後ろの予定を入れない自由な時間を作っておく
独立開業しているなど、組織に属さずに働いていると、時間の使い方など自由度は増します。
だからといって、全てを自分の好きなように、というわけにはなかなかいきません。
他人からの影響が皆無というわけではない、というのもその一因ですが、私の場合は、敢えて自分自身で縛りを作ってしまうというのが主な要因です。
だからこそ、より一層自由な時間を確保する意識を持つようになりました。
自由だからこそ縛られる
税理士として独立開業していると言うと、自由なんですね、と言われることがあります。
特に他意はなく、自然と出て来た言葉であることがほとんどで、それが独立開業のイメージなのだと思います。
フリーランスと呼ばれる所以なのでしょう。
私自身も、勤務している時、独立開業しようと考えている時には、まさに自由だというイメージを持っていました。
それは、今も大きく変わってはいません。
自由なイメージは変わっていないのですが、自由という土台の上で、何をするのかによる、と今は思うようになりました。
自由という土台の上で、本当に何もしないのであれば、本当に自由です。
何物にも縛られない、というのはこういう状態を言うのでしょう。
しかしながら、働いて生活出来るようにしていく、となれば自由という土台の上で寝転がっているわけにはいきません。
その土台の上に、仕事を載せていく必要があります。
仕事を載せていけばいくほど、自由の領域が埋め尽くされていくので、そのバランスをどのくらいにするかというのが、独立開業してからの課題とも言えます。
本当に何もしない自由というのを求めている人はいないかもしれませんが、私自身は少し期待しているところはあったように思います。
せっかく独立開業したのだから、自由であることを色んな人に伝えたい。
それも独立開業することの良さの一つではありますが、自由だけを満喫しているわけにはいきません。
少しだけ広がった自由を思う存分満喫出来るように、自由と縛りのメリハリを付ける。
私の場合は、自由だからこそ縛られることを積極的に取り入れるようになりました。
平日はしっかり管理する
スケジュール管理・時間管理の方法は色々とあります。
利用するツールやどこまで管理するかも自分に合った方法を探す必要があります。
これが正解、というものはないかもしれませんが、私の場合は割ときっちりと管理する方法が合っているようです。
元々が時間にルーズなところがあるので、縛りをつけておかないと、ダラダラ過ごしてしまう傾向があります。
そのため、独立開業するときには、勤務していたときよりも、更にきっちり管理しないと、崩壊してしまうという懸念がありました。
これまで色々な方法を試してきましたが、徐々に固まりつつあります。
予定をタスクとして登録しておいて、カレンダーにどんどん登録していく。
日時が確定している場合は何時から何時という時間まで、日程だけなら掛かる時間を見積りで入れておく。
当日の朝に、全てのタスクについて、具体的なタイムスケジュールを組んでいく。
当初は、仕事だけでなくプライベートのタスクも同じように管理していました。
基本的には、平日・土曜日の午前は仕事、土曜日の午後・日曜日は休みとしていますので、平日は仕事、プライベートな時間は週末がメインです。
平日は仕事がメインではありますが、朝から晩まで働くということはしないようにしています。
勤務していた時から、仕事の時間は長い方でしたが、それを急に短くするというのも無理があるので、まずは仕事の時間帯を前倒しにすることから始めていきました。
9時~18時
↓
6時~15時
というようなイメージです。
とりあえずは平日の終わりの時間が伸びないように、スケジュールの管理をきっちりするように。
その代わりに、週末の予定は少し緩めに管理するようにシフトしていきました。
週末は後ろの予定を入れない自由な時間を作っておく
週末のプライベートな時間であっても、きっちり管理しておく方が時間を有効に使える場合もあるでしょう。
実際に、仕事以外の予定もきっちり管理していたときには、
これ週末にやろうと思っていたけど、また今度にしよう。
ということは減っていたように感じています。
それが特に苦も無く続けられているのであれば、問題ないでしょう。
それが合っている人もいると思います。
私の場合は、いつからか息が詰まるように感じることがあり、少しやり方を変えることにしました。
基本的には、プライベートの予定でもタスクとして管理する方が効率的な場合が多いとは思います。
掃除する、片付ける、〇〇に行く・・・。
実行する内容と時間が予想出来るタスクについては、きっちり時間の管理までしておく方が有用でしょう。
しかしながら、とりあえずやってみて、やれるところまで・・・のような場合だと、時間の縛りはストレスになります。
私の場合であれば、週末のランニング。
時間を決めずに、今日はこっち方面に行ってみよう、ここまで来たならもう少し走ってみよう。
こうした自由な時間というのは、解放感もあって心地良いものです。
自分が定めたところまでやり切れると達成感もあったり。
たまにランニングのレッスンなどのスポットのイベントが週末にあり、参加することがあります。
自分自身の週末のランニングは早朝から実施することが多いので、そうしたイベントがあっても、その前に実施することが出来ます。
しかしながら、後ろの予定があると、時間を気にしてなかなかやり切れるところまでいけなかったり。
何だか途中で切り上げているようで、消化不良のような気持ちになることがあります。
自分のせいではあるのですが、最近特にそう感じることが立て続けにありました。
ここでもやはり自由と縛りのバランスというのは大事なのだと実感した次第です。
おわりに
自由だからこそ不自由、のような名言もあったりしますが、本当にその通りだなと実感しています。しかしながら、不自由があるからこそ自由が際立つので、その自由を楽しむための方法を選択できるのが、独立開業したことのメリットなのだと思っています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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