ボロボロに打ちのめされた時はチャンスかもしれない

今の仕事であったり、得意としていることであっても、最初から上手く出来ていたことばかりではありません。むしろ、最初は全然上手くいかなかったことの方が多いかもしれません。

今回は、今当たり前にしていることが最初どうだったかなと思い出しつつ、今に至るまでを振り返ってみました。

税理士という職業

このブログでも何度か書いていますが、私が税理士業界に入るまでには、一般企業のシステム部門から経理部門への異動を経てという道のりを踏んでいます。就職する前は、大学で経済学部経済・経営学科だったため、会計関連の講義を受けることもありました。ただ、簿記に関する講義を受けた時には、全然が興味が湧かず、むしろ苦手で、きちんと出席していた講義の単位はあまり落とすことはなかったのですが、単位も落としてしまって、ますます苦手意識が強くなりました。

就職してから、経理に関わる仕事をたまたま担当することになり、日商簿記３級の勉強を独学で行って、試験を受けたのですが、１回目は見事に不合格という結果でした。簿記３級自体はそれ程難しくなくて、独学でも書店などで売られている参考書で勉強すれば、大概合格出来ると言われています。特に全然勉強出来ない環境だったとかではないのですが、敢えて言い訳すれば、大学生の時の簿記への苦手意識が消えなかったということかもしれません。

それでも２回目には何とか合格して、調子に乗って簿記２級も受けることにして、その後税理士を目指すことになりました。簿記２級も２回目で合格となりましたが。

簿記の勉強を自主的に進めながら、経理の仕事の幅も広がっていきました。上場企業であったため、会計監査の実務的な対応であったり、決算短信などの適時開示資料の作成などルールに則った処理を覚えながら何とか対応していましたが、一番苦労したのが税務関連の仕事でした。

予備知識なく取り掛かったということもありますが、同僚や先輩の方から申告書の別表作成のための基礎資料の収集などについて教えてもらったりしましたが、全く意味が分からず、理解出来る気がしませんでした。分からなさ過ぎて、質問も出来ない状態です。頭が真っ白になるというのはああいう状態を言うのだと思います。

走ること

小学校・中学校と野球をしていて、高校では陸上部だったということもあり、運動特に走ることは嫌いではありませんでした。小学校ぐらいまでは、短距離・長距離に関わらず、早い方に入っていたので、リレーやマラソン大会などにも積極的に取り組んでいました。

高校では陸上部でしたが、短距離のチームに所属していたため、マラソンなどの長距離を走る機会はあまりはなかったですが、冬場のトレーニングの一貫などで走ることはありました。

そういった意識のまま、大学時代を過ごし、社会人となっていったところもあり、マラソンに対して何だか走れるという妙な自信みたいなものがありました。これまでフルマラソンに出場する機会が２回ありましたが、最初は完走出来ると思い込んでいました。その結果については、何度かこのブログでも書いていますが、散々な結果で時間内にゴールは出来たが、完走は出来ていないというものでした。

今思えば

他にもあると思いますが、これら２つのことについては、今では一生懸命に取り組んでいることになりました。

税理士については、税務申告書の意味が分からない状態で、絶対こんなもの自分では作れないと思っていましたが、今ではそれらをメインで扱う仕事に就いています。その全てを把握して、簡単にササっと出来ることばかりではありませんが、何とか仕事として処理出来るぐらいにはなったのかなと。

マラソンについては、まだフルマラソンの完走は出来ていませんが、それを目指して定期的に練習するようになりました。フルマラソンに出場してボロボロでゴールしたときには、もうこれで走らなくてもいいという諦めの気持ちが強かったですが、今では前向きに取り組めるようになりました。

今また全然結果が出なくて、悔しい思いをしていることがあります。嫌々やっていたところもありますが、それは結果が出ないから余計に億劫になっているのかもしれません。今はボロボロに打ちのめされている状態でもあるので、チャンスかもしれないと思い直して、新たな挑戦を始めようと思い立ったところです。