やっぱり謙虚な姿勢は好感が持てる

自分の行動に好感を持ってもらえるかどうかというのは、サービスを提供する側として意識しておきたいところです。意識し過ぎて、行動が過剰になり過ぎるのはどうかと思いますが、何もしないよりはまだいいのかもしれません。

先日、訪問したラーメン屋さんで目にしたちょっとした行動が、自分の中では非常に好感が持てるちょうどいい対応だったので、自分もこういう意識を持ち続けたいと思えました。

10年以上の繁盛店

具体的な店名を出すと話の論点がズレてしまいそうなので、敢えて出さずに話を進めていきます。訪問時の内容については、後日また別記事で取り上げる予定です。

そのお店は10年以上の歴史があり、ラーメンが好きな人にとってはおそらく誰もが知る有名店です。あまりに行列が出来るので、以前から整理券を配布するようにされていて、書かれている時間になったら再度来店するというシステムになっています。

正直、店構えは歴史ある感じのため、ちょっと入りにくい雰囲気がありました。お店の入り口には大きく「整理券配布中」と手書きの立て看板が置かれていて、敷居は大分下がっていたのですが、少し躊躇していました。

その日は時間があったので、待つのは全然問題なかったのですが、諸事情により朝から何も食べていない状態で、お腹はペコペコでした。お店に着いたのがお昼の12時40分頃。以前入ろうとして、売り切れで食べられなかったこともあり、今回のチャンスは逃したくないという強い?思いもあって、思い切ってお店に入りました。

中には優しそうな店員さんが、優しい口調で「今だと13時30分のご案内ですが、よろしいですか?」と聞いて下さり、即決で待つことにしました。整理券をもらい、ちょっと時間を潰すことに。

座席の移動のお願い

13時30分ぴったりにお店に再訪。店内で食券を買って、案内されたカウンター席に座ります。店内は、一定時間で区切られた整理券のお陰で、待ち時間もほとんどなく、ゆったりとしています。

座席はカウンター席とテーブル席があるのですが、タイミングによっては、1人のお客さんが続き、テーブル席を1人で使われている時に、複数人のお客さんが来られると、テーブル席が空くまで待つということもあります。

ちょうど私がカウンター席に座ってちょっとしてから、その状態となってしまいました。新たに来られたのが2人連れのお客さんだったのですが、少しお待ちいただくように案内されていました。

その後はあまり気にしていなかったのですが、突然私の横の空いていたカウンター席にさっきまでテーブル席に座っていた1人のお客さんが移動してきました。どうやら、店員さんにお願いされて、テーブル席を空けて下さったようです。

これぐらいであれば、飲食店の対応としては、普通なのかもしれません。席の配置の観点から、効率よく座席を活用するために、1人でテーブル席に座っておられる方にカウンター席へ移動してもらい、2人連れのお客さんを待たせることなく、テーブル席に案内する。

お店にとっても、お客さんにとっても、損する話ではないかなと。もちろん、移動させられた方は、嫌な気持ちになることもあるかもしれませんが。

好感が持てた点

当たり前のことかもしれませんが、繁盛店で忙しい中でもきちんとした対応が当たり前に出来るというのはすごいことだなと思います。2人連れの方をテーブル席に案内するときに、こういうシチュエーションでよくあるのが、座席を譲ってくれたということを店員さんが譲られた方に少し大袈裟にお伝えしてしまい、譲られた方が何だか申し訳ないという気持ちになってしまう場合があります。その辺りは、とても上手く誘導されていて、自然な感じでした。

もちろんお店として譲ってくれた方に感謝の意を伝えるということは必要かと思います。その辺りも、ごく自然に、「サービスです。」と言ってトッピングを無料で提供されていました。もので感謝の意を伝えるのがいいのかどうかは分かりませんが、それがお店の誠意であるならば、何でもいいのかなと思います。

一番印象的であったのは、その座席を譲ったお客さんが帰られる際に、厨房にいる店主の方も改めて、座席に配慮いただきありがとうございました、という趣旨のお礼を述べられていたことです。座席の案内に関しては、ホールの店員さんに任せていることも多いかと思いますが、きちんとお客さんのことを見ていないと出来ない対応かなと思います。もしかしたら、サービスでトッピングをお出ししたのも店主の方の判断かもしれません。

繁盛店であっても、状況に合わせて、謙虚な姿勢でサービスを提供し続ける、自分が把握できる範囲でより良いサービスを目指す、このことは自分自身の仕事の在り方にも通ずるものがあります。そして、謙虚ではあるけれども、卑屈にはならないことも大事です。そのお店は、時間帯によっては、整理券をお渡ししてから1~2時間後の案内となることもあります。その時も、すいませんとはいいながら、必要以上に謝ることなく、またお越しくださいと、自信を持って言っておられました。

こういったことの積み重ねがまたリピーターを呼んで、更に繁盛していくのだろうなと思います。

おわりに

税理士というと、先生と呼ばれることもあります。そういった業種であるからこそ、謙虚な気持ちで好感を持たれる立ち振る舞いが必要なのだなと改めて思いました。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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