子供が考えるSNSとの付き合い方
スマホの普及によって、SNSを使うということはごく自然になりつつあります。LINEもプライベートだけではなく、仕事用としての使い方も増えてきており、それ専用のプランなどもあります。大人でもある意味SNSに翻弄されることが多い中、今の子供たちはそれが当たり前の環境で暮らしています。そんな子供たちが今SNSとどうやって付き合っているのか、考えさせられることがありましたので、記事にしてみました。
大人でも翻弄される
大人の代表というわけではありませんが、私自身はSNSに投稿などあまりしないので、使用頻度としては少ない方だと思います。それでも、LINE、Facebook、Instagram、Twitterを定期的に見ていて、内容に関わらず、見始めると止まらなくなってしまうことがあります。特に、気乗りしないことを始める前の時間などは意味もなく投稿記事を追いかけ続けてしまいがちです。少し昔には、ネットサーフィンなる言葉もありましたが、スマホになってからは、パソコンを起動するという手間がなくなり、手軽にネットに繋がる環境が出来たことで、スマホへの依存度も高くなってしまうのかなと思います。
大人でも、仕事の時間や移動時間であったり、危ないので絶対にダメなことですが、歩きながらや自転車に乗りながらでもスマホを触っている人を見かけます。もちろん全てにおいてSNSを見ているわけではないでしょうが、その割合は高いように思います。ダメだと分かっていても、ついついスマホに手が伸びて、本来やるべきことがある時間をスマホを見る時間に使ってしまったり、時には大きな支障がなくても仕事の時間を食いつぶしてしまうこともあります。後になって、後悔することもありますが、なかなか悔い改めるまでには及びません。
SNSについての作文を見て思うこと
長女は小6の時にキッズケータイからスマホになりました。その時から、親との連絡手段が必要であり、LINEも使い始めており、同年代の友達とのやり取りにも使っています。どんなやりとりをしているかまでは分かりませんが、グループLINEに入っていると頻繁に通知音がなることがあるので、ちゃんと活用していて上手く使いこなしているのだなと思っていました。
ある時、長女と話していると、「スマホがなかったらいいのに・・・」ということをポロっと言ったことがありました。聞いてみると、スマホというかLINEのことでしたが、やり取りはLINEでほとんど済ますので、友達と直接話したり、約束したりすることが少なくなってきて、人間関係が希薄になってきているというような趣旨のことでした。私としては、その辺りはの付き合い方は、現代っ子なので上手く使いこなしていると思い込んでいたのですが、子供ながらにも悩みがあるのだなと驚いたことを覚えています。
その後ぐらいに、中学校で「中学生の主張」というテーマで作文を書くという宿題がありました。テーマは「学校生活の大切さ」など3つあります。何を書こうかと長女が思案していたので、「前言ってたスマホの話とかどうなん?」という話をしました。おそらく長女もそのことが頭にあったようで、そのテーマで作文を書くことにしたようです。
出来上がったものを見せてくれたのですが、SNSとの付き合い方を中学生ながらに考えているのだなと感心しました。特にLINEについては、その情報伝達の機能を活かしながら、依存し過ぎず、人との付き合い方は言葉だけではなく、声色、表情などから感じ取り構築していくことが必要という趣旨のことが書かれてあって、そんな風に思っているのだなと新鮮な感じがして、成長していっていることを嬉しく思ったものです。
テスト前にスマホを預ける
つい先日も長女が中学校の期末テストが近づいてきていることもあり、勉強を始める宣言をしました。いつもより始める時期が遅かったのか、少し焦っていたようです。それでも、やっぱりスマホも見たいというので、休憩と称してスマホのチェックをしてしまいがちでした。ある時、長女が妻にスマホを預かって欲しいとお願いしていました。近くにあるとどうしてもスマホを見てしまうので預かっていて欲しいとのこと。きっかけはよく分かりませんが、長女なりに色々考えた末に出て来たSNSとの付き合い方の一つなのだと思います。
自分の時はどうだったかなと思い返してみると、スマホはなかったですが、好きな漫画をテスト期間中は読まないように、本棚に布を掛けたりして、目隠しをしていたの思い出しました。対象となるものは違えど、発想は自分が子供の頃と変わっていなくて、何だか嬉しく思います。
小括
こうやって書いていると長女がものすごく素直な出来る子みたいに思えるかもしれませんが、そんなことはなく普通です。スマホを見過ぎて怒られたり、これやっておいてということを忘れてテレビを見ていたりなど、他の子と同じようにまだまだ成長過程です。そんな子供達でも、色々と工夫しながら、今目の前にある課題に取り組んでいっているので、それを出来る限り応援し続けていければなと思います。
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この記事を書いている人
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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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