自分は前に進めているかきちんと振り返る
本日2020年10月1日で税理士として独立開業して1年が経ちました。1年前の今日新たな気持ちでスタートを切ったことが遠い昔のようでもあります。
今回は、ちょうど区切りの日でもあるので、この1年間の振り返りを書き綴っていこうと思います。
1年前の今日
ちょうど1年前の2019年10月1日のスケジュールについて、改めて見返してみました。その頃から、タスク管理を細かく記録してあったので、当日の動きが分かります。
前日は、前職の最終出勤日で、終業後に最後の締めの送別会と称して飲みに誘っていただきました。明日も皆さん仕事もあるし、軽くということでしたが、思いの外遅くまで付き合っていただき、深夜1時頃に帰宅し、2時頃に就寝しました。
税理士として独立開業して最初の日ということで、それまでの起床時間と同じ6時に起きて、身支度等してから事務所に自転車で向かい、8時30分頃には到着し、初仕事を開始しました。
有難いことに以前の事務所から引き続き契約いただいた顧問先がありましたので、初日とは言いながら、月次処理の続きや税務署等の対応など前日までと変わらない部分もありました。
もちろん9月から事務所を借りて準備を進めていたとはいえ、事務所に足りない備品などはまだまだたくさんあって、その手配や買い物などに追われる時間の方が多かったですが。
やることはまだまだあったのですが、朝型のスタイルで進めていこうという思いが強かったので、17時頃には仕事を切り上げて、夜は家族と一緒に夕食をして、好きなテレビを観るという、それまででは考えられないような生活からスタートしました。
良い悪いは別として、それまでは家族と夕食を一緒に食べるということがほとんどなく、たまに早く仕事から帰って一緒にご飯を食べていると、子供達が驚いているというような状況でした。そんなささやかなことではありますが、家族との時間を取れることに嬉しさを今でも感じることがあります。家族はどう思っているのかは、まだ聞けていませんが、独りよがりでないことを祈ります。
思い描いていたこととのギャップ
初日のスタートからしばらくは事務所の環境整備や引き継いだ顧客の対応などで、仕事をすると決めていた時間は埋まっていきました。事務所としての方向性みたいなものが定まっていない状況でもありましたので、何となく気持ちがフワフワとしていたように記憶しています。
当初は、仕事をする環境をある程度整えて、新しい顧問先を増やしつつ、というようなことをぼんやり思っていました。スタートしては最低限の顧客を以前の事務所から引き継いでいたのですが、自分としてはまだ余力があったので、この1年でもいくつか新しい顧問先と契約して収入も増やしていかないとなどと目論んではいました。
しかしながら、今年2020年2月頃から新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響もあって、人にお会いしてというような活動はしにくい状況となり、思い描いていたような営業活動自体がほとんど出来ず。もちろん、この状況でも臨機応変に対応して新規の顧問先と契約されている事務所はあるとは思うのですが、1年目でのこの状況というのはキツかったというのが正直なところです。
そうこうしているうちに、新しい事務所としては、初めての確定申告や決算などを迎えて、システム的な処理に悪戦苦闘しながら、夏頃までを駆け抜けていったので、そんな余裕はなかったといえばなかったとも言えます。
顧問契約をベースに考えるならば、現状維持だったというのがこの1年のひとつの側面と言えます。
中身は変わっている
しかしながら、新しく取り組めたことも多かったように思います。顧問先との資料のやり取りや報告資料の提供方法など、以前の事務所から引き継いだ顧問先であっても、双方にとっての効率化を進めることが出来ました。
また、それまで請け負っていなかったサービスの提供を新たに始めることで、顧問報酬以外の報酬をいただくということも進められています。この点は、前職の事務所であれば、別途報酬としていただくことは難しく、顧問契約の範囲内となっていたかもしれません。
自分が開業していることで、同じ事業主という立場で、顧問先の事業主の方とお話が出来るようになって、きちん趣旨を説明し、サービスに対する対価をいただくということの理解と同意を得ることがし易くなったように思います。
もちろん勤務している時から、きちんと報酬の話を出来るという方もいらっしゃるとは思うのですが、自分に直接関わる収入と考えれば、より現実味を持って考えることが出来るかなと。
直接の顧問契約という形以外にも単発サービスという提供方法もあり、そうしたお話はむしろ新鮮で今までであれば経験出来ないものでした。税理士という立場以外にも、事業主であったり、経営者であったり、ひとりの人間としてなど、色々な立場でお話をして、間接的であったとしても、その方の役に立つことが出来るというのは、自分にとってこれからの可能性が広がるのかなというのが実感です。
ただ、色々な仕事をいただきながら、忙しく過ごすようになると一見充実しているように思いますが、そこに時間を掛けるだけのメリットやきちんとした報酬という形があるというのは常に気を付けておきたいところです。忙しく働くことが目的なのではなく、充実した気持ちで働くことで、自分にとっても相手にとっても楽しく有意義な人生を送りたいというのが理想なので。
おわりに
あまり振り返ってばかりだと、過去に縛られそうですが、1年ぐらいのスパンであれば有意義なものとなるかなと思います。何か劇的に変わったわけではありませんが、日々少しづつ変化しながら、2年目に突入していく所存です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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