待ち合わせに対する緊張感
日頃から、人と待ち合わせる機会というのはよくあることです。
家族、友人、お客さんなどなど、その相手は様々。
時間と場所を決めて、そこに間に合うように動いていく。
最近では、スマホがあるので、お店の場所だったり、電車の時間だったり、道順などを手軽に確認することできます。
初めての場所だったり、初めての相手などであれば、待ち合わせに対する緊張感が出てくるものですが、事前に全て調べて確認しておく必要がないというのは、気持ちが多少はラクになります。
それでも、場合によっては、待ち合わせに対する緊張感というのはまだまだ残っているものです。
携帯電話・スマホがなかった頃の待ち合わせ
私が携帯電話を初めて持ったのは大学1回生の頃。
それまでは携帯できる連絡手段というものはなく、家にある固定電話が主な連絡手段でした。
高校生の頃に、ポケベルというのが普及して、一部の人が利用しているのを横目に見ていたぐらいでした。
ポケベルというのは、ざっくり言えば、固定電話からポケベルの番号を押してから、決められた番号を押すとカタカナメッセージとして、相手のポケベルに届くというもの。
「084」 → 「おはよう」
というような語呂合わせみたいなものだったり、
「1」+「1」 → 「ア」
というような対応表がありました。
大学生になって、せっかくだからとポケベルを持ってみたのですが、元々手紙など人とメッセージのやり取りをするという文化がなかったため、全然有効に使えず。
すぐに携帯電話に切り替えることになりました。
思い返してみると、高校生までは携帯電話・スマホなどは持っていなかったことになります。
それでも人と待ち合わせる機会というのは、普通にあったはず。
どうしていたのか。
対面や電話などで、時間と場所を決めて、あとはぶっつけ本番。
基本的には、そこに合わせて動いていくようなイメージ。
もちろん体調不良などで行けなくなったり、時間・場所の変更があれば事前に連絡を取り合うこともありますが、そんなに気軽ではなかったかなと。
中には、全然時間を守らない、待ち合わせ自体を忘れているという人もいましたが。
時間に遅れたり、場所を間違えたりしたらどうしよう。
他の人はさておき、自分としては決まった待ち合わせの予定は優先されるもので、妙な緊張感があるときの方が多かったかなと。
スマホがあっても待ち合わせに失敗することも
携帯電話を持つようになってから、格段に待ち合わせに対する緊張感が減りました。
それは良い面もあるのですが、悪影響が出ることもあります。
緊張感が減り過ぎて、時間にルーズになったり、よく場所を調べずに迷うことが増えていく。
それでも、スマホの便利さに助けられて、何とか帳尻を合わせられることも多かったかなと。
多少は時間に遅れたりすることはあっても、待ち合わせ自体は出来る。
そう思っていましたが、スマホがあっても待ち合わせに失敗することもあります。
パッと思い付くのは、家族で花火大会に行った時のこと。
子供が小学生の頃で、2人ともキッズ携帯を持っていました。
私と妻もスマホを持っていたので、4人それぞれが連絡手段を持っている状態です。
私と長女、妻と次女、それぞれに別行動をしていて、別々の場所から花火大会の会場で合流するという流れ。
人が多いだろうけれど、大人2人がスマホを持っているのだから、何とかなるだろう。
最悪の場合、子供2人のキッズ携帯もあるし。
まずは、私と長女が先に花火大会の会場に着いたので、場所取りをすることに。
花火が見えやすそうなところで、高架下の分かり易そうなところを選んでシートを広げます。
付近の写真を撮って、画像を妻に送っておきました。
程なくして、花火会場に着いたと妻から連絡があり、合流の時を待ちます。
しかしながら、なかなか到着しない。
電話をしてみると、場所が分からないとのこと。
よくよく考えてみると、花火会場は広いので、目印となる高架下も一定の距離ごとに設置されているのでどれかがすぐには分からない。
一つ一つが離れているので、順番に確認するにも時間が掛かる。
しかも、花火大会で人がごった返しているので、なかなか思うように進めない。
結局、連絡は取れたものの、合流は出来ず、待ち合わせは失敗になったのでした。
スマホがない相手との待ち合わせ
この記事を書いているのは、2024年11月12日。
周りを見渡しても、ほとんどの人がスマホを持っています。
家庭環境にもよるでしょうが、小学生であっても、自分のスマホを持っていたり。
そうなると、待ち合わせをする相手もほぼ全員がスマホを持っているような状況になります。
なので、待ち合わせは大体スムーズ。
時間や場所をLINEなどで連絡。
あとは、スマホで場所を地図アプリで確認したり、移動時間の目安を確認したり。
最小限のやり取りで、待ち合わせを迎えることが出来ます。
この便利さは大変ありがたいのですが、逆に言うと、スマホが使えないとなると不便になるということです。
つい先日、子供のスマホが壊れたというので、買い替えることになりました。
学校帰りに途中の駅で降りて、待ち合わせた方が時間的に早くなるというので、時間と場所を打ち合わせることに。
時間は大体〇時ぐらいで、場所をどうするか。
普段、買い物などで一緒に行く機会が多い場所ですが、子供ひとりで行く機会はあまりなく。
スマホがあれば、電話やLINEで誘導することが出来ますが、スマホは使えない。
そうなると、時間と場所の確認は入念に行う必要があります。
時間は前後どれぐらいみておいた方がいいか。
どうしようもなくて時間に遅れる場合はどうするか。
分かり易い場所はどこか。
分からなかった場合に、駅員さんなどに聞くための地図を用意しておこうか。
心配事は尽きません。
用意周到にしておいても損はないので、綿密な打ち合わせとなりました。
おわりに
久しぶりに、待ち合わせに対する緊張感を味わうことになりました。
たまには、こうした緊張感もいいものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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