予習・復習をするということ

学生の頃によく言われていたのは、予習・復習をしなさい、ということ。

卒業して、会社勤めをして、独立開業している今改めて考えてみると、呼び方などは違っても、根本的なところは変わらず実践しているところはあるかなと。

予習・復習を強く意識したのは

私自身が予習・復習を強く意識するようになったのは中学生の頃。

小学5年生の頃から近所の学習塾に通っていたのですが、中学生になった頃にカリキュラムがガラッと変わりました。

今思えば、塾の経営者が変わったのかもしれません。

テキストなどの様相もガラッと変わって、名称などがやたらと横文字になったのを覚えています。

予習・復習という言葉はあまり使われていなかったと思うのですが、授業の前にすること、授業の後にすること、というのが明確に分けられていて、やることが増えたなというのが正直な感想でした。

他の学習塾の状況が分からないので、何とも言えませんが、もしかしたら、それが普通だったのかもしれません。

それまでは、授業を受けて、宿題が出たら、次回までに終わらせておく、という流れ。

それが、授業前に使うプリント、授業で使うテキスト・問題集、授業後に使うプリント、というように分かれることに。

いわゆる予習・復習がきっちり入るイメージでしょうか。

最初は、やることが多くてしんどいものでしたが、その内慣れてくると、スケジュールの一環なので、当たり前になっていきました。

それが良かったのか悪かったのかは分かりませんが、勉強や仕事に取り組むときの今の自分の姿勢に繋がっているようです。

予習は不要という考え方

中学生の頃に身に付けた予習・復習するという習慣は、そのまま高校生でも続いていきました。

学校の方針にもよるのでしょうが、私が通っていた高校では、予習を重視する傾向が強かったのか、予習に結構な時間を使っていたのを覚えています。

英語の授業前に、授業範囲の英文の分からない単語を調べておく。

大枠でも日本語の意味を把握しておく。

英語が得意ではなかったというのもありますが、結構な時間を掛けていました。

なので、全ての予習を思うように出来ていたわけではなく、今日は時間がない、部活で疲れすぎて頭が回らない、などで予習が出来ないまま授業に臨むことも。

その時に、予習・復習をするのには時間を掛ける必要があるということを実感したのでした。

もちろん、要領が良いかどうかなどで、掛かる時間は変わってくるものですが、一定の時間を掛ける必要はあるものです。

学生時代であれば、勉強することが本業みたいなものなので、ある程度の時間を掛けることは出来ます。

でも、社会人になってからの勉強となると、なかなか時間を取れないもの。

まさに、税理士試験の勉強でそれを痛感しました。

働きながらの受験ということもあり、自分でペースを作るのは難しいと考えて、専門学校に通っていました。

通学するコースを選んでいたので、基本的には、授業を受けて、次回までに問題集などの課題を解いておくという流れです。

ここに、授業を受ける前の予習を組み込めたらいいのかも。

そうは思っても、なかなか実践出来ず。

そんな時に、専門学校の講師の方が言われていた言葉で印象的なものがあります。

「予習は要らないので、授業に集中してください。」

特別なことではないかもしれませんが、私にとっては、それまでの予習しなければという強迫観念みたいなものから解き放ってくれるきっかけになったものでした。

そこから、予習はせずに、授業に集中して、授業直後の復習に力を入れる、という習慣にシフトしていきました。

最終的には、結果として残っているものがあるので、そういう考え方もありなのかなと思っています。

予習・復習とは呼ばなくても

ここまで書いてきたように、予習・復習と言えば、勉強というイメージが強いものでしょう。

でも、よくよく考えてみると、仕事などでも、予習・復習という考え方はあるのかなと。

私が携わっている税理士業で考えてみると、例えば、顧問先と面談する時。

定期的に面談をしている相手であれば、前回の面談記録を見返してみて、依頼されていたことがないかなど事前にチェックする。

今回の面談の内容について、お伝えすること・確認することをまとめておく。

もしかしたら、質問があるかもしれない事項について、説明資料などを念のため準備しておく。

どこまで厳密に準備するかは別にしても、仕事をする上では、誰もがある程度は実践していることでしょう。

面談が終われば、そこで出た次回までの課題や新たな依頼などについて、どう対応するかを、忘れないうちに記録しておく。

いつするのかをスケジュールに入れる。

何をするか具体的に決まっていなければ、何をするかを考える時間をいつ取るかをスケジュールに入れる、ということもあります。

もちろん、一つ一つのことにそこまで時間を掛けれない、ということもあるでしょう。

担当している顧問先が多ければ、効率的に進めていかないと仕事が回っていかないものです。

時間がないから、予習を省くというのも一つの方法でしょう。

その分授業のような本番に力を入れることでカバー出来る部分はあるものです。

ただ、時間を掛けて、予習・復習をした方がダメになるということはないのかなと。

時間を掛けれるものなら、掛けた方が良いい結果に繋がる。

そう考えれば、勉強に限らず、仕事においても予習・復習は必要なのかなと思っています。

おわりに

短い時間でもあっても、予習・復習を実践している人は、仕事が出来るという印象があります。

人によるところもありますが、一つの視点として考えるのも大事なのかなと。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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