ラーメン屋さんの売上管理のチェックポイント
どんな事業であっても、売上管理は何かしら必要となります。
ラーメン屋さんもまた例外ではありません。
ただ、その売上管理の方法は様々で、細かくすればキリがありません。
色んな売上管理の方法を見てきて、これは最低限必要だと思われるチェックポイントを挙げてみます。
期間ごとの売上管理
売上はどれぐらいですか?と聞かれたときに、何と答えるか。
1日の売上?月の売上?年間の売上?
どの期間の分になるかは、その時々によりますが、出来ればどの期間にも対応しておきたいところです。
出ている麺の数で大体の売上は分かる、と言われることもありますが、経営者であれば、大体でも金額ベースでの売上は把握しておきたいところ。
毎回レジを打っていれば、記録は残っているので、売上を見返すことは出来ますが、一覧で把握しておく方が分かり易いものです。
レジなどの機能で、自動で集計されるのであれば、その結果を表示させるのでもいいですし、1回ごとのレシートしか出ないのであれば、売上日報をExcelなどで作るのでも問題ありません。
売上日報をデータで作成出来れば、そのまま売上月報に繋げることも出来ます。
売上月報までというところも多いかもしれませんが、年間単位での推移も見れれば、全体像がより把握し易くなるものです。
形式など特に決まりはありませんので、それぞれに分かり易いものであれば問題ありません。
第一段階として、売上はどれぐらいですか?に応えられるようにはしておきたいところです。
分類ごとの売上管理
売上日報・月報などで、期間ごとの売上を把握出来たとして、その推移が見えるようになると、新たな疑問が湧いてきます。
何で売上が増えているのか?減っているのか?
例えば、
7月売上 500
8月売上 800
であった場合、この増えた要因は何なのか。
客数が増えた・客単価が上がったなど様々な要因が考えられます。
ある程度は、前項の売上日報・月報などの売上管理で見えてくるものがあります。
ただ、もう少し内容を掘り下げることも出来ます。
売上を分類ごとに分けて管理してみる。
例えば、ラーメンとサイドメニューに分けてみる。
何を当たり前のことをと思われるかもしれません。
しかしながら、この当たり前のことが意外に出来ていないところというのは多い印象です。
売上は増えているが、ラーメンではなく、サイドメニューの売上が増えている。
それは狙い通りなのかどうか。
数字に縛られ過ぎると動きにくくなりますが、感覚に頼り過ぎると間違った方向に進んでしまうこともあります。
入金方法ごとの売上管理
その売上は、現金なのか、クレジットカードなのか、電子マネーなのか。
一見すると、売上には直接関係なさそうにも思えます。
売上をあげることが大事であって、その入金方法は別になんでもいいのではないか。
そこまでは思っていなくても、そんなに重要視はしていないかもしれません。
ひと昔前であれば、ラーメン屋さんでの支払方法は現金のみが当たり前。
たまにクレジットカードにも対応しているところがあるぐらい。
それが、2020年に始まるコロナ禍を経て、キャッシュレス決済が一気に普及しました。
現金を持っていなくても、支払が出来るという環境が当たり前になりつつあります。
そうなると、支払方法が現金のみというのが売上の足を引っ張る可能性も出て来ます。
もちろん、全てのお店がそうであるとは言い切れません。
だからこそ、自分のお店の現状は把握しておきたいところです。
もちろん、会計処理としては、入金方法ごとに管理しておく方が残高などを合わせやすいというのもあります。
現金での支払いは減少傾向で、キャッシュレス決済が増えてきて、客単価としても高くなっている。
もしそうなっていたら、どうするか。
まずは、それを考えられるスタートラインには立っておきたいところです。
おわりに
今時であれば、Excelなどで自作しなくても、もっと高度な売上管理のツールが多くあります。
大事なことは、自分に必要な機能を取り出して、使い続けることなのかなと思っています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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