オンラインが合う場合と合わない場合

2020年は新型コロナウィルス感染症の影響で、生活スタイルや仕事のやり方が大幅に見直されている部分があります。直接的に効果のある治療薬やワクチンが確立されていない現状では、特に、人との接触を避けることが感染拡大抑制のベースとなっています。

そのため、リモートワークやリモート面談など、オンラインを活用した手段が急速に広まっているように感じます。まだまだ、予断を許さない状況は続いていますが、一時期に比べると、人と接触する機会を抑制するだけではなく、対策をしながら積極的な活動をしていく、ということが必要ともなってきています。今回は、そんな現状においてのオンラインの活用について改めて考えてみました。

2020年春頃の状況

2020年2月頃から、テレビのニュースなどで新型コロナウィルスについての報道を意識し始めたように記憶していますが、その影響を強く感じたのは、子供たちの学校が2月末から休校となるというお知らせを受けてからでした。

それまでは、何となく危ないウィルスが流行しているらしいぐらいの感覚で、気にはしつつも自分に直接関わってくるものではないのではとどこかで思っていました。いざ、学校がしばらく休校となって、授業が出来ないという状況が続いていく中で、オンライン授業などオンラインを活用した対応策というのが出て来て、そこで改めてオンラインの必要性というのを身近に感じるようになりました。

仕事においても、税理士として独立開業したばかりではありましたが、人と会うということを前提としている部分が多かったので、影響を受ける部分が出始めていました。顧問業務を中心として、毎月顧客先へ訪問しているのをどうするか。基本的には、相手の意向に合わせて、マスクをしたまま対面しての面談を続けたり、Zoomなどのオンラインツールを使って面談して、資料等のやり取りはメール・郵送などで対応したり、選択をする必要がありました。

顧客以外にも業者の方との打ち合わせや情報提供など対面で面談をしていた場合には、オンラインでの打合せに切り替えたり、面談を延期してもらったり、人との接触を避けることを第一に考えて、判断していたように思います。

世の中の流れとしては、リモートワークなどオンラインを推奨する流れとなってきており、こちらからオンラインで行うかの確認をするまでもなく、自然に相手から提案がある、というよりも、むしろオンラインを前提として対面が例外のような風潮になってきていると感じています。

少しづつ違和感がある場合も

私自身は、新しいこと特にシステムに関わることなどを取り入れるのは抵抗がない方だと思っています。新型コロナウィルス感染症の影響が拡大する前から、リモートワークの中でも家で仕事が出来る環境・体制が構築できないか考えながら、試験的にその運用を始めたりもしていました。

以前は、税理士業の中では、事務所以外で業務を行うというのはハードルが高いところがあったりで、その業務範囲については、気を付けているところがありました。しかしながら、急速にリモートワークが広がる中で、税理士会としても迅速な対応が必要ということで、事務所運営におけるリモートワークのやり方の指針が示され、リモートワークがし易い環境になりました。

結果的には、大手を振ってリモートワークの環境・体制を整えることが出来るようになったので良かったのですが、世の中の流れよりも少し先行して進めていきたい気持ちもあったので、そこは少し複雑な心境ではあります。

リモートワークの中でも、事務処理的な業務など、所内でのやりとりや外部とのやりとりについては、対面である必要はほとんどなく、リモートで充分なのかなと今のところは思っています。

セミナーなどもリモートであれば、場所・時間の制約がなくなることで、これまで参加出来なかったセミナーを受講することが出来るなどメリットは多いと感じています。実際に、オンラインであれば参加人数の制約もなく、費用も比較的安くなっていることが多いので、気軽に参加出来るようになりました。

その反面、一つ一つのセミナーへの自分の向き合い方が少し雑になってきているような気もしています。誰も周りにいない状況で、パソコンの前に座って映像と音声を流していると、パソコンやスマホでちょっと他のもの見てしまったり、ライブ配信の場合であれば開始時間に遅れそうでも気にしなくなったり、予定に入っているけど、こっちの仕事をやらなければと受講しなかったり。もちろん、きちんと受講されている方もいるので、私だけの問題かもしれませんが。

仕事の時の相手の服装や見た目などはあまり気にしない方だとは思うのですが、業者の方とオンラインで打合せをする際に、ご自宅で髪の毛がボサボサであったり、明らかに髭の手入れがされていないのが目に付いたりするときには気持ちのいいものではありません。それは、見た目がというよりも、態度にも現れていることが多々あり、残念な気持ちになることがあります。

これからの自分なりの向き合い方

これからは、オンラインの使い分けというのがより重要になってくるのかなと思っています。事務処理的な業務などのやり取りについては、オンラインを積極的に活用していくべきでしょう。そして、日々のやり取りについて、齟齬がないか確認のために対面でお話しすることもたまには必要かなと思います。

日々の慰労の意味を込めて、食事をしながらなどでもいいかもしれません。どんなに処理内容について正確に伝える文章力や表現力があったとしても、自分の気持ちや感情を詳細に描写することは難しいと思います。会って話をすることで、その声のトーンや表情、雰囲気などから感じ取れることは多々あります。

もちろん、対面だから全てが分かるわけではありません。だからこそ、人間関係で上手くいかないことが今も昔も続いているのだと思います。対面であっても分からないことばかりなのに、オンラインになったらどうなるのか。今のところはっきりした答えはありませんが、想像するに、言葉によるすれ違いや勘違いが今よりも増えてしまう可能性はあります。

やはりここぞという時には、感染対策をしっかり行った上で、対面で思いを伝えるということは必要なのだと思います。オンラインの活用はこれから必須のことではありますが、そこに甘んじて自分がサボるためだけの言い訳にならないように気を付ける必要があるなと自戒の意味を込めて振り返っています。

おわりに

オンラインが一気に浸透して、便利だなと感じる部分もありますが、それはオンラインにする必要があるのか?と疑問に思うこともあります。世の中の流れに乗っていくことも大事ですが、その中でこれは本当に必要かということは忘れずに意識しておきたいところです。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

プロフィール写真 税理士 藤園 真樹(ふじぞの まさき)

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

大阪市福島区を拠点に活動中。
オンラインも活用しているので、対応エリアは問いません。

平日毎日でブログを更新中。

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