出来なかった後悔よりもやっておいて良かったを増やせるように
あの時やっておいたら良かったな、と後悔することがあります。
自分にとって重大なことから些細なことまで、思い当たる節はいくつも出てきます。
だからこそ、やっておいて良かったと思えることを増やそうと意識するように心掛けています。
いつまで一緒に行けるか分からないので
最近あった身近な例でいえば、夏の家族旅行。
子供が小さい頃は、大人の予定を合わせることだけに集中することが出来ました。
それでも、仕事の都合やお盆休みの予定などを考慮してスケジュールを考えていかないといけないので、簡単ではありません。
それが、子供が中高生になると、夏休みの課題や部活動の練習・試合などの予定が組み込まれてきて、大人と同じぐらいスケジュールの管理が必要となってきます。
そうすると、まとまった休みを合わせるのもひと苦労です。
この日程なら、3人はOKだが、1人はダメ、などことごとく合わせることが難しくなりました。
あまりに合わないので、今年はなしでもいいかな、という思いもよぎりました。
別に毎年行きなさいと決められているわけでもなく、また来年以降に行けばいいのでは。
しかしながら、よくよく考えてみると、いつまでも家族で一緒に旅行出来るわけではないなと思い至りました。
まだまだ小さいと思っていた子供たちが、小学生から中高生となり、成人していく姿が段々と見えてきました。
そうなると、自立して一緒の時間を過ごせなくなる日もそう遠くないように思えてきます。
たった1回の家族旅行でも、残り少ない機会を逃してしまうことになるので、大事にしたいなと。
そこで、イレギュラーでしたが、夏休みに入るだいぶ前の週末に思い切って旅行に行くことにしました。
スケジュール調整など多少の無理はありましたが、行けて良かったなと思えたことの一つです。
時期が少し遅れていたら、コロナ禍での感染拡大の影響から、旅行に行きにくい状況になりつつありました。結果論ですが、時期を選べたのも運が良かったのでしょう。
もしも、家族旅行を諦めていたとしたら、夏休みに入って、あの時期だったら旅行に行けたかもしれないと後悔していたかもしれません。
私の独りよがりかもしれませんが、一緒に行ってくれた家族も良かったと思っていると信じて、協力してくれたことに感謝しています。
税理士試験
自分にとっての人生の転機はいくつかありますが、税理士業界に入ったというのは大きな転機の一つです。
そこから、税理士資格を取得するため、税理士試験を受けるようになりました。
税理士試験は、1年に1回の試験で、8月に受験して、その年の12月に合格発表がある、というスケジュールになります。
詳細な内容は省略しますが、ざっくり言えば、決められた受験科目の中から、必須科目含めた5科目の合格を獲得することで、税理士資格を得ることが出来ます。
1回の受験で複数科目を同時に受けることは出来ますが、ボリューム的には1回の受験で1科目という場合が多いようです。
単純に考えれば、1年に1科目なので、最低でも5年はかかる計算です。
それも毎年合格することが前提なので、不合格の場合は、その年数だけ遅くなっていきます。
資格取得までの期間としては、長期に渡る方かもしれません。
勉強だけに専念すれば、もっと短期間で終えることも可能ですが、多くの受験生は、税理士事務所などに勤務しながら勉強するという、社会人受験生となります。
仕事をしながらの受験となると、なかなか勉強の時間が取れないなどの悩みがあったりします。
税理士資格は欲しいが、目の前の仕事もしなければならない。
こうして受験生活が長引いていくと、資格取得自体を諦めるという選択肢も出てきます。
それが良いとか悪いとか、そういうことを言いたいわけではありません。
それぞれに事情があって、苦渋の決断をしている場合もあるでしょう。
私の場合は、何とか試行錯誤しながら、続けることを選びました。
それは、理想を追い求めて、自分に打ち勝った、というような格好良いことではなく、税理士資格を取得する!と、親族含めて宣言してしまい、転職までしているので、後に引けなくなっていた、というのが本音のところです。
それでも、嫌々続けていたわけではなかったので、その点は救いだったのかもしれません。
結果としては、税理士資格の取得までこぎつけたのですが、自分に出来ることを諦めずにコツコツと続けて来れたのは良かったなと思っています。
長い受験生活の中では、色々なことがあります。本当に色んなことが。
思い詰めて、自分の人生に絶望感を抱くことがあるかもしれません。それでも、一時の感情に流されずに、やっておいて良かったことを増やせるように、という思いがあったのかもしれません。
独立開業
税理士資格の取得を考えた時には、開業して自分の事務所を持つということに、憧れはありました。
それは、税理士を目指そうと思ったきっかけの税理士さんが、個人事務所をされていた、というのもあります。
ただ単純に「独立」という言葉に惹かれていただけかもしれません。
しかしながら、社会人になってから十数年ぐらいサラリーマンとして過ごしてきた身としては、単なる憧れだけで、実際に自分が独立開業するとは思っていませんでした。
それは、税理士資格がないので、実際問題まだ独立開業は出来ないという現実もあったり。
そこから、税理士資格を取得して、独立開業が出来るという状況になってみて、改めて考えるようになりました。
税理士業界に転職して、やっと10年ぐらい経って、仕事の状況や生活も落ち着いてきたのに、また一から始めることがいいのかどうか。
税理士資格を取得するまで、家族や職場の人から多大な協力をしてもらってきたのだから、これから少しづつ恩返しするべきではないか。
真っ当な理由はいくつも浮かんできましたが、結局は独立開業して上手くいくのか分からないのが怖かった、というのが大きかったのかもしれません。
わざわざそんなリスクを冒してまで、また新たな挑戦しなくても、今の環境でまたバージョンアップしていけばいいのでは、という思いもあったり。
結局は、どんな環境にいても、安定し続けることは難しくて、何かしら挑戦を続けることが必要なのであり、それだったらチャンスが広がる方を選ぼうという思いが強くなってきました。
この時も、年を取ってきて、やっぱりあの時独立開業してたら良かったのかな、と後悔したくない気持ちがありました。
もうすぐ開業して3年になろうとしていますが、やっておいて良かったと思えるように今も日々奮闘しているところです。
おわりに
いいことだけを取り上げてしまいましたが、同じぐらいの失敗を積み重ねてきました。それでも、失敗から学びつつ、良かったことを噛みしめながら、日々過ごせる方がいいのかなと思っています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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