自分の子供に同じ仕事をして欲しいと望むのか?
子供の進路に向き合う時には、将来の仕事を見据えて考えることが必要な場合もあります。
どんな仕事をしたいか、そのためにはどういった経験・勉強をしていく必要があるのか。
その時には、親の仕事というのが少なからず影響することもあるようです。
以前の記事で、自分と同じ仕事をして欲しいかどうかよりも、目指されるような働き方が出来ているかというようなことを書きました。
今でも、そうした気持ちはあまり変わっていませんが、いざ自分の子供の進路選択が目前に迫ってくると、思うところも出て来ました。
自分が子供の頃は
自分が子供の立場だったときに、親の仕事についてどう思っていたのか。
父は、家で仕事の話はほとんどせず、仕事をしている雰囲気というのが全然分からない人だったので、具体的にどんな仕事をしていたのかというのを全然知りませんでした。
もちろん会社名だったり、三交代勤務で夜勤もあるというのは知っていましたが、正面切って仕事の話というのをしたことはなく。
小学生の時に、親の仕事について聞く、という課題が出てた時に、聞いたぐらいでしょうか。
その時も、仕事の風景を絵にするために、色々聞いたと思うのですが、結局具体的には何のことかよく分からなかったと記憶しています。
母は、私が物心つくころには、パートで働いていて、色んな仕事をしていたというイメージがあります。
小さい頃には、たまに職場のイベントのようなところに連れて行ってもらっていましたが、ずっと同じところではなかったなというのを覚えています。
今思えば、子供3人を育てるために、時間とお金のバランスを考えた働き方だったのかもしれません。
とにかく大変だった、というのは当時も今も母からよく聞く話ではあります。
こうした環境ということもあってか、親の仕事について特に意識することなく、進路を考えていました。
ただ、自分自身は、仕事と進路というのを結び付けて考えていたわけではなく、何をしたいかも分からないまま進路を考えていたというのが正直なところです。
もしかしたら、親としては、自分の仕事を参考にしてもらった方が嬉しかったのもかもしれません。
そんなことは、直接言われたこともないですし、そんな様子も見せていなかったと思っています。
私が気付いていなかっただけかもしれませんが。
子供が小さい頃は
自分が親という立場になって、改めて自分の仕事についてどう考えるのか。
子供が小さい頃には、そこまで考える余裕がなかったというのが本音のところです。
新卒で入社した会社で、何度か部署異動があって仕事の内容は変わりました。
そこから転職して、税理士業界に入って、税理士資格を取得して、今は独立開業しています。
それも子供の成長と共に、走っているような感覚です。
子供が小さい頃は、自分の仕事について、何の仕事かというのを伝えるのもなかなか難しいところ。
税理士になって独立開業してやっと、ストレートに伝えられるようになったかなと。
ただ、自分が子供の時もそうでしたが、税理士という存在も、その仕事内容も全然知らなかったので、はっきりイメージ出来ていないのかもしれません。
それでも、税理士という存在があって、その資格を取るために、必死に勉強していた姿を見ていて、何か感じるものはあったようです。
出来るだけ、子供と遊んだり、出掛けたりする時間がなくならないようにとは思っていましたが、8月の試験前には、私だけ残って遊びに行ってもらうことが度々あって、勉強があるから仕方ないと自然と思ってくれていたのでしょう。
はっきり言葉で仕事について伝えることは出来ていませんでしたが、何かしら仕事に対するイメージというのは持てていたのかなと。
自分自身の選択ではあるけれど
自分の子供に同じ仕事をして欲しいと望むのか?
と聞かれれば、それは自分自身の選択だから親がどうこういうものではない、というのが模範解答かもしれません。
それはその通りで、親の考え方や仕事を押し付けるものではないでしょう。
色んな話を聞いて、自分で考えて、人生の選択をしていって欲しい。
それが親としての願いなのでしょう。
ただ、子供が大きくなってきて、今後の進路を考える時に、親と同じ仕事もありかなぐらいのニュアンスで言われるだけでも、単純に嬉しいものです。
それは、自分と同じ仕事をして欲しいというよりも、自分のことを親としてちゃんと見ていてくれて、何かしら共感するものがあったということを実感出来たからかもしれません。
親として、子供の人生に何かしら影響を与えることが出来たのであれば、それはある意味本望ではあります。
日常はそんな格好いいものではなく、何とはない日々の生活の繰り返しの方が多いかもしれません。
そうした積み重なりが、記憶となり、経験となり、血肉となっていくのだと思って、日々奮闘するばかりです。
おわりに
理想と現実の違いというのはあるけれど、直面した現実が嬉しいものだと少し彩が出て来るものだなと実感しているところです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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