固定資産税・住民税などの納付方法でひと手間減らす

事業とは直接関係ないですが、自宅の固定資産税や個人住民税など毎年納付が必要となるものがあります。毎月のことではないとはいえ、年に数回でも納付の機会があり、毎回納付書を持って、金融機関等に出向くというのもひと手間ではあります。

今回は固定資産税などの個人に係る地方税の納付方法について、その概要についてまとめてみました。地方税は、取り扱う自治体によって、電子納税への対応が異なるため、ここでは大阪市を例にして、説明を進めていきます。

大阪市を例にして、是非納付書以外の方法を試してみたいという場合はに、該当する市町村のホームページで希望する納付方法に対応されているかの最新の情報を確認下さい。

市税の種類(大阪市の場合)

大阪市では、市税は「普通税」と「目的税」に分かれています。詳細の説明は割愛しますが、ここでは固定資産税・個人市民税などの「普通税」について取り上げていきます。

大阪市ホームページ
市税の種類

納付の方法(大阪市の場合)

以前は、送られてきた納税通知書に付いている納付書を持って、決められた納期限までに、金融機関等の窓口で支払うことが基本で、今でもそれが主な納付方法になっている印象があります。

しかしながら、納付方法については、その選択肢は年々増えてきています。

大阪市ホームページ
納付場所・納付方法

納付方法はその納付場所によって大きく3つに分けられます。
 ①窓口
 ②口座振替
 ③インターネット

それぞれの納付方法については、上記の大阪市ホームページで納付方法ごとに図解のある詳細な説明がありますので、そちらをご参照下さい。

②口座振替と③インターネットによる納付方法については、金融機関に出向くかなくても良い点と現金を扱わなくても良い点がメリットと考えられます。

③インターネットについては、ご自身が利用されているサービス・金融機関によって使えるかどうかが決まるので、そちらに合わせるのがよいかなと思います。

クレジットカード納付を選んだ場合(大阪市の場合)

大阪市ではほとんどの市税についてクレジット納付をすることが可能です。

大阪市ホームページ
市税クレジットカード納付のご案内

対応するクレジットカードの種類もほとんど網羅されているので、お持ちのカードの種類によってクレジットカード納付が出来ないということはないのかなと思います。

上記の「納付場所・納付方法」の一覧にあるとおり、唯一クレジットカード納付だけシステム利用料として手数料がかかります。納付金額に応じて、手数料は変わっていきます。

クレジットカード納付する場合には、専用のサイトにアクセスして手続きを進めていきます。

大阪市税クレジットカード納付サイト

納付手続きの流れも詳細に紹介されています。

大阪市ホームページ
納付手続の流れ

私自身は、固定資産税・個人住民税ともにクレジットカード納付を選択しています。
手数料が掛かったり、領収書が出ない、納税証明書がすぐに出ないなどのデメリットがよく挙げられています。

手数料については、スマホで決済完了できて、実際の支払いは納期限よりも1か月程延ばせるということを考えると、数百円の手数料が掛かってもメリットがあるかなと考えています。

領収書が出ない、納税証明書がすぐに出ない点については、これまで固定資産税・個人住民税について発行する機会がなく、その頻度も極端に少ないと考えられるのでデメリットとは捉えていません。

おわりに

クレジットカード決済など現金以外の支払い方法にしていると、記録が残るので、後々いつ支払ったかなどの情報が取り易いかなと思い、現金支払いを極力減らそうと考えています。

現金支払いがダメというわけではなく、用途によって使い分けていければと考えています。


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この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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