合であればどうか。

アピールが上手い人に引っ張られてしまうことは、否定出来ないでしょう。

ただ、それだけで判断しないように意識することは出来ます。

見極める意識を持つことで、安易な判断になることを防ぐことは出来るかなと。

あまり意識し過ぎると、アピールが上手い人に変な警戒感を持ってしまうこともあるので、その辺りのバランスは難しいところではあります。

どちらかに寄るというよりは、中立的な立ち位置を意識するのがいいかもしれません。

おわりに

以前は、アピールが下手な人にこそ寄り添いたい気持ちが強かったですが、最近はアピールが上手な人を素直にスゴイと思えるようになってきました。

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この記事を書いている人

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