推移表で確認する
事業の状況を数値で確認する際には、会計帳簿を利用することも多いでしょう。
月次ベースで把握するのであれば、月次決算処理を行った上で、残高試算表などの帳票を確認する。
その月の損益などの数値を確認することも大事ですが、その推移を追っていくこともまた有用です。
会計ソフトで出力される帳票
市販の会計ソフトで仕訳入力をしていくと、自動的に帳票を作成して、出力することができます。
会計ソフトによって、出力できる帳票の種類は違ってきていますが、主要なものは大体同じです。
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最低限押さえておきたいのは、上記にある「合計残高試算表」「残高推移表」。
「合計残高試算表」については、「残高試算表」や「試算表」という表記の場合もありますが、内容はそんなに変わりません。
会計仕訳をベースに、勘定科目ごとの動きを表示したものになります。
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合計残高試算表 A3 表紙付き【PDF/92.8KB】
クラウド会計ソフトなどでも、同じような帳票が準備されています。
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残高試算表
「残高推移表」については、「推移表」という表記の場合もありますが、こちらもよく利用される帳票になります。
損益推移
「残高推移表」といえば、損益の推移というイメージが強いかもしれません。
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残高推移表 2期比較【PDF/82.6KB】
パッと見ると、数値の羅列で見にくいと思うかもしれませんが、慣れれば比較的見やすいものです。
場合によっては、主要な勘定科目などに絞るなど、もっと項目を減らして、シンプルな資料を作成することもありますが、ひと手間は掛かります。
手軽さという意味では、会計ソフトから出力される帳票が一番効率的かなと。
売上が極端に下がっている月や経費が極端に増えている月などをチェックしながら、細かいところは会計帳簿などから内容を確認していく。
別途、分析用のソフトなどを利用する方法もありますが、それほど規模が大きくなければ、これだけでも分かることがあるものです。
貸借対照表の推移
会計ソフトから出力できる「残高推移表」ですが、損益の推移だけでなく、貸借対照表にある資産状況の推移も表示することができます。
こちらはあまり馴染みがないかもしれません。
機能としてあるのは知っているが、使ったことがないということをお聞きすることもあります。
しかしながら、よく見てみると、参考になる部分があるものです。
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■残高推移表
例えば、現金及び預金の推移。
通常であれば、キャッシュフロー計算書や資金繰り表を作成して、詳細な分析をするところですが、そこまでは必要ない場合。
現金及び預金の月ごとの推移を見ていくだけで、資金の状況が数値で見えてきます。
もちろん、その内容や原因については、別途確認する必要がありますが、大枠の数値としては把握出来るもの。
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月次推移表
設定しておけば、銀行ごとの借入金残高とその返済状況を一覧で把握も出来ます。
時間を掛けるところと省略するところの強弱はつけておきたいところです。
おわりに
色んな種類の帳票があって、使いこなせないところもありますが、自分に合ったものを選ぶというのも有用です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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