雇用保険被保険者資格喪失届をGビズIDで電子申請する~資格喪失届提出後に離職票の交付申請をする場合~
以前の記事でGビズIDを使用した雇用保険被保険者資格喪失届の手続きについて、取り上げていました。
資格喪失の手続きをする際には、離職票交付の「有・無」を選択することになります。
一般的には、離職票の交付を希望される場合が多いかと思いますが、対象者の方に確認すると不要と言われるケースもあります。
ただ、離職票の交付をなしとして手続きしていたのに、後から離職票が必要と言われるケースがあります。
今回は、雇用保険被保険者資格喪失届をGビズIDで電子申請する際に、資格喪失届提出後に離職票の交付申請をする場合について取り上げてみます。
これらの情報は、2024年7月11日現在の状況となりますので、最新情報は、リンク先の情報等を合わせてご確認下さい。
通常の手続きで届出書作成プログラムを利用している場合
雇用保険被保険者資格喪失届をGビズIDで電子申請する場合に、無償で利用できるシステムとして「届出書作成プログラム」があります。
年金機構ホームページ
電子申請(届書作成プログラム)
「届出書作成プログラム」を利用した雇用保険被保険者資格喪失届の電子申請の方法については、別の記事で取り上げていますので、そちらをご参照ください。
離職票交付希望の「有・無」は、下記の項目で選択することになります。
「2 無」とした場合には、離職票の作成をすることなく、資格喪失の手続きのみが行われることになります。
雇用保険被保険者資格喪失届提出後の離職票の交付申請等にかかる電子申請はe-Govのみ
それでは、離職票交付希望を「無」として手続した後に、離職票の交付が必要となった場合の電子申請の手続きはどうなるのか。
「届出書作成プログラム」のメニューには、それらしい項目はないようです。
「雇保離職」のメニューから、もう一度資格喪失届の手続きをすればいいのか。
確認すると、「届出書作成プログラム」では、雇用保険被保険者資格喪失届提出後の離職票の交付申請等にかかる電子申請は出来ないとのことでした。
「e-Gov電子申請アプリケーション」を利用する必要があります。
「e-Gov電子申請アプリケーション」については、別の記事でも取り上げていますので、そちらをご参照ください。
「e-Gov電子申請アプリケーション」で手続検索すると、該当の申請が出て来ます。
申請書入力で、必要事項を入力していきます。
添付資料等は、「届出書作成プログラム」で申請する場合と同じです。
通常の手続きもe-Govで利用可能
この「e-Gov電子申請アプリケーション」ですが、通常の手続きでも利用可能です。
「届出書作成プログラム」のメリットの一つに、一度に複数の電子申請を送信できるということが挙げられます。
雇用保険の資格取得・喪失の手続きをまとめて行う場合には、データを作成して一気に送信できるというのは効率的な面があります。
ただ、毎回数件ぐらいの手続きなのであれば、「e-Gov電子申請アプリケーション」で一つ一つ処理するというのも一つの方法です。
おわりに
どちらが良い悪いというのは一概に言えませんが、状況に応じて使い分けるのが効率的かなと思います。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
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