自分の言動が思わぬ影響を与えてしまうことを考えておく
先日、あるサービスの対応時間等を大幅に見直すことになりました。
理由はいくつかありますが、色々な事情がある方に対応するため、というところです。
条件はきちんと発信しておくのが前提ですが
モノやサービスを提供する場合、それらを利用するための条件などはきっちり発信しておくことが大事です。
通常の商売などであれば、お金をもらって、モノやサービスを提供することになるので、その辺りの取り決めはお互いにはっきりさせておきたいところではあります。
しかしながら、無償であったり、特別価格など他と差別化するために通常よりも割引している場合などは、その理由などを詳細に説明しておくということはあまりないような印象があります。
こちらの意図を汲みとってくれるだろう、その辺りも踏まえて利用してくれるだろう、という希望的観測の部分があったりすることが多いからかもしれません。
それで上手く回っていけば、特に問題ありませんが、中にはこちらの想定外の利用をされるという場合もあります。
例えば、コンビニに設置されているごみ箱を考えてみます。
お店でアイスを買ったお客さんが、店外ですぐに食べるときに出るゴミを捨ててもらう、ということが想定されます。
お店を利用されたお客さんがちょっとしたゴミを捨てるということも、想定の範囲内かもしれません。
「家庭用ごみの持ち込みは禁止・・・」というような張り紙をコンビニのゴミ箱で見掛けることがありますが、注意書きとしては、その程度でしょう。
本来であれば、注意書きとして、
<このゴミ箱に捨ててもよいもの>
>このお店で購入した商品の包装紙等
>同じ系列の店舗で購入したものであれば可
・・・
<このゴミ箱に捨ててはいけないもの>
>家庭用ごみ
>他店で購入した商品の包装紙等
・・・
というように書いた方がいいのかもしれません。
それも一つの方法ですが、そこは常識の範囲で意図を汲み取るということがあってもいいのかなと思っています。
善意には付け込む隙がある
どこにもそんなこと書いていない、と言われればそれまでかもしれません。
与えられているモノやサービスをある程度の形式に則って便利だから利用する。
このこと自身は特に問題ではないのかもしれません。本当に気付かず、相手の意図に沿わない言動をしてしまうということもあるでしょう。
ただ、何故そこまで詳細な説明が少ないのかは考えておくべきでしょう。
前項の例であれば、コンビニのゴミ箱の注意書きが少ない場合。
あくまでコンビニを利用するお客さんの利便性を高めるため、という意図であり、商売っ気ももちろんあるでしょうが、地域貢献など善意から来るものもあるでしょう。
そうした善意が少しでもあるからこそ、詳細な説明を省いているのかもしれません。手間暇を掛けれないという事情もあるかもしれません。
中には、詳細な説明が書かれたものや注意書きを目立つように大きな張り紙がされているものもあったりはします。
私だけかもしれませんが、そういったゴミ箱を見ると、気分はあまり良くないです。
ゴミをそもそも捨てるつもりがなかったり、そのお店で買った商品から出るゴミを捨てようと思っている場合は特に。
色んな人がいるからこそ、全てに対応できるように、注意事項を全て挙げておけば、こちらが意図しない利用を防ぐことは出来るでしょう。
商売であればなおさら防御しておきたいところです。
しかしながら、善意があるのであれば、少しでも利用してもらう対象を増やしておきたいという気持ちもあるでしょう。
付け込む隙を自ら作っているともいえます。
意図と違うことが続けば
自ら隙を作っているのだから、自己責任でしょう、と言われても仕方がない部分があります。
それはその通りでしょう。
意図と違うことが続けば、その対応を迫られることになります。
一つは、意図がきちんと伝わっていない、汲み取っていただくことが出来ない、ということなので、それを伝えることに注力するという対応です。
前項のコンビニのゴミ箱の例で言えば、詳細な利用方法を記載した注意書きの張り紙をつけることでしょうか。
それでも意図が伝わらなければ、ゴミ箱を見張りつつ、怪しい場面を見掛けたら、確認するために声掛けをする。
現実的には、ここまで対応するのは難しいところでしょう。そこに注力するには、人手を割かないといけないですし、トラブルになったときには、お店に損害が及ぶリスクもあります。
そうなると、対応方法としては、そのモノやサービス自体の提供を無くすということも選択肢のひとつとなります。
元々、無償や安価でモノやサービスを提供していたので、提供する側としては、たちまち損害がでるということはないでしょう。
もちろん、そこから付随して売上があったりすると、多少のダメージはあるでしょうが。
その場合は、善意ではない部分が多いので、モノやサービス提供を商売の一環として考える必要があります。
今まで無償や安価で提供されていたモノやサービスが突然なくなるということがたまにあります。
そこには色々な事情があるでしょうが、自分の言動が影響しているかもしれません。自分への戒めとして気を付けておきたいところです。
おわりに
たまたまかもしれませんが、自分自身も思い当たることがいくつかありました。
意図したものであれば、良くはないですが、認識はあるものです。意図せずであれば、その認識自体がないので、余計に気を付けるべきだなと反省しているところです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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